エースドライバーの GLOIRE F2 のヘッドが壊れる → SIM2 MAX-D ドライバーを買う → 重くて飛ばない → クラブメーカーのフィッティングを受ける。VENTUS 5S ? → シャフトメーカーのフィッティングを受ける。PLATINUM SPEEDER SPD3 SR。(← 今ココ)
そして後輩に「ふるさと納税の返礼品で、リシャフトできますよ」と教わり、とうとうリシャフトの世界に足を踏み入れてしまった。利用したのは、土浦市のふるさと納税。フジクラの Speeder シリーズのシャフト(40,000円)+グリップ(無料)が返礼品となっている。
サイトで申し込むと、10日ほどで「リシャフト券」が届く。土浦市のゴルフ工房マロニエゴルフに、メール・電話で相談して、リシャフトの仕様を決め、リシャフト券とクラブ(ないしヘッド)を送ると、1週間ほどで新しいシャフトを装着して、また自宅まで送り返してくれる。
僕の場合、既にフィッティングで装着するシャフトは決まっている。リシャフト券の対象となるシャフト(Speeder シリーズ)との差額を支払えば、Jewel Line シリーズのシャフト Platinum Speeder を装着することが可能である。グリップをどうするか、テーラーメイド用のスリーブは再利用できるかなど、いくつか相談したいこともあったし、ゴルフクラブを梱包して送る手間も面倒なので、直接マロニエゴルフにクラブを持って行くことにした。渋滞がなければ、車で 1時間半弱の距離である。
クラフトマンの方と相談して、下記のようにリシャフトの内容を決めた:
- シャフト:
- フジクラ PLATINUM SPEEDER SPD3 SR、40.5g、トルク 6.6、先調子
- フジクラは素材メーカーを限定しないで高性能の繊維を使う(特に Jewel Line シリーズ)。今回は東レのカーボン繊維「トレカ」M40X を使っている。
- グリップ:
- Golf Pride 製 テーラーメイド Tour Velvet 360、48g
- 一つ前の SIM MAX-D ドライバーの純正グリップが在庫にあり、シャフトの色合いともマッチする。無料。
- スリーブ:
- 壊れた GLOIRE F2 のシャフトから再利用する。
- ただしカバーの部分が熱に弱いとのことで、これは 450円で新品を使うことにした。
- シャフト長とバランス:
- (出来上がりの)重量・振動数:
- ヘッド(含むスリーブ):199.7g、グリップ:48g、シャフト+巻き:42g
- クラブの総重量:291g
- 振動数 234 CPM
3W の重量・バランスが 293g・D0 であることを考えると、まず妥当なフローになりそうである。GLOIRE F2 が 284g・D3 だったのは、38.5g という軽量グリップが装着されているからであろう。
コロナ禍の影響で、米国がゴルフブームとなり、米国製品は本国向けが優先となっている。たとえば Golf Pride のグリップも日本国内では品薄になっている。幸い一つ前のモデルである SIM MAX-D のテーラーメイド純正グリップである Golf Pride 製 Tour Velvet 360 が在庫にあったので、あれこれ迷わずそれに決めることができた。
SIM2 MAX-D という高 MOI のヘッドに、Platinum Speeder という「軽硬」の先調子シャフトを装着する。果たしてどういうドライバーに仕上がってくるのだろうか。SIM2 MAX-D の持つ直進性・方向の安定性が失われたりはしないだろうか。球は上がって飛距離は伸びるだろうか。楽しみでもあり、不安でもあり。頼んでから 5日ほどで届く予定である。
マロニエゴルフはご兄弟二人で営んでいる工房である。今回はお会いできなかったが、店長は茨城県を代表するトップアマ(もちろんプラスハンデ)。近くの江戸崎カントリー倶楽部でクラチャン 8連覇。そして龍ヶ崎カントリー倶楽部のクラチャンでもある。そして今回リシャフトを担当してくださるクラフトマンの弟さんも、もちろん上級者であり、江戸崎カントリーの競技委員である。江戸崎カントリーには、横浜在住の会員もおられるとのことであった。
下記はトップアマである店長(お兄さん)へのインタビュー動画である:
リシャフトのついでに弟さんとゴルフ談義。率直に「どうやって上達したのか」聞いてみた。答えはやはり、というべきだろう、「アプローチとパットが鍵」とのことである。ハンデ 12 くらいでなかなか上達しなかった時期があるそうだが、58度のウェッジで、たとえばワンクッションさせて砲台グリーンに乗せられるようになり、アプローチとパットに自信がついてきてから、ハンデが縮まっていったとのこと。アプローチに自信があれば、多少グリーンを外してもパーやボギーが取れるので、ショットそのものの技術、つまりドライバーの飛距離・アイアンの精度は求められない(もちろんトップアマは別である)。
ホームコースの(これはと思う)上手な人に思い切って聞いてみるのもいいとのこと。上手な人は、余計なおせっかいになるので、自ら教えるということはないかもしれないけど、質問すると親切に教えてくれる。聞いた方が上達が速い場合もある。YouTube レッスンはいろいろあり過ぎるし、万人向けなので必ずしも自分に合うとは限らない。自分に合うと感じたものに絞ることが大事とのこと。
ホームコースの上級者かぁ。そういう人たちと知り合っていくには、僕の場合、ハンディキャップをあと 3つ縮めて、Aクラス入りすることが必要である。これがなかなかハードルが高いんだけど。
マロニエゴルフのすぐ近くに大きなゴルフショップ、PGA Tour Superstore があった。米国出張の折に立ち寄っていたチェーン店で、雰囲気も米国のお店と似ている。
よいゴルフ場があり、そのトップアマが営む工房があり、ゴルフ談義もできる。そして巨大ゴルフショップもある…。茨城の土浦・つくばの辺りは、ゴルファーにはとてもいい環境だと感じた次第。
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