Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

雷で35分中断した月例競技、再開直後に2連続トリプルボギーを叩くも粘り続けた(入間CC AG)

7月の月例競技は、最終組として 8:56 OUT からスタートした。晴れてはいたものの、午後から雷雨の予報。その予報通り、雷雲が接近して 13:25 から 14:00 まで 35分、プレーを中断、避雷小屋でじっと待つこととなった。12番バーディー、13番パーといい調子で来ていたところに水を差されたような中断。再開直後の 14番、15番連続でトリプルボギーを叩いてしまった。

最終組として僕たちが 18番ホールを終えた後、みるみるうちに空が暗くなり、空気も冷たくなった。そして雷と共に激しい雨が降ってきた。バケツをひっくり返したような雷雨でプレーは中止、僕たちの後にまわっていたパーティーは、ホールアウトできなかったそうである。帰りのクラブバスも大雨の中、坂戸駅に向かうも、駅に到着する頃には雨も上がり、結局、今日一日、傘を差さずに済んだのは幸運であった。この梅雨の最中、東京バーディファイブハンドレッド、そして今日の入間カントリーと、ほとんど傘を差さずにプレーできている(日頃の行いか?晴れ男なのか?)。

OUT は6番までボギーにするのがやっとという感じで、なかなかパーチャンスを作ることができず、一つもパーが獲れず悔しい想いをした理事長杯予選のことが頭をよぎったりもした。しかし7番、8番でパーを獲り 44(16パット)で折り返すことができた。IN も10番、11番と連続ダボとなったが、あきらめない気持ちが通じたのか、12番で 4m のバーディーパットが決まる。さらに続く 13番では 1m に寄せてのパー。「90切り」が見えてきた矢先の雷雲到来であった。

35分間の中断後はミスショット(ダフり)を連発して、2連続でトリを叩いたが、最後の3ホールを粘り強く、パー・ボギー・パーで上がり IN:46(15パット)。トータル 90(31パット)、NET 71 のアンダーパーでまわってくることができた。フルショットのミスが多く、また硬く締まったバンカーからの脱出を2回失敗するなどもあって、80台に届かず残念ではあったが、ハンディキャップ通りの力を発揮できた試合だったと思う。大叩きしても、あきらめずに粘り続けることの大切さを再認識する機会ともなった。

…と、自分としては我慢してゲームメイクする手ごたえを感じたラウンドではあったが、ハンディキャップ・インデックスは 18.0 から 18.4 と下がってしまった。やはり 80台を出すことが求められている。90 というスコアで満足していてはいけないということだ。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.7.11入間CC OUT→IN(AG) (69.9/120)621672904446444631408.5ft、晴れのち雷雨

  1. スコア:90、パット:31(1.72)
  2. ショット(60Y以上):44、ショートゲーム(60Y未満):46、ペナルティ:0
  3. パーオン率:11.1%、ボギーオン率:55.6%
  4. バーディ率:5.6%、パー率:27.8%、ボギー率:38.9%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:11.1%
  6. フェアウェイキープ率:57.1%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:11.1%

フルショットのミスが多かったことは 60Y 以上のショットが 44 という数字にも表れている。今回はパッティングに救われた。ロングパットを寄せ切れず、3パットが2回あったものの、1m 前後のショートパットをミスしなかったこと(5回)、4番で 1.8m のボギーパットを決められたことが大きい。12番では 4m のバーディパット、16番では 2m のパーパットが決まった。

バンカーショットに課題を残したものの、グリーン周りのアプローチはバンスをうまく使うことができて、大きなミスとならなかった。60Y 未満のショートゲーム 46 という数字につながっている。

14番、15番の連続トリの原因は、ダフりの連続。キャディーさんにヘッドアップしていると囁かれ、16番以降は修正できた。ティーイングショットはテンプラ気味の球が何度か出た。おそらく打ちに行って上体が左に突っ込み、ボールを上から叩いていたのだろう。

最近ボールが右に出ることが多い。ショットの安定をめざして、腕と上体を同期させる練習をしているうちに、手首のリリースがあまり使えていなかったようだ。ハンドファーストがきつくなりフェースが開いていた。少しリリース感を出すようにとコーチからアドバイスを受けている。

