先日、アイアンのシャンクのような球筋でドライバーショットが右に飛ぶ大ミスを連発して、自分のスイングを見失ってしまったのだが、コーチに見てもらって何とか調子を取り戻してホームコースの月例杯に臨んだ。「この調子であれば 80台を狙える」と密かに期すものがあったのだが、何とまたしても同じシャンクのようなミスショットで OB 2発を叩き、あっさり撃沈してしまった。
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ミスの兆候はあった。4番でのドライバーのテンプラである。そして 5番でドライバーのトゥ側に球が当たって、右に低く飛んだボールは隣の 4番ホールへ。そこから何とかダボには収めたものの…。
続く 6番でドライバーの先端に当たった球は、シャンクのように右に飛んで OB。打ち直しの第3打も同じ球で OB。頭はカオス状態である。どうしたらちゃんと球が当たるのか、訳がわからなくなってしまった。再度の打ち直しの第 5打は、ドライバーでハーフショットするつもりで、何とか球を前に飛ばした。そこから何とか耐えてボギー相当の 5打で上がったものの、このホール何と 9打!OB 2連発で、すっかり打ちのめされてしまった。
以降、悪いイメージをなかなか振り切ることはできなくなり、9番のドライバーショットも左の山の斜面にぶつける始末(それでも何とかボギー)。前半 OUT は 51(16パット)と叩いてしまった。
前日の練習でのコーチのアドバイスを思い出して、腕や上半身の力を抜いてゆっくり振ろうとしたり、より早くインパクトするよう球をより右に置いたりしたものの、きちんとミートしない。後半 10番では大きくダフるし、11番もヘッドの下の方に当たって、地を這うような低い球となる。頭の中は「?マークでいっぱい」の状態だったが、12番でようやくこの日初めてまともにドライバーが当たり、これを機に 16番、17番、18番とまずまずのドライバーショットを打つことができた。
その甲斐あって、後半 IN は 43(15パット)。何とか 94(31パット)と 90台前半のスコアでまとめることができた。
何とか自分のスイングを取り戻せたのは、12番のティーショットの際に、メトロノームを使った練習でのスイング・テンポを思い出し、スイング中にメトロノームの音を頭の中で再生するようにしたことによる。これにより、おそらく切り返しで叩きに行って速くなっていたであろうスイングを修正することができた。前回のラウンドと違って、大きなミスショットを契機に見失ってしまった自分のスイングを、ラウンドの途中で修正できたことが今回の成果と言えるだろう。
Date | Course (rate) | Yard | Par | Score | Shot | ShortG / PT / GB | P | Situation | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023.4.9 | 入間CC OUT→IN(AG) (70.2/93.6/126) | 6216 | 72 | 94 | 51 | 43 | 40 | 52 | 31 | 1 | 2 | 10.0ft、晴れ |
- スコア:94、パット:31(1.72)
- ショット(60Y以上):40、ショートゲーム(60Y未満):52、ペナルティ:2
- パーオン率:5.6%、ボギーオン率:61.1%
- バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:50.0%
- ダブルボギー率:22.2%、トリプルボギー以上率:5.6%
- フェアウェイキープ率:42.9%、OB 発生率:11.2%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:5.6%
ショートゲームでパーやボギーを拾うのが、僕のゴルフ。今回、グリーン周りのアプローチはまずまずで、寄せワンのパーやボギーも多かった。10.0ft のグリーンにロングパットのタッチを合わせることができた。手ではなく体幹を意識したのが奏功したように思う。アプローチでは体のターンで距離感を出し、パットでは左胸郭の動きを意識した。
1m のショートパットを 3回外し、3パットのダボとしたのは反省である(インパクトのミスが 2回、読みが外れたのが 1回)。特に 12番は、残り 60ヤードからの第3打を手前に外し、アプローチでピンをオーバー、そこからの 3パットのダボと、猛省しなければならない。
それにしても、なぜ練習場のようなミート率、精度のショットが本番では打てないのだろう?なぜ練習通りに振れないのだろう?なぜふだんは見たこともないようなミスが出るのだろう?心を揺さぶられる状態で、そこそこのショットを打ち、ミスをしながらもつないでいくのがゴルフ。それが今の僕にはできていない。これがすなわちコースで 80台を出せない壁であり、Aクラスへの壁でもある。
ボギーオン、ボギープレイを基本としているものの、この壁を突破するには、もっとパーを取れるようになる必要がある。それにはグリーンを狙うショットの精度をもっと上げて、パーオン率を上げる必要がある。初めて 70台を出した時のパーオン率は 44.4%、18ホール中 8ホールでパーオンしたのに対し、今回はたったの 1回である。
練習場では 150ヤード先のグリーンの幅に収まっているアイアンショットだが、本番でその精度が出ない。もっとメンタルに負荷をかけるような練習をすること。そして本番では今やるべきことに集中すること。もう一度、倉本昌弘プロの『本番に強くなるゴルフ』を心に刻もう。
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入間カントリー倶楽部の月例杯は 100人以上と参加者が多く、電話予約するのにも苦労している(何回かけ続けてもつながらない)。そして月例杯当日は、ワンペナが設定されていないので(RPA のみ)、時間がかかる。特に Bクラスの月例杯は、今回の僕のように何度も打ち直したり、隣のホールに打ち込んだりする人がいるから、時間がかかる。この日は何とハーフ 3時間!ショットを打つまでに待たされるホールが多く、最後まで集中力を維持するのが大変であった。
今月から、Aクラスと Bクラスの人数が同じくらいになるように、境目のハンディキャップが 14.9 に変更された。したがって今回はふだんバックティーでプレーしている Aクラスの人たちと、一緒に戦ったことになる。僕も先月、一回だけ Aクラスの月例杯に出たので(もしかしたら「最初で最後」になるかもしれない)、今回の競技ハンディは 14 と設定されていた。Bクラスで入賞するには、かなり厳しいハンディである。もう一度、Aクラスに復帰することが今年の目標であるが、Bクラスの月例杯では、入賞よりもベスグロを出すことを目標としよう。ちなみに今回のベスグロは 89(2人)だった。
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今月で退職されるベテラン・キャディーさんが後ろの組の担当だったので、ラウンド前にご挨拶したところ、このゴルフ場に一本だけ植わっている「金魚椿」を教えてくれた。葉が金魚のように見える椿である。気がきいてホスピタリティが高く、元陸上部ということで 70歳という年齢には全く見えないほど、走り回ってくれるキャディーさんだった。
そしてスタートの 1番ホールでは藤が咲き始めている。今年は桜が咲くのも早く、既に葉桜になりつつあった。若葉の緑に染まるゴルフ場も、またいいものである。