Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

初めてのゴルフ場で人生初の70台!5年ぶりの自己ベスト更新!(GMG八王子ゴルフ場 Back AG 西→南)

ゴルフスクール仲間と、そのホームコースである GMG八王子ゴルフ場の西コース → 南コース(Backティー:6,183ヤード、コースレート:70.5、ボギーレート:93.2)をラウンドする。

朝 8時半のスタート時の気温は 0度、ラウンド終了した 14時の最高気温が 6度という真冬のゴルフ。午前中は曇ったままで気温は 3度までしか上がらなかった。朝一番のフェアウェイは霜で白く覆われているし、ラフは氷交じりで滑りやすく、シューズに着いた氷を落とす必要があった。

しかも僕は右膝に溜まっていた水を抜いた翌日であり、サポーターを巻いたまま。できるだけカートに乗って右膝に負担をかけないようにしていた。決して万全ではない状態ではあったのだが、何と初めて訪れたゴルフ場で人生初の 70台!5年ぶりの自己ベスト更新!という望外の結果となった。46歳でゴルフを始めて、15年目にして初の快挙である。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2023.1.17GMG八王子 Back 西→南(AG) (70.5/93.2/122)618372794039364334709.6ft、曇りのち晴れ

  1. スコア:79、パット:32(1.78)
  2. ショット(60Y以上):36、ショートゲーム(60Y未満):43、ペナルティ:0
  3. パーオン率:44.4%、ボギーオン率:50.0%
  4. バーディ率:0%、パー率:61.1%、ボギー率:38.9%
  5. ダブルボギー率:0%、トリプルボギー以上率:0%
  6. フェアウェイキープ率:35.7%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:0%
技術面

スタッツから振り返ってみよう。まずショット。ドライバーのフェアウェイキープ率は低いが、2打目が打てるところにあり、セカンド以降のショットがよかった。パーオン率 44.4%、ボギーオン率 94.4%、60ヤード以上のショット数 36 は理想的だし、OB やペナルティもゼロ、そして最近一発脱出できずにスコアを崩す要因にもなっていたガードバンカーに、一つも入れなかった。

怪我の功名というべきか、右膝に負担をかけないよう、フルショットではあるものの、マン振りせずフィニッシュが決められるスピードで振っていたのが、功を奏したように思う。ドライバーはいつもと違って、右ではなく左に真っ直ぐ飛ぶ打球が多く、切り返しを急いでいた可能性は高い。しかしとにかく急がずに、切り返しの間を作ることを意識して、リズム・テンポに気をつけてスイングしたことが、大きなミスショットにならなかったと思う。

またセカンド以降、厳しいライからの 3U や、距離を稼ぎたい 5W の精度がフェアウェイの幅に収まっていたのがよかった。ミドルアイアンもまずまずで 6I でパーオンしたり、7I で花道に行ったり。グリーンを狙うショットは 90-130ヤードが多く、ショートアイアン・PW にて。ショートアイアンを左に引っかけることも多かったが、アプローチでリカバーした。

一方、60ヤード未満のショートゲームは 43打、うち 32 パットなので、11ホールでグリーンの外からアプローチしたことになる。今回 40-60ヤードが残ることはなく、ほぼ 10-30ヤードのグリーン周りのアプローチばかりで、あまり大きなミスをしなかった。また冬場ということで、あえて 56度のウェッジを使わずに 50度で砲台にワンクッションさせたり、パターで転がしたりもした。そして 1m - 1.5m 以内のパットをすべてきっちり決められたのが、スコアメイクに大きく貢献した。

コース

コース自体は、コースレート・ボギーレートともに決して易しくはないと考えられる。ただし距離が短い。このためグリーンを狙うショットでは、長いクラブを持つ必要がなく、ほぼアイアンやウェッジでのショットとなった。

そして僕のホームコースの入間カントリー倶楽部とは違って、グリーン面が見えるホールが多く、打ちやすかったと思う。逆に打ち上げ・砲台グリーンでグリーン面が見えないホールについては、ホームコースで鍛えられているので苦にならなかった。

ゲームの流れ・メンタル面

真冬だし、右膝のこともあるし、ラウンド中あまり自分に期待していなかったのもよかったかもしれない。前半・西コースを 40 で終えた時は「あぁ、これで後半 40台後半で回っても 80台が出せる」くらいの気持ちだった。「よっしゃ!今日はアルコールフリーで後半も頑張って自己ベスト更新しよう!」などと欲張ったことは考えず、冷え切った体を、焼酎のお湯割りで温めた。生姜焼きで体力回復である。