腕と上体の同期について、何か掴みかけている気がしている。腰の回転が先行し過ぎると、振り遅れてフェースが開く。そうならないように、切り返しで打ち急がない。少しゆったりとしたテンポで、腕と上体を同調させることを意識すると、安定して球がとらえられる気がする。これを練習だけではなく、実際のコース上で実現できるとよいのだが。7番、12番、18番でパーオン(18番はエッジだった)できた時の感覚を、何とか体に覚え込ませたいものである。

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ゴルフ ラウンド記

雨と霧の中、ウッドとアイアンのミス連発(ファイブハンドレッドC BG)

友人のホームコース、ファイブハンドレッドクラブでのスループレイ。朝は直前まで降らない予報、雨雲の切れ間の予報だったにもかかわらず、ゴルフ場ではしとしとと雨が降っている。レインウェアを着て傘を差す必要があったのは、幸い最初の3ホールくらいで、その後は傘を差さずにプレイすることができた。しかし後半になると霧が出てきた。最後の4ホールは前がほとんど見えず、キャディーさんの言うとおりにひたすら打つ、というラウンドとなった。

熱海に土石流をもたらし、東名高速の裾野と沼津インター間を通行止めにした雨は、このゴルフコースにも被害をもたらしていた。14番ロングホールのティーイングエリアの斜面が崩れてしまっている。その土砂を取り除いて、カートパスを確保、ティーイングエリアを前方に設置してミドルホールとして営業していた。コースメンテナンスの方たちの尽力に頭が下がる。

こうしてパー 71 の設定の中、プレーをした訳だが、OUT:51(14パット)、IN:46(17パット)、計 97(31パット)と、残念な結果に終わった。パー72 に換算すると 98(31パット)だったことになる(下記のスコアカード)。

酷いミスが出たのはフェアウェイウッド。会心のドライバーショットの直後、フェアウェイのど真ん中からの 5W でボールの頭を叩くミスを連発。一度などはボールが後ろに戻ったりした。ロングホールでは、5W で 2打目の飛距離を稼ぐのが身上の僕にとって、このミスは痛いし、精神的にもやられた。

そして朝の練習場の時から、アイアンが右に出てスライスする傾向があり、それがコース上でも修正できなかった。このため縦の距離があっていても、バンカーに捕まったり、サブグリーンに乗ったり、長いアプローチが残ったり。後半は右に行くのを防ごうとして、逆に左に引っかけるミスもでた。このためパー3のショートホールでもワンオンしなかった。

このようにショートホールとロングホールでパーチャンスを作ることができなかったのが、スコアにつながらなかった。パーは結局2個。ダボやトリプルが先行する中、取り返す機会が全くできず、苦しいゴルフであった。いったんこの「ネガティブ・サイクル」に入ると、気持ちの上でも、実際のプレーでも、いい流れに持っていくのは難しくなる。苦しくなってからのメンタル・マネジメントは、僕の弱点でもある。

今年に入って、雨に降られたゴルフは初めて。霧は2回目(前回もファイブハンドレッドクラブ)。実は霧で前が見えなくなった 14番ホールからは、ボギー・ボギー・パー・ボギー・ボギーという、いい内容であった。グリーンを狙う時にも何も見えないし、そのホールのイメージもできていない状況であった。霧のために景色に惑わされることがなく、ただキャディーさんの示す方向に打つことに集中した結果が、よいスコアにつながったのかもしれない。全体としては酷い内容だったが、後半何とか粘ることにより、次につながるゴルフにできたと、前向きに考えよう。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.7.9500 C OUT→IN(BG) (-/-)656172985147425531219.0ft、小雨、霧

  1. スコア:98、パット:31(1.72)
  2. ショット(60Y以上):42、ショートゲーム(60Y未満):55、ペナルティ:1
  3. パーオン率:0%、ボギーオン率:55.6%
  4. バーディ率:0%、パー率:11.1%、ボギー率:50.0%
  5. ダブルボギー率:22.2%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:50.0%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:11.1%
ゴルフ ラウンド記

大雨の中、奇跡的にラウンドできた!(東京バーディC)

