Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

夏ゴルフ旅2日目:アプローチミスの連鎖から大叩き(烏山城CC 本丸→二の丸)

1泊2日の夏ゴルフ旅。2日目の朝は 4時半に目が覚める。ホテルのバルコニーから朝日に映える烏山城カントリー三の丸コース 9番ホールを眺める。涼しい。この気温であれば、高原リゾートゴルフなのだが、そうは問屋が卸さず、今日も 37度の猛暑となる。昨日より早めの時刻にスタート、日傘をさしながらラウンドした。

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早朝の烏山城カントリークラブ三の丸コース 9番ホール

今日は、本丸 → 二の丸と回る。昨日の午後の本丸コースでは最終ホールで大叩き、そのリベンジを期したが、今日はショートゲームのミスの連鎖で大叩きした。5番パー3で 9打、8番パー4で8打、9番パー5で10打。何と 59(19パット)!初心者のようにグリーン周りを行ったり来たりした。

3番は、距離のあるショートホール、3U が少し左に引っかかり、バンカーの土手の左下がりの傾斜に。非常に難しいライで素振りも慎重に行う。にもかかわらず、ミスして目の前のバンカーに入れてしまう。そこからのバンカーショットがホームラン、グリーン向こうの OB に消えた。打ち直しも砂に弾かれ、あわや OB。残っていたボールのライも悪く、これもミス。ショートゲームのミスの連鎖で 9打(+6)。

8番は、先が見えないブラインドからのセカンドで、ナイスショットしたものの、右サイドの OB に行ってしまった。コースを知らないがためのマネジメントミスである。

9番ホールは、パーオンを狙った 3打目が薄くて手前のバンカーに。そこから脱出に 2打、そしてグリーン手前からのアプローチがトップしてグリーン奥へ。ここからさらにミスと、ショートゲームのミスの連鎖で 10打(+5)。

すっかり意気消沈してしまった。昨日頼んで美味しかった「凍らせレモンサワー」をランチタイムに飲んで、すべてを忘れたいところであったが、熱中症予防を考えて我慢する。

後半の二の丸コースでは心をリセットして、45というスコアを目標にした。ドライバーは少し当たりが戻ってきたものの、1番、2番とフェアウェイバンカーに捕まり、連続ダボ。設計者・井上誠一の罠なのか、フェアウェイバンカーの難しい場所にボールが止まるようになっている。そして安定しないドライバーが、ついに3番で右OB。この時点で「これはもう粘れないな」と気力が失われた。

しかし打ち直しのドライバーショットがこの日一番のナイスショットとなり、よく飛んだ。このホールをダボ(いわゆる「OB パー」)で通過。これで開き直れたのか、4番からは 4連続でパー。ドライバーショットが安定すると、パーが取れる。当然、失われた気力もよみがえってくる。

だが 8番でショートパットを右にわずかに押し出して連続パーは途絶えた。最終 9番では、またもアプローチミスからグリーンを横断、その先のバンカーに入れてしまい、トリを叩くも、何とか 46(14パット)で終了することができた。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2023.7.30烏山城CC 本丸→二の丸 (70.0/93.0/124)6343721055946426033339.2ft、晴れ

  1. スコア:105、パット:33(1.83)
  2. ショット(60Y以上):42、ショートゲーム(60Y未満):60、ペナルティ:3
  3. パーオン率:16.7%、ボギーオン率:38.9%
  4. バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:27.8%
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:22.2%
  6. フェアウェイキープ率:57.1%、OB 発生率:16.7%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:16.7%

自分のゴルフの脆さが全面に出たラウンドであった。2日間を通して、大叩きするホールが多過ぎた。酷暑という条件もあったが、技術面というよりメンタル面での未熟さが出たと思う。

結局、僕の場合、2つの側面で弱点がある。

  1. ショートゲームでのミスの連鎖
  2. ドライバーに不安がある時に、最後まで耐えられない

どちらも技術というより、メンタルの問題である。

友人にも指摘されたが、1. については、たとえば花道からトップしてグリーン奥まで行った後に、ミスを重ねる傾向がある。一つの小さなミスを自分の中では大きなミスと認識してしまい、その後の心のリセットがうまくできていない。やってしまったミスは、既に過去のもの。次の一打、現在の一打に集中すべきなのに、直前のミスをひきずり、さらにミスの連鎖を起こす。ミスを一打で断ち切る。そういうメンタル、心の整理が求められる。

今回は、難しい左足下がりの傾斜からのミスに端を発して、大叩きする場面が 2回ほどあった。一度目はミスショットして手前のバンカー。二度目は逆に打ち過ぎてグリーン・オーバー。左足下がりは、自分ではそんなに不得意ではないと思っているので、最初のミスでがっかりしてしまうのだろう。心の整理がつかないまま、次打への集中力が取り戻せないまま打って、ミスを重ねてしまう。たとえば今回、ガードバンカーの砂は一様に硬く、バンスが弾かれる傾向にあった。56度ではなく 50度に持ち替えるなどの冷静さがあってもよかったと思う。

技術的な要因はあるものの、2. についても、心が揺さぶられているという意味ではメンタルの問題である。練習場ではナイスショットを連発していても、朝一のドライバーショットでミスをすると、その日のラウンドは常に心に不安を抱えたままとなり、だんだんとおかしくなる。

今回、テンプラや左に行くドライバーショットのミスが多かった。そういうミスを呼ぶ技術的な要因は、リズム・タイミング・力感である。

  • 上体が左に突っ込んでいる
  • 切り返しの間が取れず、叩きに行っている

こういったエラーが起きている。それを防止するために、練習場でのメトロノームのテンポを思い出すなど、いろいろ工夫はするのだが…。

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練習場と同じリズム・力感で振れないのは、欲・怖れといったメンタルの問題に起因する。倉本昌弘プロの『本番に強くなるゴルフ』の教えを、何度も心に刻み、練習を重ねる必要がある。

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烏山城カントリークラブは、とても面白いゴルフ場だった。本丸は、僕のホームコースの入間カントリーを思わせる起伏と砲台グリーン。二の丸は広く、三の丸は戦略的。コースそれぞれに個性があって、しかも美しい。レストラン、ホテル、練習場などの施設も充実している。入会費は 88万円だそうである。もっと都心に近いところにあればいいのに。東京から新幹線で宇都宮へ。宇都宮からは在来線で氏家という駅へ。そこからクラブバスで 30分。横浜の自宅からは 2時間半から 3時間かかる。

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