後半・南コースも調子がよく、パーがたくさん取れている。そう感じて人生初の 70台を意識したのは、3連続パーで 5番を終わり、後半 1オーバー、トータル 5オーバーだと気づいた時である。内心「こんな調子が続くはずがない」「70台は無理だろう」と思いつつも「こんな機会は二度と来ない。頑張れるだけ頑張ってみよう」と考えていた。しかし 6番で 1.8m、7番で 2m のパーパットをわずかに外して決められず、残り 2ホールともパーを取らないと、70台に届かないところまで追い詰められた。

8番パー5 で 1m のパーパットを慎重に沈めて、望みをつないだ。いやが応でも緊張感は高まっている。

最終 9番ではドライバーを左にミス。残り 172ヤード、打ち上げを入れてピンまで 185ヤードもあるラフに残り、ほぼ万事休すかと思われた。しかし「あきらめるのはこのショットをミスってからだ。」そう思って打った 3U のショットがうまくミート、手前のサブグリーンの砲台に当たり横にキックして、メイングリーンの花道に止まる。

残り 25ヤードを 56度のウェッジで寄せたものの、最後の 80cm のパットはさすがに痺れた。だが頭の中では冷静に「芯で打つ。順回転させる」ことだけに集中していた。運命の一打が真っ直ぐ真ん中からカップに入った時の嬉しさ!そして達成感!思わず一緒に回ったメンバーとグータッチした。

ゴルフスクール仲間というメンバーに恵まれたこともあるだろう。10数年前は泊りがけの合宿も行ったこともあり、気心も知れている。当時初心者だった僕が迷惑をかけた先輩たちでもある。最近は一緒に回る機会も少ないので、いい意味で緊張感もあった。

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練習

そういえば、今朝はショット練習をする時間がなく、練習グリーンでパットを転がしただけだった。以前もショット練習をしないで、いいスコアが出たことがある。月例競技でもショット練習をしないというゲン担ぎをしてもいいのかもしれない。

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そうそう、ホームコースの入間カントリー倶楽部において、一昨日はライバルが月例競技でベスグロを出したし、その前日、別の上級者の友人も去年のシニアチャンピオンと一緒にバックティーから回って、79 というスコアを出していた。そんな報告をもらっていたので、大いに刺激を受けたこともあっただろう。

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昨日、右膝に注射して水を抜いた後は、脚がフルに動かせるようになったので、夜そのままゴルフスクールに行き、切り返しのタイミングの調整をしていたのだった。当日の朝は練習しなかったが、前夜の練習でうまく調整ができていた可能性がある。

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余韻に浸る

ゴルフスクールのコーチに知らせたら「ようやくご褒美が来ましたね!今晩は祝杯ですね!」というメッセージが届いた。そう、早速プチ贅沢なビール、Spring Valley で祝杯を上げ、今日の余韻に浸っている。

それにしてもよく 70台にたどり着いたなぁ。緊張の中にも冷静さを保てた自分がいた。ミスもありながら、いくつかの幸運にも助けられ、すべてがいい方向に回転した一日であった。ゴルフを始めて 15年目。そしてホームコースで 83 という自己ベストを出してから、実に何と 5年もの月日が過ぎている。長かった!あきらめずに練習してきてよかった!

そしてハンディキャップは、17.2 から一気に 14.9 まで向上した。WHS における「例外的なスコアによる低減調整」(PDF)なるものが適用され、直近 20ゲームのスコアディファレンシャルが -1.0 となっている。14.9 って、ホームコースの月例杯の Aクラス入りを果たせた、ということになるのではないか?もちろん今回はまぐれであって(何しろ今年に入ってから 96 が 2回ある)、最大瞬間風速みたいなものではあるが、この一瞬においては今年の目標を達成したことになる。まぁ、すぐに馬脚を現して、Bクラスに戻ってくることになると思うが…。

まずは Aクラスに定着できるように実力を磨きたい。今回のまぐれの 70台はともかく、90切り、80台をもっと安定して出すこと。そしていつかホームコースで 70台を出したい。精進していこう。