創立記念日で会社はお休み。ずいぶん前からゴルフに行くことにしていたものの、当日は大雨。どう見てもゴルフなど出来そうもない天気である。長傘を持って、家の玄関を出る時には「男子高校生か!」と家族に突っ込みを入れられつつも、ゴルフ好きのおじさんたちはめげずに、立川駅に集合。車で東京バーディクラブに向かった。このまま雨が止まなかったら、シミュレーションゴルフに切り替えるか、くらいのノリである。

東京バーディクラブに着いた 9時頃にはまだかなりの雨。スタート時間を10時まで遅らせてもらい、食堂で待つ。するとスタートする頃には小降りになり、傘を差さなくてもいいくらいになった。2番ホールからは完全に雨は上がり、結局、昼休みを挟んで 18番ホールまで、傘を差すこともなくプレーすることができた。さすがにバンカーに水が溜まったままで修理地扱いであったが、それ以外はごく普通にラウンドすることができた。何という幸運!あきらめずに、はるばるゴルフ場までやって来て正解であった。もちろん結果論だけれども。

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結局、この日ラウンドしたのは、われわれの組も含めて4組。他の3組はだいぶ前にスタートしていたので、ゴルフ場をほぼ独占してまわっているような状態であった。ランチもわれわれだけ。こんな状況にもかかわらず、キャディーさんも含めて、ゴルフ場のホスピタリティが高く、楽しい時間を過ごすことができた。

こんな奇跡、こんな幸運はそうあるものではない。にもかかわらず、スコアは伸ばせなかった。前半 OUT では2つのトリプルボギーを叩き、49(17パット)。 5番ホールの 4パット、9番ホールでドライバーを右斜面の林に打ち込んでのトリプルボギーが痛かった。また 1m 以内のショートパットを2回外しており、パットだけで 4打は減らせたと思う。

後半 IN は何とかボギーペースを維持しようと粘るも、11番ホールの OB によるトリプルボギーを取り返せず、46(17パット)。トータル 95(34パット)という結果であった。まぁ悪くても 95 と思ってラウンドしているので、及第点といってもよいのだが、パットが下手過ぎるし、ドライバーの思わぬミス・OB も痛い。

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ショットは全体に右に行き、グリーンを外すケースが多かった。ショートホールもワンオンできたのは1回のみ。またロングホールで2打目まで順調でも、肝腎の第3打、80-100ヤードを外すケースが多かった。

アプローチは 40ヤードからワンピン以内に寄せられたのが2回。一方、20-30ヤードでショートして寄らないケースも多かった。60ヤード以内の精度を上げる必要がある。

グリーンのフロントエッジまでの距離を考えつつ、手前から狙うことが、あまり実行できていなかったように思う。一打一打への集中も不足していた。競技の時のような集中力・思考力を発揮していかないと、80台にはなかなかつながらない。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.7.1東京バーディC OUT→IN(梅G) (69.3/ - )607772954946405434019.0ft、曇り、弱風

  1. スコア:95、パット:34(1.89)
  2. ショット(60Y以上):40、ショートゲーム(60Y未満):54、ペナルティ:1
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:66.7%
  4. バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:44.4%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:42.9%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:0%
ゴルフ ラウンド記

最寄りのゴルフ練習場の工事の様子

最寄りのゴルフ練習場で、ポールの点検・修理・塗装の工事が行われている。3階打席はクローズされていたが、工事開始から1ヶ月半。めでたく復活した。

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2021年5月11日、5月16日

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2021年5月23日、5月30日

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2021年6月6日、6月27日

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この工事の間、練習場にはこんな花が咲いていた。

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インパクトシールで自分の打点の傾向を知る

スイングフォームはある程度固まってきた感がある。しかしミート率が今一つ安定しない。特にアイアンはミスが多い。打点を安定させるのが課題である。

井上透プロコーチは言う。「芯に当てる努力をして作り上げたものがいいスイング」「その努力なしに、いくら練習しても打点を安定させることはできない」「打点はスイングした結果ではなく、自分で選択するものだ」

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そして打点を安定させるべく、最初に行うのが、自分を知ること。すなわち自分の打点の傾向を知ることである。そのためにはインパクトシールを貼って、アイアン、ウッド、ドライバーで打点をチェックする。

