Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

黒ティーから 4連続パーと粘るも、直後に OB の大叩き。何をやっているんだか…(入間CC Fullback AG)

クラブ選手権(クラチャン)予選の練習ラウンドをしたい上級者の友人と一緒に、入間カントリー倶楽部で最も難しい A グリーン・黒ティーから回る。ボギーレート 95.2 なので、ハンディが 18.3 のまさにボギープレーヤーに相当する僕の場合 、95 でまわればパープレーということになる。Aグリーン・黒ティーからのベストスコアは 94 なので、93 を目標にして臨む。

前半 IN はダボ 2つ先行させるも、途中から 4連続パーと粘る。しかしその直後の 18番パー 5でティーショットを OB としてしまい、さらにその後のショートゲームもミスして 9打(+4)の大叩き。IN:46(16パット)。40台前半が狙えたのを台なしにしてしまった。

後半 OUT もショットや 100ヤード以内のミスが多く、ダボ を2つ先行させる。さらに6番パー 4で突然ドライバーが乱れた。ヘッドの変なところに当たって真上に上がり OB。その直後の打ち直しもテンプラで 100ヤードしか飛ばず。このホールをトリプルとしてしまう。7番でようやくパーを取り、目標としていた 93 が一瞬見えたが、8番パー 3で 4U のティーショットをミスして大きくショートさせてボギー。さらに 9番パー 5 で 3打目が、グリーン左のバンカーを形成するきつい下り傾斜のラフに捕まってしまう。ここをダボとしてしまい、OUT:49(16パット)。トータル 95(32パット)という悔しい結果となった。

「もう少し頑張れた」と思う反面、ボギーレート通り、つまり実力通りのスコアである。ハンディも 18.3 のまま変わらないので、慨嘆する必要もないのかもしれないが…。

OB やペナルティーと言ったショットの大きなミスで 5打、100ヤード以内のミスで 2打、グリーン周りで 3打、余計に叩いた感じである(60ヤード以上のショット数が 45 と多過ぎる)。こういったミスを一つづつでも減らしていけば、黒ティーでも 80 台に届くようになるはず。悔しさをバネに、地道に練習していこう。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2022.8.27入間CC IN→OUT(AG Fullback) (72.0/95.2/125)670072954649454732038.2ft、晴れ

  1. スコア:95、パット:32(1.78)
  2. ショット(60Y以上):45、ショートゲーム(60Y未満):47、ペナルティ:3
  3. パーオン率:16.7%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:0%、パー率:27.8%、ボギー率:33.3%
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:11.1%
  6. フェアウェイキープ率:42.9%、OB 発生率:11.1%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:0%

今回のドライバーのミスは、朝一番の 10番ホールでの右プッシュアウトによるペナルティー。そして2つの OB はいずれも前のホールでいいショットを打った直後に出ている。18番は右肩が前に出ての左サイドへのミス。6番は体が突っ込んでのテンプラであろう。その前の17番、5番ではスイングを詰まらせずに振り抜けたナイスショットであった。その反動によるミスが、次のホールで出た可能性が高い。

最近、朝一番のドライバーの右プッシュアウトのミスが多い。短く持って振り抜くこと、右腰を切ることを心がけているのだが、今ひとつ奏功していない。特に 10番ホールは、本来は 3W を使うべきなのだろう。ただ 3W には苦手意識があり、またこのホールで 3W を使っていい思い出もないので、ドライバーを握ってしまうのだが…(後述するように、コーチには「ドライバーを握るように」言われている)。

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そして今回はユーティリティが全然ダメだった。ショートホールではミートせず、いずれも大きくショートさせている。フェアウェイ真ん中からグリーンを狙うショットは何とチョロ。

さらに 80-100ヤードのショットでグリーンをオーバーさせたり、引っかけてグリーンを外したのも痛い。確実に乗せなければならないショットを外すことで、1打プラスされてしまう。

いずれのケースも「飛ばしたい」とか「乗せたい。乗せなければ」と気合が入り、欲が出たり、あるいは自分を追い込んだりして、心がざわめいた時という認識である(参考:倉本昌弘プロ『本番に強くなるゴルフ』)。

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クラブ選手権予選を通過するスコアを、ハーフ 41(27ホールで予選は行われるので 123)と予想している友人は、しっかり 41、40 の 81 で回っていた。10パー、7ボギー、1ダブルボギー。パー5 では必ずパーを取っている。ショットの質がよく、何とパーオン率 50%。70台でもおかしくない調子であった。彼と一緒に回るのは、上級者のゲームマネジメントを学ぶいい機会である。

