Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

理事長杯に向けて黒ティーからの練習ラウンドは、予選通過ぎりぎりのスコア(入間CC AG Full Back)

来週の理事長杯予選に向けて、シングルプレーヤーの友人と黒ティー(Full Back)から練習ラウンドを行う。理事長杯での僕のハンディキャップは 20。74 が例年の予選通過スコアとのことなので、92-93 で回ることが目標となる。

一度、黒ティーで回ったことがあるが、その時は短めの Bグリーンだった(スコアは 98)。理事長杯をはじめとする競技ゴルフは、 Aグリーンで行われるが、6,654ヤード、コースレート 72.0、スロープレート 125 と、さらに難しくなる。

まず IN コースのパー5、12番が 550ヤード、18番が 570ヤードと長くなる。ティーインググラウンドでは両サイドの木が迫り、その先のフェアウェイは遥か遠くに見えて、プレッシャーがかかる。

そしてパー3 のショートホールが 8番を除き、すべて 200ヤード前後となる。また OUT の 3番から 6番の難しいミドルホールがすべて 400ヤード超となる。

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入間カントリー 12番パー5 黒ティー

IN コースは 46(14パット)とまずまずだったが、OUT コースでは 2番、3番で連続 OB(右へのプッシュスライス)、4番で左崖下のワンペナ(試合だったらここから打たないといけない)と、ティーイングショットが乱れて、48(15パット)。トータル 94(29パット)は予選通過ぎりぎりのスコアであった。

2発の OB、ワンペナは悔やまれるものの、初めての黒ティー・Aグリーンにしては上出来と言えるだろう。ハンディキャップは 17.3 から 17.7 となってしまったが、ほぼ実力通りのスコアだと思う。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.6.12入間CC IN→OUT(AG Full Back) 72.0/125)665472944648444729138.7ft、晴れ、25度

  1. スコア:94、パット:29(1.61)
  2. ショット(60Y以上):44、ショートゲーム(60Y未満):47、ペナルティ:3
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:0.0%、パー率:22.2%、ボギー率:38.9%
  5. ダブルボギー率:33.3%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:50.0%、OB 発生率:11.1%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:5.6%

練習ラウンドということで、クラブ選択をあえていつもと変えてみるなど、いろいろ試してみた。

  • 大きめのクラブを持って、コントロールショットするのは難しい。フルショットのクラブ選択が正解。
  • 新しいドライバーは当たると、ランも含めて 230ヤードくらい飛ぶ。
    • 数回ラウンドして、ようやく慣れてきた。
    • 距離のあるホールでは、OB のような大きなミスをしないようにしたい。
  • ロングホールの2打目で 3W(スプーン)を試してみたが、やはり 5W(クリーク)の方が確実。
  • 56度のハーフショットで 50ヤード、スリークォーターショットで 70ヤードを上手く乗せられた。
    • 一番、練習しているショットでもある。
    • 50、70、100ヤードを残すマネジメントを考えたい。
  • 砲台グリーンへの左足上がりからの打ち上げは、一番手上げて 50度を使うべき。
    • 56度だと高く上がってグリーンに届かないケースが何度かあった。

ショートホールの高低差についても、距離計で測定しておいた。「入間カントリー倶楽部の攻略法」に追記しておく:

  • 2番 202ヤード:△10ヤード。
    • アゲンストの中、5W で乗せられた(OB 打ち直しだったが)。
  • 8番 173ヤード:高低差を見なくてよい。
    • 5I で右のバンカーに入れたが、距離はぴったり。
  • 13番 194ヤード:△12ヤード。
    • 4U でワンオンした。
  • 16番 203ヤード:△25ヤード。
    • 5I でサブグリーンに乗った。距離はぴったり。

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因みに友人のシングルプレーヤーは、今回で黒ティーでの練習ラウンドが 5回目。その間にハンディキャップの「積み上げ」に成功し、理事長杯のハンディキャップは 12 で出ることに調整している。今日は IN 44、OUT 41 の 85 と、予選通過できるスコアメイクをしていた。またラウンド中、アプローチやパットでミスした後には、もう一度同じところから打ち直して、修正していた。ショットの安定感ももちろんだが、30-50ヤードからのアプローチの距離感がいい。ミスしても着実にパーを狙えるところへオンしてくる。

今日一緒に回ったのは、大学時代の同級生ペア。僕と同年代でもある。一人は Ducati のバイクで来ていることで、ホームコースでもちょっと有名な方だった。さすが Aクラス、きっちり 80台でスコアをまとめていた。

