YouTube「井上透ゴルフ大学」の「ガチンコゴルフクラブ」という企画動画をよく見ている。募集したアマチュアゴルファー 6人を1年間、井上コーチが指導するという企画である。アベレージ 90 というゴルファーがシングルをめざしたり、シングルプレーヤーがクラチャンをめざしたり、強い目的意識を持って上達に励んでおり、その指導内容が自分にも刺激になる。特に難しいゴルフ場でのコースレッスンでは、井上コーチの知識量と流暢な喋りに驚くとともに、実戦での考え方・マネジメントを学ぶよい機会になっている。
その企画動画の中で勧められていた正しいパッティング・ストロークを身につける練習器具「トゥループレーン」を思わずポチってしまった。値段を見て、一瞬迷ったのだが、楽天ポイントが 2,000点あったことに後押しされた。室内用の練習器具が、加わったことになる。
傾斜のついた透明のアクリル板に、正しいパッティング・ストロークのスイング・プレーンがプリントしてあり、それをなぞってパターを振る。この素振りをただひたすら繰り返すことでイン・トゥー・インで、フェースが開閉するパッティング・ストロークを身につける。プリントしてあるヘッドの軌道は、左右対称ではなく、若干アッパーブローにインパクトするものとなっている。
実際にやってみると、思った以上に、フォローでインサイドに入ってフェースが閉じていく軌道であることがわかる。パッティングのヘッドの軌道がイン・トゥー・インになることによって、球を捕まえることを実感できる。僕はクロスハンドでパターを持つので、インサイドではなく、ターゲットに向かってストレートにフォローを出す傾向があるようだ。
そしてこのストロークの軌道により、球に真っ直ぐ順回転がかかり、よれずに転がりのよいパットとなる。ストレート・トゥー・ストレートに振るものだと思っていた僕にとって、ちょっと驚く「目から鱗」の発見であった。
真っ直ぐに引いて真っ直ぐに出す、ストローク中フェースはスクエアに保持する。これはデイズ・ペルツ博士の『パッティングの科学』の教えであった。トゥループレーンの軌道とは矛盾することになるが、そのディブ・ペルツ博士が考案した練習器具「パッティング・チューター」も併用したら、あら不思議。イン・トゥー・インでフェースを開閉させた方が、パッティング・チューターの狭いターゲットを通過させることができる。
これは面白くなってきた。「パッティングだけは練習で上級者になれる。シングルプレーヤーになれる。」井上透プロの言葉を信じて、地道に練習をしてみよう。
1mを外さなくなるパター練習法。パターのストロークが見違えるように安定して、100切れます。【井上透ゴルフレッスン】
- 作者:ペルツ,デイブ,マストローニ,ニック
- メディア: 単行本