ドローボール打ちの僕は、球を右に出す。左に打ち出して引っかけることはほとんどなく、ミスが出るとしたら、右に出たボールがそのままプッシュアウトしたり、球が捕まらずにスライスしたりする。
そんな僕にとって、ホームコースである入間カントリー倶楽部のスタートホールは、1番は右に OB、10番は池(RPA)があり、どちらも絶対に右に行かせたくないホールである。心穏やかにスタートしたいホールだが、朝一のドライバーショットは緊張する。
特に 10番ホール。左の OB が浅く、それを警戒するあまり、右にプッシュアウトすると 180-200ヤード先(ティーエリアによる)の池に捕まる。
コースマネジメントの基本に従えば、「池に届かないクラブを持つ」というのが正解であろう。月例競技でも、10番ホールでドライバーを握らない人が多いかもしれない。シングルプレーヤーの友人も、ここはドライバーを握らない。
しかし僕のゴルフスクールのコーチは「ドライバーで打て」と言う。
- ドライバーで突き抜けるようなホールで刻むのはありだが、このホールはそうではない。フェアウェイ幅は十分ある
- 右の池にたとえ入ったとしても、ワンペナで、そこからボギーオンしてパーを取るチャンスは残る
- 3W や 5W を握って、もし左に行ってしまったら OB になる
- どうしても 3W や 5W にするなら、ティーアップしないで打つ
要するに「自信を持ってフェアウェイの真ん中に打て。最初からそんな弱気でどうする?」という訳である。10番ホールのフェアウェイの幅は 25-30 ヤードくらいだろうか?その幅の中にきちんとドライバーで打てるようにしなさい、というアドバイスと受け止めよう。
となると、必要なのは「絶対に右に行かない打ち方」である。それにはどうするか?
- いつもよりヘッドを走らせる感覚で打つ
- フェイスを返すのではなく、ヘッドを走らせる
そのためにはどうしたらいいか?練習する中で僕なりに辿り着いた工夫は次の通り:
絶対右に行かせない。ヘッドを走らせる。普段からそういう練習をしておこう。
さて朝一番のティーショットに向けて、もう一つ練習していることがある。「ショット練習をしないでいきなり本番で打つ練習」である。練習なしでいきなりドライバーを握っても、それなりの球を打つ練習。
実は最近、朝レンジに行けず、柔軟体操とパッティング練習のみで本番に臨んだ時の方が、スコアがいいという経験が何回かある。先日、自己ベストの 70台を出した時もそうだった。朝のレンジで「今日は球が右に行くなー」などと余計な情報が入ってしまうこともある。だとしたら、練習しなくてもいいのではないか?
とは言っても、素振りだけでいきなりドライバーを打つのはかなり不安である。その本番での不安な状況を、ふだんの練習場でも再現する。朝一のショットだと想定して、「絶対に右に行かせない」と自分にプレッシャーをかける。本番のティーグラウンドと同じような状況を想像する。切り返しで間を作ること、自分のリズムとテンポを思い出すことにポイントをおいて、何回か素振りをする。そしてドライバーを打つ。
そのショットが思い描いたように、右に行かず、そこそこの球が出れば OK である。
ただし、この練習の難点は、その日の最初の一発しか練習できないということである。
因みに、コーチたちは仲間うちで行くときは「練習しない」とのこと。朝のレンジでの練習はアップと同じ。ストレッチ・柔軟だけやって、いきなりティーグラウンドに立つとのこと。
入間カントリー倶楽部のコース戦略について
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