ラウンド後は、友人と一緒にアプローチとパットの練習である。

  • ロングパットの距離感
    • 最終 9番のファーストパットを 2m もオーバーさせて、3パットのダボを叩いたのを反省して。
  • ショートパット
    • 芯に当てること、順回転させること、ラインに乗せていくことを意識。
  • グリーン周りのアプローチ
    • 開いたフェースを閉じて低い球を出すやり方だと、飛び過ぎを心配して緩みがち。
    • フェースを開いて、球の高さを出す練習。多少強く入っても大きなミスにならない。

いよいよ来週が本番である。今日の練習ラウンドと同じようなメンタルで回れるだろうか。ミスをもう少しだけ減らしたいものである。そして梅雨入りして雨になる予報である。たとえ雨になったとしても、我慢して耐えるゴルフを展開したい。

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ゴルフ ラウンド記

255g という驚きの軽さのスパイクレス・シューズ「ゼロ・スパイク バイター ライト」

ブリヂストンゴルフのスパイクレス・シューズ「ゼロ・スパイク バイター」シリーズを愛用している。サイズは 26.5cm。このサイズで OK ということがわかっているので、試着せずにオンラインで購入することがほとんどである。

www.bs-golf.com

今使っているのは、2014年発売の SHG450 の白と、2015年発売の SHG580 のライトブラウン(こちらはホームコースに置きっ放し)。「ゼロ・スパイク バイター」の初期の頃のモデルである。コースでも練習場でも 3年以上履いていることもあって、経年劣化してしまい、肝心の靴底、アウトソールの一部が剥がれることが多くなってきた。そのたびに瞬間接着剤で補修してきたのだが、ゴルフ場に行く時にも瞬間接着剤を持ち歩き、ラウンド前・練習前に靴底をチェックして補修する回数が常態化してきたこともあり、そろそろ新しいシューズを買うことにした。

買ったのは 2019年発売の軽量モデル「ゼロ・スパイク バイター ライト」SHG950 である。もともと気になっていたモデルであるが、そろそろモデルチェンジでもあるのだろうか、ネット上の在庫もほとんどなくなって来ており、買うにはよい頃合いだと考えた。黒と白、2色のモデルを買って、一つはホームコースに置いておくつもりである。

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ゼロ・スパイク バイター ライト SHG950

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ゼロ・スパイク バイター ライト SHG950

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ゼロ・スパイク バイター ライト SHG950

実際に手に取ってみると、その 255g という軽さにびっくりする。たとえば愛用のランニング・シューズ GT-2000 9(281g)よりも軽いのだ。ラウンドでの足の疲れが少なくなることを期待している。履き心地も普通のシューズと変わらない。玄関先からこのシューズを履いたまま、車を運転して練習場やゴルフコースに行くことも OK だ。


www.youtube.com

store-bridgestonesports.com

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「ゼロ・スパイク バイター」には、ニット地の軽量モデル SHG020 も 2020年に発売されているが、雨のゴルフには使えないかもしれない。

因みに今まで履いていた「ゼロ・スパイク バイター」の初期モデルがこちら:

これらの靴底を瞬間接着剤を持ち歩いて補修していたのである:

タイガー・ウッズ初来日のコースに6年ぶりに挑戦(武蔵丘GC)

先日は10年ぶりに訪れたコースでよい成績を上げることができたが、今回は 6年ぶり武蔵丘ゴルフコースに挑戦する。毎年秋には女子プロの試合が開催されるコースであり(レギュラーティーのコースレートは 69.8)、またタイガー・ウッズが 1997年に初来日した時にラウンドしたコースでもある。とても整備が行き届いていた林間コースで、気持ちがいい。

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タイガー・ウッズ初来日記念の品々

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結果は前半 IN:47(19パット)、後半 OUT:46(18パット)、計 93(37パット)。90台前半は実力通りのスコアではあるが、もっとミスを減らせれば「90切り」できていたと、反省が残るラウンドでもあった。特に 3パット 3回の 37パットは叩き過ぎである。

