切り返しでボールを叩きに行かない。これが僕にとって永遠の、そして最大の課題である。
最近の練習課題は、バックスイングにある。バックスイングにおいて、本来の「あるべき」トップの位置からさらにクラブを手で上げてしまう傾向が見られると言う。これをコーチには「伸び上がり」と言われている。バックスイングを深くすることと、伸び上がりとは違う。前者は捻転により左肩を入れていくことであり、後者は手でクラブを上げてしまうことである。
バックスイングで伸び上がると、ボールからの距離が遠くなるため、どうしても叩きに行く動きとなってしまう。本来は叩きに行かずに、左足を踏み込み、下半身を使って体をターンさせなければならない。伸び上がっていると、足から体重が抜けているため、踏み込むことができない。バックスイングで伸び上がらずに、足裏に力が入っていれば、切り返しで左足つま先から踏み込むことができる。そのためにはバックスイングで沈み込むくらいの意識があってもいい。コーチには「右腹を引っ込める」イメージと言われている。
一方、バックスイングが浅くなるのも、叩きに行く要因となる。しっかり上半身を捻転させて、左肩が入るようにしなければならない。先日のラウンドで、ドライバーショットの出球が左になっていたのは、バックスイングが浅くなっていた可能性が高い。
- 捻転を深く(左肩を入れるイメージ)
- 沈み込む(右腹を引っ込めるイメージ)
バックスイングでは、この二つをセットにして、フォーカスする。
ドリルとしては、古典的ではあるが、肩にクラブを担ぎ、しっかり捻転させると同時に、沈み込む。こうやって体の動きを覚え込ませてから、実際にスイングする。
現在はこの動きを確認しながらしっかり行うために、ゆっくりバックスイングを行っている。そのため切り返しにおいて、シャフトのしなりを感じにくくなっている。もう少しこの動きに慣れてきたら、少しバックスイングのスピードを上げると同時に、動き続けながら切り返すようにしていきたい。
トップの位置に上がり切る前に、左足を踏み込むことで、捻転差が大きくなり、上半身と下半身の引っ張り合いが生まれる。この捻転差によりシャフトもしなってくるはずである。
2021.1.24:追記
バックスイングが浅いと人間は本能的に腕で叩きに行ってしまう。バックスイングを深く行うことにより、叩きに行かなくても、逆に飛距離が出ることがわかった。このところ、飛距離が落ちていたのだが、深いバックスイングを意識することで、当たりが戻ってきた感じである。
深いバックスイングのもとで、左足つま先方向に踏み込む。インサイドアウトのクラブパスを、腕ではなく、身体の動きで作り出していく。この時、トップに上がり切る前に踏み込もうとして、急ぐ必要はない。急ぐとバックスイングが浅くなる。あくまでバックスイングを深く行うことを意識する。
そう言えば、以前もバックスイングを深くすることに取り組んでいた。そして、それが行き過ぎてシャフトクロスになるというエラーも経験していた。さらにシャフトクロスを気にしだしたら、トップの位置がわからなくなったりもした。ちょうど1年前と同じである。何度も同じところを回っている気がするが、同じ過ちを繰り返さないよう、取り組んでいきたい。
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その一方で、深いバックスイングから切り返しを、常に動きながら行っていく中で、捻転差が勝手に作られる感覚を、もう一度思い出せたらいいな、と思っている。
シャローイングなど新しい概念があるが、コーチによれば、バックスイングを深く行うことが大前提である。そこから切り返すことにより、自然と腕が後ろの方向に倒れる。僕には難しいと言われるシャローイングやパッシブトルクの動きだが、少しでも近づけたらいいな、とも思っている。
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