  • 3ホールで 1オーバーを目指すマネジメントを心がけている(参考:倉本昌弘プロが説く「80を切るゴルフ」
  • ラフに入ったら無理はしない
    • ライを見極め、アイアンで確実に脱出する(フェアウェイウッドはリスク大)
  • リスクを冒してグリーンに届かせるよりも、手前でもいい(そこから寄せワンを狙う)
  • 100ヤード前後からは必ずグリーンに乗せる
    • ピンを狙わない。グリーン真ん中を狙う
  • フェアウェイウッドは、よいライであれば 3W を使うが、複合傾斜などの時は 5W

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僕よりもずっと上手な人が、僕よりももっと「守りのゴルフ」、ディフェンシブなゴルフを心がけているのだと感じた。自分の実力・できることを正確に認識して、失敗する率が低いショットをきちんと選択している。

僕が 6番ホールでドライバーのテンプラを叩いた後は、「ティーを低くするように」というアドバイスをくれた。「飛ばしたい」と思うとティーアップが高くなりがち。アドバイス通り、その後のホールはティーを低くしてミスショットを防ぎ、低い弾道でフェアウェイをキープすることができた。そして低いティーアップからのドライバーショットの成功体験を積むことができた。

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入間カントリー倶楽部のクラチャン・シニア杯・理事長杯など、数々の競技で活躍している友人の具体的なホールマネジメントは以下の通りらしい:

  • 2番 202Y パー3:右OB、左は池(RPA)
    • グリーンの手前でいいと、5Wではなくユーティリティを選択
    • 乗せたいのはやまやまだが、5W でプルした場合に RPA に届いてしまう
  • 6番 415Y パー4:
    • グリーンから距離が残った場合は、必ず 2打目を刻む
    • 今回もグリーン手前の 30ヤードの位置に刻んでいた
    • 本当は花道方向にボールを置きたいが、そこまでの精度は自分にはないとのこと
  • 9番 520Y パー5:
    • ティーショットは 3W。2打目で下り傾斜にならないよう、その手前の平らなところにボールを運ぶ
  • 10番 357Y パー4:
    • ティーショットはフェアウェイウッド。右の池(RPA)に届かないクラブを持つ
  • 13番 194Y パー3:
    • ここもグリーン手前から攻める。ユーティリティが基本
  • 16番 203Y パー3:
    • ここもオーバーは禁物
    • ガードバンカーを避けるために、アイアンでグリーンとグリーンの間を狙う
  • 17番 394Y パー4:
    • 右の木の左サイドを狙う
    • 右の金網にさえ当たらなければいい
  • 18番 576Y パー5:

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因みにホームコースでラウンドレッスンをしてもらったコーチには「10番のフェアウェイの幅であれば、左右のミスを怖れず、真っ直ぐドライバーで打っていけ(番手を落とすのは縦距離を調整する時)」と言われるし、「テンプラのミスの後、ティーアップを低くするのではなく、あえてティーアップを高くしたまま、きちんとレベルに振っていて欲しかった」と言う。ミスを怖れて消極的になり過ぎるのではなく、きちんとやるべきことをやる勇気を持て、という教えなのだと思う。やるべきことをやって、修正してミスしたのなら、それは仕方ないことだし、それで成功したのなら新たな成功体験を増やすことになる。

どちらの考え方にも一理あるし、正解も一つとは限らないだろう。僕自身の経験を重ねて、自分なりの攻略法を確立していきたい。練習ラウンドではドライバーを持ったり、 3W を持ったり、ティーを低くしたり、さまざまな可能性を試してみる。競技本番では、自分のできることに徹する(冒険はしない)。そういった方針になるのではないかと思う。

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ラウンド後は一緒にアプローチ練習。友人の新しい Vokey SM9(F grind)を使わせてもらったが、スピンがかかり止まり易い。

またミケルソンの hinge & hold という打ち方を教わった。テイクバック直後から手首を掌屈(hinge)させ、ダウンスイング以降、4時の位置まではその手首のキープしたまま(hold)、腕とシャフトが直線になるように打ち抜くやり方である(井上透プロコーチによる解説動画)。実際に試してみると、ヘッドが走るのでスピンがかけ易い。倉本昌弘プロのいうツーレバーの打ち方に通じるし、ハンドファーストの練習にもなるやり方だと感じた。

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今日のキャディーは早稲田大学のゴルフ部のアルバイトで、男子部 4年生。もともと早実の野球部で、大学に入ってからゴルフを始めたそうだが、始めて 3ヶ月で 70台を出したそうだ(そこからが苦しいらしいが…)。300ヤードの飛距離があるので、入間カントリー倶楽部のヤーデージだとちょっと物足りないと言っていた(江戸崎CC や取手国際GC も主な練習コースだそうだ)。こういう子が就職して、日経カップとかに出るんだろうなー。女子部で、今年 6月の日本女子アマチュアゴルフ選手権で 3位になった幸田選手については「曲がらない。サイボーグのようだ」と称していた。へぇー。

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