  • 1m 前後のパットを 4回外した。12番では絶好のバーディチャンスを逃し、さらに 13番、15番ではパーを逃してしまって、前半の IN コースでいい流れを作ることができなかった。入れる気持ちが強く、打ち過ぎてカップに蹴られたのが痛い。
  • 14番ではセカンドの 8I がシャンクしてワンペナ。その直後の第4打 90ヤードをグリーンオンさせられず、トリプルボギー。痛い。
  • 18番パー5では会心のドライバーショットを放ちながら、第2打、第3打でウッドの連続ミス(トップ)でダボにしてしまった。
  • 後半 OUT は 3つのダボが痛い。
    • 3番、7番では 3パットのダボ。
    • 8番 160Y パー3 では、7I のティーイングショットを大ダフリして OB。打ち直しでしっかりオンさせて何とかダボに収めたが、とても痛いミスであった。
  • ドライバーショットは前半はフェアウェイを捕えていたが(フェアウェイキープ率 71%)、後半は何と1回だけ(14%)。足に疲れが来ていたのは明確であった。

反省点は多いが、逆に評価してよいポイントも多々ある。

  • 名物 17番の距離のある池越えのミドルホール。ドライバーが会心のドローボールで 220ヤードほど飛んだ。
    • フルバックからタイガー・ウッズが飛ばした地点にわずかに届かず。タイガーの飛距離は 300ヤード以上と推測される。
    • そこからの第2打 7I はドローがかかり過ぎて、砲台グリーンをヒットしたもののわずかにオーバー。そこからボギーに収めることができた。

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池越えの 17番ホール:黒と赤のフラッグはタイガー・ウッズの第2打地点

  • パー5のロングホールは、18番を除き、4ホール中 3ホールでパーオンしてパーを取ることができた。
    • いずれも第3打を 100-130ヤードを PW ないし 9I のフルショット or スリークォーターショットでグリーンに乗せている。
    • 9番ではドライバーショットが右に行き、第2打地点からは残り 280ヤード、ボールはラフに埋もれていた。そこから 7I でフェアウェイに出して、残り 130ヤードを 9I でグリーンに乗せた。第2打で冷静に 7I を握ったところが勝因。

フロントエッジまでの距離を考慮した「フロントセオリー」採用により、パーオン率が上がりつつある。その一方で3パットが増えている。ロングパットを半径 1m 以内に寄せる距離感、そして 1m 前後のショートパットの方向性。パッティングをもっと練習しなくては!

 
DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.5.28武蔵丘GC BG IN→OUT (69.8/-)624072934746434837129.0ft、晴れ

  1. スコア:93、パット:37(2.06)
  2. ショット(60Y以上):43、ショートゲーム(60Y未満):48、ペナルティ:2
  3. パーオン率:27.8%、ボギーオン率:38.9%
  4. バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:44.4%
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:42.9%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:5.6%

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ゴルフ ラウンド記

カリスマ・フィッターによる最新技術に基づいた『クラブ選び&セッティング術』

『誰でもスコアアップできる!クラブ選び&セッティング術』は、最新の技術に基づいたクラブの選び方、セッティングの考え方を、カリスマ・フィッターである鹿又芳典氏が解説する。この本がもう少し早く出版されていれば、ドライバーを買うフィッティングする、そしてリシャフトする前に読んで、予備知識を得ておくことができたのだが…。

前半でそれぞれのクラブごとの選び方を、後半の最終章でセッティングを解説しているが、このセッティングの章が面白い。まず「クラブセッティングを工夫すれば、誰でもシングルになれる」と主張している。そのシングルのレベルとは:

  1. ティショットが「平均」220ヤード以上飛ばせること
  2. 7番アイアンが「打てる」こと(そこそこのショットが6割くらい出る)
  3. 10m のパットの距離が合わせられること(1m 以内に寄せられる)

ベストパフォーマンスの質を上げることではなく、ワーストパフォーマンスの底上げをすることが大事で、セッティングの基本は「弱点をなくすこと」。極端に苦手なクラブや距離をなくすことができれば、誰でもシングルになれると言う。理想のスイングを求めるのではなく、現状のスイングをベースに、そのスイングで結果が出るセッティングを作る方法を勧めている。

ティーイングショット

「平均」220ヤード以上飛ばせるとは、レギュラーティーから 2オンの可能性を残すにはそれくらいの飛距離が欲しいという目安。そのために大事なのは、「2打目が打てるところにある」こと。OB や池に打たないことが絶対条件。その意味では「飛ぶドライバー」を選ぶのではなく、「曲がらないドライバー」を選ぶことが最重要である。

  • フェースがスクエアにならず、開いて当たっている場合:
    • 「つかまる」ドライバーを選ぶ
    • 高い慣性モーメントのドライバーは重心距離が長く、ダウンスイングでフェースをスクエアに戻しにくい → 重心距離が短い国内ブランドのモデルを試す
  • 打点が安定せず、フェースのセンターに当たらない場合:
    • 深重心・大慣性モーメントのオフセンターヒットに強いドライバーを選ぶ
  • 両方の場合:
    • クラブの総重量に問題があるので、適正な重量を探る
危険ゾーンのクラブ

