パッティングで最も大切なことは、芯で打って真っ直ぐボールに順回転をかけること。
そのための練習ツールとして有名なのはレールであろう。堀川未来夢プロも絶賛している。あるいは『パッティングの科学』のペルツ博士が考案したボールのように、線を引いたボールも有効であろう。レールはスクエアに当たらない限り外れるし、ペルツ・ボールは順回転がかからず、よれているのが一目でわかる。
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どちらも有効な練習であることは間違いない。しかしうまくいくことの方が少なく、ストレスが溜まる練習である。
僕の場合、レールは溝付きの易しいバージョンを使っているが、60% - 80% の成功率である(溝なしバージョンだったら、ほとんど成功しないだろう)。ペルツ・ボールで本当に真っ直ぐに順回転がかかる率は、もしかしたら半分も行かないかもしれない。右膝を痛めてゴルフ自粛中なので、このかなりストレスフルなパッティング練習を続けている訳だが、心が萎えそうになる。だが…
何と 100% の率でボールに真っ直ぐ順回転がかかり、レールから外れない秘訣を見出すことができた!
それは…
トゥループレーンとの併用である。
スクエアに構えた通りにスクエアに戻す。それをトゥループレーンはきちんとサポートしてくれる。レーンを外れることなく転がり、ペルツボールは真っ直ぐ順回転がかかっていることが確認できる。インサイド・インの軌道、特にフォローでちゃんとインサイドに振ると、よれずに真っ直ぐ順回転がかかる。ほぼ成功するので、ストレスフリーである。さすがトゥループレーン!
何度かトゥループレーンでストロークした後、トゥループレーンを外して、通常のパッティングに戻す。トゥループレーンでガイドされるヘッドの軌道をイメージして振ると、真っ直ぐボールに順回転がかかっていることを確認できる。当然レールからも外れない。
この練習からの僕の学びは次の3つである:
しばらくこのトゥループレーンのサポートで、正しいパッティング・ストロークを体に覚え込ませるよう練習してみよう。井上透プロは、トゥループレーンでのストロークの素振りを「無限に」やることを勧めている。
もし正しいストロークを身につけることができれば、レールもペルツボールももっと成功するようになり、練習のストレスも減るだろう。辛い練習も続けられるかもしれない。そしてその暁には、芯で打って、真っ直ぐ順回転をかけるパッティングになっているはずである。
YouTube のタカサック・ゴルフチャンネルで「正しいパターの打ち方と練習法」を説明している。そこで紹介されているのは「ストローク名人」というボールであり、またバランス・ディスクに乗って練習することが勧められている。僕はこの動画を見て、ペルツ博士のボールとバランスディスクを購入した。バランスディスクに乗ってのパッティングは、僕にはまだ高度過ぎるけれども。