まずはアイアン。わずか数球だが、早速トップのミスが出ている。さらに打ち続けていくと、ダフるミスも出る。全体に打点はヒール寄りである。ヒール寄りにボールを置いて構えている影響もあるかもしれない。ゴルフスクールのコーチによれば「もう少し低い位置でミートする方がいい」とのこと。

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7番アイアンの打点

次はフェアウェイウッド。これもヒール寄りに当たっている。

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5番ウッドの打点

そしてドライバー。これもヒール寄りに当たっている。これがひどいとテンプラのミスになると予想される。打点がヒール寄りという傾向がわかってきたので、途中から意識してトゥ寄りに当てることも試みてみた。トゥ寄りの打点だと、ドロー系の回転がかかる。

ドライバーについては、ヘッドの上の方に当たっている。これはヘッドが上から入っている、体が左に突っ込んでいることが考えられる。

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ドライバーの打点

このように番手によらず全体的に、打点がヒール寄りであるという傾向が掴めた。打点を芯に近づけるために、短期的な戦術としては、ボールの位置をフェースのトゥ寄りにして構える。あるいは少し後ろに下がって、ボールと体の距離を離してもいいかもしれない。

それとまだまだ打点がばらけている。打数を重ねてからのインパクトシールの跡を見ると、一目瞭然だ。もっと安定させていく必要がある。

打点を安定させ、芯に当たるための、中長期的な練習は、地面(マット)を擦る位置が安定するまで素振りをすることであろう。

一方、打点のズレを調整する能力を高めるには、わざと空振りする、トゥ寄りに当てる、ヒール寄りに当てるなど、意図的に構えたところに振らない練習が有効だと井上透コーチは言っている。

僕のコーチは「インパクトシールの打点は、あまり気にしない方がいい」と、井上透コーチとは異なる意見である。おそらくその真意は、打点を気にし出すと「ボールに当てよう」という意識が強くなることを警戒してのことだろう。ボールに当てようとすればするほど、フルスイングできなくなり、緩む可能性がある。あるいは手打ちになって、球も曲がるだろう。ボールの打点を気にすることにより、本来の身体のターンを使ったスイングができなくなってしまっては、本末転倒である。

そう考えると、このインパクトシールを使った打点の確認も、ヘッドスピードの測定も、スイングの調子がいい時の確認、つまり「健康診断」的な位置づけで、時おり実施するのがよいという気がする。

パーが一つも取れず、悔しい理事長杯デビューとなった(入間CC AG Full Back)

ハンデが 18 になって資格を得たことだし、Bクラスの月例競技仲間に勧められて、軽い気持ちでエントリーした理事長杯予選。コースハンデ 20 を貰い、ボギーペースを守って 92(Net 72)で回ることを目標に臨んだのだが…。IN:49、OUT:50、99(36パット)を叩き、悔しいデビュー戦となってしまった。最初の5ホールまではボギー、何とか我慢のゴルフをしていたが、15、16番で 2回ショートパットを外して連続ダボとしてから、ずるずると後退して、粘り切れなかった。

何とパーが一つも取れず。ダボが先行してそれを取り返す機会がなかった。基本的には「寄らず入らず」、アプローチとパットが下手くそだった。

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ダボ以上となった状況を振り返ると、15、16番はショートパットを外しての 3パットダボ。18番のトリはティーショットミス+寄せられず。2番はティーショットがワンペナ。4番は 200ヤード以上距離が残った第2打を 5W で打ってミス。5番はティーショットを左への OB(打ち直して何とかダボで切り抜ける)。7番はバンカー一発脱出失敗。8番はバンカー脱出後のアプローチを寄せられず。

一方、パーを取れなかった要因は、ショートホールでバンカーに入れたこと(13番、8番)、ワンペナを叩いたこと(2番)、3パット(16番)。短いミドルホールでフェアウェイバンカーに入れたこと(14番)、第2打を木に当てるミスをしたこと(15番)。500ヤード前後のロングホールで、第3打をグリーンに乗せられなかったこと(1番、9番)。

こうして崩れるべくして崩れていったわけだが、さらにショット別に要因を考えてみる:

