ゴルフスクールのコーチと一緒に、今年の末で営業を終了するデイスターゴルフクラブをまわり、コーチの目の前で初めて「80台」を出すことができた。その結果、
- いいゲームをしていた
- ショットもアプローチもパットもよかった
- 最後のバーディーパットもよく決めた
とのお褒めの言葉をいただいた。とにかくショットの調子が思いのほかよかったので、危なげないラウンドだったと思う。
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とは言え、やはりラウンド中のスイングに課題が見つかったとのことで、「一段上のレベルをめざすために」、より「過酷な」練習をすることになった。と言っても、新たな課題ではなく、従来から何度も指摘されている「右足の粘り」の問題である。
ラウンド中の僕のスイングは、ダウンスイングの途中で、右足の踵が早く浮いてしまう。右足の粘りがなく、右足が暴れてしまう。これを修正するために、「1時間半、ずっとこれをやってください」と言われた練習は、またしても「右足ベタ足」の練習であった。
- 右足ベタ足のまま、右腰を押し込む(入れる)
- バックスイングは普通のフルスイングの位置まで
- フォローは右足ベタ足がキープできる位置まで。フィニッシュはとらない
- 右腰を押し込む(入れる)。右の太ももの内側の筋肉が使われるのを感じる
- この時気をつけるべきは、左腰を引かないこと
- 下半身の動きに意識を合わせる
- 切り返し:左足の踏み込み
- 右足ベタ足のまま右腰を入れる
- 左足と右足とが内側に絞られる感覚がある
- インパクト:左膝が伸びる
- いわゆる「地面反力」を使う動き
- クラブを「下から上へ」使う動き
- いったん沈み込んでから上へ伸びる感覚
- 三觜プロの「うねりスイング」で縦に体を使う感覚
- この動きの中で腰が回転する
- これをひたすらアイアンで1時間半続ける
- スクワットのような筋トレをやっている感覚に近い。
- 普段の素振りもこの感覚でやるべし
この練習をやっていると、アイアンの当たりが分厚くなる。
それと同時に、アイアンの距離を調節する「ハーフショット」として使えるスイングとしても使えそうな気がする。また起伏のある傾斜のライでは、当然ベタ足で打つことになるので、実戦的なスイング練習でもある。
アイアンの場合、
- ボールを右めに置く
- アイアンのフェースを開いて構える
ようにすると、ドローボールが打ち易くなるし、スイング軌道の最下点がボールの先になる。
右足ベタ足の次の段階は、フォローで右足の踵を地面から上げていく:
- フォローまで右足ベタ足の後は、クラブを高く上げていく
- 同時に、右の踵を地面から離す
- この時、背筋が使われるのを感じる
- ハンマー投げ同様、クラブと体が引っ張り合う動き
一連の動きにおいて意識すべきことをまとめると、「ベタ足 → 右腰 → 背中」ということになる。
上半身の動きができるようになったら、下半身の動きにフォーカスする。下半身ができるようになったら、上半身を意識する(腕と上体の同調)。結局、この行ったり来たりの繰り返しである。ゴルフのスイングが上半身と下半身の動きのバランスの上に成立していることの表れとも言える。
ゴルフの練習は「行きつ戻りつ」、一周まわってまた元のところに戻ってくる。進歩がないというべきか。それでも進歩していると信じるべきか。
何度も繰り返してきた下半身(右足ベタ足)の練習と、上半身の練習(腕と上体の同期)についての過去エントリーをまとめておく。自分の記憶の何ともいい加減なことか。読み返してみると、また新たな発見がある。
下半身:右足ベタ足 → 右腰を押し込む
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上半身:腕と上体の同期
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左腰を切るのか、右腰を押し込むのか
以前は「左腰を切る」イメージ、さらにそれを強調する形で「腰を開くだけ開く」とか「左股関節を後ろに引く」という言葉で、腰のターンを練習していた。今やっている「右足ベタ足 → 右腰を押し込む」練習の時には、気をつけるべきイメージである。右足ベタ足のまま、左腰を引いてはならないからだ。
左足と右足とが内側に絞られる感覚があることが重要である。
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追記:2021.12.7
堀尾研仁プロがオススメのドリルとして「ベタ足」を紹介していたので、参考のために載せておく。