「危険ゾーン」とは 170 - 200ヤードくらいの長めの距離。この距離から大きなミスなくグリーンまわりまでボールを運べるようになると、スコアが一気にまとまるようになる。距離の幅があり平らなライから打てないので、複数のクラブで手厚くカバーしたい。距離がかぶってもいいので、球が易しく上がるクラブと方向性が安定してラインが出るクラブの両方が必要になる。フェアウェイウッド(FW)とユーティリティー(UT)とを組み合わせる。

同じロフトでも FW は UT より飛距離も高さもでやすく、ソールの抜けもよくなる。逆に UT の方が低めの強い弾道を打ち易い。

100ヤード以内のクラブ

シングルになるには、100ヤード以内から常に 2打、最低 3打で上がることが求められる。ベタピンでなくともパーパットのチャンスを残すこと、「30ヤード以内から2打」が計算できるようになればシングルである。

そのためのウェッジは、アマチュアにとってスコアメイクの生命線であり、最近ではウェッジを4本入れるのが当たり前になりつつあると言う。ロフト1度の違いが約 3-5ヤード。6度ピッチだと番手間で 20-30ヤードの距離が開くが、これを 4度ピッチにすることで番手間の距離差は 10-12ヤードとなり、中途半端な距離が残っても、グリーンに乗せられる確率が上がる。さらにグリーン周りからのアプローチのキャリー対ランのバリエーションが増える。この時 60度を入れると、球を上げて止めるのが楽になる。

100ヤード以内をノーストレスで打てるクラブ、バンカー専用を前提としたクラブを入れたい(たとえば下表):

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ウェッジのセッティング(鹿又芳典『クラブ選び&セッティング術』より引用)

基本セッティング

スコアメイクのために何を重視するか。下表の基本セッティングをベースに、得意・不得意を考えて入れ替えていく。

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基本セッティング(鹿又芳典『クラブ選び&セッティング術』より引用)

「ウェッジのロフトを 4度刻みにしろ」「60度を入れろ」というところが新鮮であった。僕のセッティングは 6度刻みになっている(PW 44度、50度、56度 のウェッジ 3本体制)。ティーイングショットにしか使わない 3W を抜いて、ウェッジを 1本追加すして、4度刻みにすべきか、ちょっと心が揺らぐ。

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このようにウェッジを追加してきめ細かく揃えていくか、少ない本数のウェッジで距離を打ち分けていくのか。倉本昌弘プロの考え方は後者であり、「3本のウェッジ x 振り幅 3通り x グリップの長さ 3通り」の 27通りを打ち分けてみて、自分の得意な組み合わせを見つけることを推奨している。フィッターとプレーヤーとでの考え方の違いとも言えるし、クラブ技術の進化による違いとも言えそうだ。

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ドライバー & カスタムシャフト

冒頭に述べたように、この本がもっと早く出版されていれば、ドライバーを買ってフィッティングをしてリシャフトする際に参考にできただろう。

2021年のドライバーのトレンドは「深・低重心 & 大慣性モーメント」。

ドライバーの曲がりを抑える、いわゆる「曲がらないドライバー」には二つの観点がある:

  • フェースの向きができるだけスクエアな状態でインパク
    • 開いたフェースをインパクトまでに戻せる → 重心距離の短いクラブ(例:XXIO)
  • インパクト時のフェースのブレを抑えてくれる
    • オフセンターヒットに強い → ネック軸まわりの慣性モーメントが大きいクラブ(例:米国ブランド)

ドライバーについては、ヘッドだけでなくシャフトも著しく進化している。ヘッドに合わせて作られた純正シャフトは、もっとも飛ばせる可能性を秘めている。

まずは純正シャフトをベースに考えるが、純正シャフトが重量的にマッチしない時に、カスタムシャフトを検討する。カスタムシャフトが最も貢献するのは、同じように振った時のスイングスピードをアップさせて、ボールの初速を上げること。切り返しの瞬間、そしてハーフウェイダウン以降で、心地よいしなりが感じられれば、振り抜いていける。

ヘッドスピードが 40m/s という一般的なアマチュアゴルファーがめざすべきは「ランの出る中弾道」。打ち出し角 11-13度の「ちょっと低め」でバックスピン量が 2,500rpm前後。キャリーが 220-230ヤード出て、ランが伸びれば 240-260ヤードの飛距離が見込める。