  • パット:
    • 36パットは叩き過ぎである。
    • 黒ティーでの練習ラウンド、94 との差は、パットの差だと言っても過言ではない(練習ラウンドでは 29パット)
    • 15番で 1m を外し、16番で 60cm を外したミスが痛い(いずれも 3パットのダボ)。少し引っかけていた。この後、何となくしっかり手が動かなくなった。
    • 上りのパットを打ち切れないミスが多かった。ラインに乗っているのに、あと一転がり足りないなど。
    • 下りのパットを打ち過ぎたのは 1回。
    • 同組の上級者には、フォローでヘッドを持ち上げすぎて、ボールを押せていない、という指摘をいただく。
  • バンカー:
    • ガードバンカーに 4回、フェアウェイバンカーに 1回入れてしまう。うち1回は一発脱出できずにダボにしている。
    • バンカーに入れてしまうと、ボギーを取るのがやっと。ダボにつながってしまうので、我慢のゴルフが続けられないきっかけにもなる。
  • ショット:
    • いつもよりドローがかからず、そのまま右に行きがちだったが、当たりとしてはまずまずだったと思う。
    • 右に行くために、グリーンの幅に収まらず、バンカーに捕まったのが 3回(11番、13番、7番)。14番のフェアウェイバンカーも同じ現象。
  • ティーイングショット:
    • ドライバーはまずまずの当たり。だがラフに行くケースが多く、フェアウェイキープ率 36%。
    • ときどき大きなミスが出る。こういった思いがけないミスショットを減らす必要がある。
      • 18番:左に引っかけてあわや OB(木に当たって戻ってくる幸運)。
      • 5番:左の山へ OB(打ち直して何とかダボで切り抜ける)。
      • 2番(パー3、200ヤード):右の OB を嫌がった 5W の当たりが予想以上に左に曲がって、ワンペナ。

こうやって振り返ってはみたものの、一つ一つのミスを悔やんでも意味はない。真っ先に反省するべきは、日頃の練習不足・精進不足である。試合後も次に備えて練習している上級者たち。彼我との違いがすべてを物語っている。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.6.20入間CC IN→OUT(AG Full Back) 72.0/125)665472994950425536428.5ft、晴れ

  1. スコア:99、パット:36(2.0)
  2. ショット(60Y以上):42、ショートゲーム(60Y未満):55、ペナルティ:2
  3. パーオン率:0.0%、ボギーオン率:61.1%
  4. バーディ率:0.0%、パー率:0.0%、ボギー率:55.6%
  5. ダブルボギー率:38.9%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:35.7%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:22.2%

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さて理事長杯の予選自体は激戦だった。93名の参加者で平均 89.6。予選通過は 71(マッチングスコアカード方式)で、アンダーパーで回らないと予選通過できないという厳しいものだった(例年 74 くらい)。

送られてきた組み合わせ表を見ると、コースハンデ 20 でエントリーした僕のような「おっちょこちょい」(失礼!)は3人だけ。要するにほぼ全員 Aクラス、一緒に回る二人もハンデ 8.8、11.7 という上級者である。いつもの月例とは違う緊張感を抱えてのスタートだった。朝一番のドライバーがテンプラして大きくショートしたものの、何とか最初のホールをボギーにまとめられて、一息ついた。

一緒に回った上級者のおふたりは気さくな方たちだった。2人とも競技ゴルフのベテランで、普通に上手い(一人は70歳のシニアチャンピオン)。そして思わぬミスをしてダボを叩いてしまっても、決して諦めない。シニアチャンピオンは予選通過ラインと考えられていたイーヴンにまで追い込まれてからの3連続パーが凄かったし、もう一人は最終 9番パー5で、第2打を崖下に打ち込むという絶体絶命のピンチから、見事なリカバリーでフェアウェイに戻し、そこからグリーンオン、最後は 3m のパットを沈めてパーを奪取されたのには、ビックリした。

まずショットの安定感が違う。ドライバーの飛距離は大きく引き離される訳ではないが、必ずフェアウェイに運ぶ。アイアンは 150ヤード前後から必ずグリーンに乗せてくる精度がある。そしてアプローチの精度。30-50ヤードからはワンピン以内、グリーン周りからだと、1m以内、ほぼOKの距離に寄せてくる。低めの球で寄せてくる距離感が素晴らしい。パットは当然入れにくるし、ラインを外れたとしてもほんのわずか。ストレスのかからないタップインで次のホールに向かう。

