Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

10年もかかって、ようやくスイングの土台ができあがってきた気がする

46歳で始めたゴルフ。近くのゴルフ練習場のスクールに飛び込んで10年が過ぎ、ようやく土台となるスイングが身についてきた気がする。まだスコア向上につなげられてはおらず、ハンデも20前後だが、特にアイアンが安定してきて、練習場で出る球筋は再現性が高くなっているし、コースでも、ミドルアイアンでグリーンヒットする率が上がってきている。背中をターゲットに向けるバックスイング、下半身主導の切り返し。大きな筋肉を主体として使うことで、再現性が上がっているのかもしれない。

コーチからも「切り返しでタメが作れている。スイング自体は、できあがってきている。このスイングを壊さないように追加・修正していく方針。」と言われた。嬉しかったのは「スイングはできあがってきている」という言葉である。スイングの「幹」となる部分は、できあがってきたという意味なのだろう。そして「スイングを壊さない」という言葉についても、これからは半年もかかる大規模な「改造」しなくてよいのだ、と勝手に解釈した(たとえば2016年の改造2018年の改造)。

2018年夏のドライバーの映像はこんな感じ:

2018年 ドライバー(スローモーション)

2018年 ドライバー(スローモーション):ヘッドの軌跡

映像をコーチに見せると「だいぶよくなっているけど…。ほんの少し上半身が早い。フォローにかけて少し左肘が引けている。これは右腕が強く、上半身から叩きに行く動きがあるから。ほんの数センチの世界だけど。」というコメント。なるほど、確かに上半身の回転のタイミングが早い。これを修正するために

  • 身体と腕を同調させる。いつも自分の身体の前にクラブがあり、グリップエンドが自分を指すつもりで。
  • ゆったり切り返す。バックスイングとダウンスイングのテンポが同じイメージ。

とアドバイスされている。

これについては、レッドベターが言う「腕と体を一体にして回転する」シンクロナイズの動きだと、僕は解釈している。「器用に動いてしまう腕や手でフェースを返すのではなく、肩と腕、両手とクラブを一体化させ、体の回転でクラブを振っていく。肩や背筋など大きな筋肉でクラブをコントロールする。そのためには、フェースの向きと胸が同調させる。」これがレッドベターの教えであり、いわば「幹」となるスイングの動きである。

一方、最近コーチが「これは『枝葉』だけど…」と前置きして提示されるテーマが、たとえば:

  • 切り返しでもっと左に乗る。しかし速く乗らない。背中の回転軸は、同じ場所にあるのではなく、左に移動する。これでさらにタメが作れる。
  • フォローをもっと高く。そうすることで、上半身を使って、球を上からつぶす動きを消す。

左に乗る感覚が強い時に、球を上からつぶすイメージが出てしまう。それを「フォローをもっと高く」することで抑制する。

10年もかかって、ようやくできあがってきた「自分のスイング」の土台。その土台が「幹」であり、そこに何を付け加え、何を修正していくか。「枝葉」というのはそういうことなのだろう。「スイングができあがってきた」という言葉は、「スイングが完成した」ということではなく、ようやくスタート台に立てたということなのかもしれない。

そういえば「『自分のスイング』ができあがってきたから、自分に合うシャフト(とヘッド)を探せるよ。」とも言われた。リシャフトなんて考えたこともなかったが、これも嬉しい言葉である。

さてゴルフを始めた頃のエントリーがこちら。ちょうど10年前、2008年9月28日のエントリーである。懐かしい。
muranaga-golf.hatenablog.com

10年前からゴルフ・スクールで習ったことを少しづつメモしてきた。その最初のエントリーがこちら。
muranaga-golf.hatenablog.com

2016年のスイング改造を振り返ったエントリー:
muranaga-golf.hatenablog.com

2016年は、下半身を使うために、右足を意識した改造であったが、今年、2018年のスイング改造は、左下半身主導にすることがテーマであった:
muranaga-golf.hatenablog.com

レッドベターの教えについて:
muranaga-golf.hatenablog.com