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おわりに:全ホールの振り返り

最後に、今日のスコアカードを見ながら、各ホールの内容をメモしておく。

西コース

  • 1番 Par 4:
    • ティーショットは左の斜面へ。残り 185ヤード、かなりのつま先下がりの斜面だったが、3U がグリーン近くまで届く。
    • 最初の寄せは 6m を残す。予想以上に転がらず 1m を残すがそれを決めてボギー。
  • 2番 Par 4:
    • ドライバーがナイスショット。残り 127ヤード、9I が少しダフリ 25ヤードを残す。
    • 56度の寄せはオーバー、エッジからパターで 1m まで持ってきて、それを決めてボギー。
  • 3番 Par 3:
    • 120ヤードを PW で乗せる。12m のロングパットを 1m まで持ってきて、それを決めてパー。
  • 4番 Par 4:
    • 200ヤード打つとグリーン前の池に入るホール。
    • 5I でティーショット、残り 95ヤードの打ち下ろしが残る。50度のフルショットでピンを 12m ほどオーバーするが、50cm に寄せてパー。
  • 5番 Par 4:
    • ドライバーは右に。幸いグリーンが狙えるラフにあった。残り 183ヤードを 3U で打つ。
    • ピンまで 30ヤード、寄せは 6m ほどオーバーするが、2パットのボギー。
  • 6番 Par 3:
    • 20ヤードほど打ち上げている短いショートホール。
    • 上りを入れてピンまで 90ヤード、50度のフルショットをするが、グリーンに止まらず奥にこぼれる。
    • 下り 6m をパターで寄せるも、ピン横 2m のパーパットが残る。わずかに外れてボギー。
  • 7番 Par 4:
    • ドライバーがいい当たり。残り 100ヤードの左ラフに行く。
    • PW のコントロールショットで 2.5m にパーオン、バーディパットは惜しくもカップに蹴られる。パー。
  • 8番 Par 5:
    • ドライバーは左ラフへ。5W で残り 85ヤードへ。
    • 50度の当たりはグリーン右にこぼれる。56度で 1m に寄せて、寄せワンのパー。
  • 9番 Par 5:
    • ドライバーは飛んだが左の斜面へ。
    • 残り 205ヤード、打ち下ろしを入れると 195ヤード。かなり厳しい傾斜体が、思い切って 3U で打つが大きくダフってしまう。
    • 残り 110ヤードを PW でパーオン、2パットのパー。

南コース

  • 1番 Par 4:
    • 右の山すそに向けたドライバーがいい当たり。フェアウェイ真ん中、残り 163ヤード。
    • 6I でパーオン、2パットのパー。
  • 2番 Par 4:
    • ドライバーは右へ。OB が近かったが何とか右の斜面の平らな段に残って、命拾いする。
    • 残り 125ヤード、9I が引っかかりショートする。つま先上がりでもあるし、8I のコントロールショットを選択すべきだった。
    • 56度の寄せはピンを 1mオーバーする。きつい下り傾斜、触るだけのパットは無情にもわずかにスライスして外れる。ボギー。
  • 3番 Par 4:
    • ドライバーはまずまずの当たりだったが、左のフェアウェイバンカーに捕まる。
    • 残り 120ヤード、9I でうまくパーオンすることができ、2パットのパー。
  • 4番 Par 5:
    • 長い上り坂が続くホール。ドライバーをミス。5W で残り 115ヤードの地点まで運ぶ。
    • 上りを入れて 127ヤード、9I のショットが左に大きく引っかかる。左足上がりでもあり、8I のコンロトールショットを選択すべきだった。
    • 56度の寄せが 30cm に寄り、パー。
  • 5番 Par 3:
    • 154ヤード、打ち下ろしを入れると 137ヤード。8I のフルショットは大きく左に引っかかる。
    • 56度の寄せが 1.2m に寄る。慎重にラインを読んで、ワンパットのパー。
  • 6番 Par 4:
    • ドライバーはドローがかかって、フェアウェイ真ん中へ。
    • 残り150ヤードのアゲンスト。7I をミスして砲台グリーンの下の花道へ。
    • ここがボールのコレクション・エリアとなっており、ディボット跡がたくさんあるかなり悪いライ。
    • 56度は無理と判断、50度のワンクッションで 1.8m に寄せる。これがカップを覗き込む形で外れてボギー。
  • 7番 Par 3:
    • ピンまで 120ヤード。左の池を嫌った PW のショットは右に出て、ピンまで 12m のところにオンする。
    • 下りのパットが真っ直ぐそのままピンを通過、上り 2m を残す。
    • 返しのパットが弱く、わずかに右に切れる。ワンオン 3パットのボギー。
    • この連続ボギーで後半 3オーバーとなり、後がなくなった!
  • 8番 Par 5:
    • ドライバーは左ラフ。5W で残り 116ヤードまでのフェアウェイまで運ぶ。
    • ピンの奥は OB、PW のコントロールショットで 100ヤード前後を打ち、6m のところへパーオン。
    • 下りのラインでピンを 1m ほどオーバーする。慎重に沈めてパー。
  • 9番 Par 4:
    • ドライバーを左にミス。残り 172ヤード、打ち上げを入れてピンまで 185ヤードもあるラフに残り、ほぼ万事休すかと思われた。
    • 3U がうまくミート、手前のサブグリーンの砲台に当たって横にキックしてメイングリーンの花道に止まる。
    • 残り 25ヤードを 56度のウェッジで寄せたものの、最後の 80cm のパットが残る。
    • 痺れつつも何とか集中、真ん中から沈めてパー。
    • 人生初の 70台達成!

こうして見ると、ミスをしながらも、幸運もあって 70台にたどり着いたのだと、改めて思う。

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