2人とも 70(グロス 83)、71(グロス 81)で見事予選を通過。パーを少なくとも10個取り、ダボは滅多に叩かない。さすがのゴルフだった。途中シニアチャンピオンの方が「ゴルフはあきらめないことです。何が起こるかわからないから」と(自分に言い聞かせるように)呟いておられたのが、心に残った。

僕のゴルフについては「ショットは全く問題ない。パットのフォローでヘッドが上がるのが気になる。ボールを押すようにした方がいい」とアドバイスしてくれた。

理事長杯参加を勧めてくれたBクラスの月例仲間は、71(グロス 90)と頑張っていた。マッチングスコアカード方式で16名に残れたのか気になる。彼もラウンド後の練習を欠かさない一人である。見習わなければならない。

一緒に練習ラウンドしたシングルプレーヤーの友人も、70(グロス 82)で予選通過を果たした。前半を 40 で回った時点で、今日のコンディションだと予選通過のスコアがアンダーパーになると思って、気合いを入れ直したそうだ。ダボを叩かないよう、グリップを短めに持ってジャストミートを心がけたこと、ラフに入ったら無理にグリーンオンを狙わずに、一番手落として手前から寄せワンを狙うようにしたことが奏功したとのこと。ダボは一つだけ。こちらもさすがである。

理事長杯にちょっと背伸びをして参加してよかった。ゴルフ侍、あるいはその予備軍である上級者たちのゴルフを間近に見て、その技術・考え方・メンタルを感じ取るよい機会であった。もっと練習して、もっと精進して、少しでも近づけるようにしたい。無念の理事長杯デビューだったが「もっと上達したい」と改めて強く思った。

激戦を征し、16人に残ったゴルフ侍たちの健闘を祈ります。

ゴルフ ラウンド記

ゴルフ漫画『オーイ!とんぼ』の効用

週刊ゴルフダイジェストに連載されているゴルフ漫画『オーイ!とんぼ』。ゴルフの心・技・体を熟知した作家が、女子ゴルファーの成長を描く。最新号の第333話では、クラブの重心特性に基づく挙動を、わかり易く紹介している。

  • 手首のコックの度合いをタメと呼ぶ時、その角度は直角以上にはならない:
    • タメが深く見えるのは、シャフトをフラットに寝かせて下ろしているから
    • 逆に浅く見えるのは、ダウンスイングで外から下ろしている
  • 飛距離を出す時には、ヘッドを遠くに旅させる:
    • キャスティング、アーリーリリースと呼ばれる動きは、グリップを持ち上げようとする動き
    • クラブの重心特性を考えると、グリップを持ち上げると、逆にヘッドにはタメが生まれる
    • さらにグリップエンドを飛球線後方に引く(遠ざける)ように切り返してもいい

これは『ゴルフの力学』で紹介されたジェイコブス 3D(Jacobs 3D)ゴルフ理論のエッセンスである。難しい理論を、漫画でわかり易く伝えてくれる。『オーイ!とんぼ』の効用の一つである。

主人公、大井とんぼは3番アイアン一本で遊びながらゴルフを覚えた野生児なので、そのテクニックは想像を遥かに超えており、全く参考にはならない。しかし随所に出てくるコース戦略やメンタルマネジメント、練習への取り組み方など、ゴルフに対する考え方・知見は、とても参考になる。

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先日、ゴルフスクールのコーチと会話していた時にも、『オーイ!とんぼ』の話が出た。アプローチが絶不調でざっくりが出てしまうコーチに対して、見るに見かねて後輩のインストラクターが『オーイ!とんぼ』に載っていた練習法を紹介してくれたのだそうだ。それは右手を伸ばすだけ伸ばし、左手は添えるだけにするという練習。右手の緩みがざっくりを生むため、それを強制的に修正する方法とのこと。このように『オーイ!とんぼ』は、ゴルフのインストラクターたちの間でも読まれて、しかも参考にされているゴルフ漫画なのである。