僕は SIM2 MAX-D の純正シャフトが重かったので「軽硬」のシャフト PLATINUM SPEEDER を導入した。フィッティング時のデータを再掲すると、適正なスピン量、打ち出しが 14-15度とちょっと高め、ということになる。

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PLATINUM SPD3 SR のデータ

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傷心のゴルフだったが、80台で 10年ぶりのリベンジを果たすことができた(函南GC 富士コース)

新垣結衣が結婚!ということで、傷心のゴルフとなった。

友人のホームコースである函南ゴルフ倶楽部 富士コースに、10年ぶりに挑戦する。10年前に来た時は、ここの IN で「初めてのハーフ 40台」を出している。その半年後には大叩きして「なかったことにしたい」と振り返っている。つまり 10年ぶりのリベンジを期してのラウンドということになる。ティーオフ時は霧がかかっていたが、徐々に霧も晴れてきた。残念ながらずっと曇っていて、富士山を見ることはかなわなかったが、三島・沼津市街と駿河湾を一望することができた。

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函南ゴルフ倶楽部には、箱根コースと富士コースと二つのコースがある。富士コースでラウンドする場合も、箱根コースのクラブハウスでチェックインする。ここで着替えて、バスで富士コースに移動。昼食は富士コースで食べ、ラウンド終了後にまた箱根コースにバスで戻ってくる仕組みとなっている。

富士コースで月例などの競技は行われるとのこと。丘陵地にあって高低差のあるホールが多い。せっかく来たので競技と同じレギュラーティー(Blue)から回らせてもらうことにした。富士コースの JGA 公式レートは 69.8 / 124 と、僕のホームコースである入間カントリーよりもスロープレートが高い。入間カントリーの傾斜と小さな砲台グリーンで培われた実力が試される。

そして…。OUT:45(18パット)、IN:41(17パット)、計 86(35パット)と望外の出来のゴルフで、10年越しのリベンジを果たすことができた。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.5.22函南GC 富士コース OUT→IN (69.8/124)62407286454139463511曇り、弱風

  1. スコア:86、パット:35(1.94)
  2. ショット(60Y以上):39、ショートゲーム(60Y未満):46、ペナルティ:1
  3. パーオン率:38.9%、ボギーオン率:38.9%
  4. バーディ率:0%、パー率:50.0%、ボギー率:27.8%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:64.3%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:5.6%

OUT はアプローチの連続ミスによるトリプルボギー(5番)や、連続ショットミスのダボ(1番)、3パットのダボ(8番)を、4つのパーで取り返しての 45。IN は 3連続ボギーのあと、13番から 5 連続パー。ハーフ 30台を狙って、最終 18番ではパーを獲りに行き失敗したが、それでも 41。パーオン率 38.9%(これはたぶん自己最高)、パー率 50% と、我ながら上出来のゴルフを展開することができた。

なぜこれだけのパーオンができたか?主に3つあると考えている:

  • リシャフトした新ドライバーの直進性・方向性の高さ
    • フェアウェイキープ率が向上
    • フェアウェイになくても、第2打が打てるところにある
  • グリーンを狙う際にショートアイアンやウェッジのフルショットの距離が多かった
    • 110-130ヤードと、PW や 9I の距離が残ったのが幸いした
  • グリーンを狙う際、「フロントセオリー」を重視
    • 9番:ピンまで 155ヤードの砲台グリーン、150ヤードキャリーの 7I で手前からグリーンオン
    • 16番:ピンまで 195ヤード、U3 でグリーンの手前から転がすことで、グリーンオン

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SIM2 MAX-D は直進性が高く、出球がバラつかないため、大けがが少ない。その一方で、球を右に出すドローボールのイメージで打てないのが課題である。17番パー5では右の木を越して戻ってくるドローボールを放つことができたが、下手をするとそのまま右へ突き抜けていく可能性もあった。長年 GLOIRE F2 でドローボールを打ってきたし、またウッドおよびアイアンはすべてドローボールなので、ドライバーだけストレート系で狙うイメージが持ちにくいというのが現状である。コーチには「ドライバーだけ、ストレートで狙うように意識を変えること」とアドバイスされている。

パット数は 35 といつもより少し多い。これはパーオン率が多かったことの裏返しで、ミドルパット、ロングパットが増えたためと考えている。また上りのパットを打ち切れないミスも多かった。せっかくラインに乗っているのに、カップに届かないケースが 3回。これでバーディーやパーを逃したのは残念である。

17番パー5では、ドローのかかったドライバーショットがよく飛び、ピンまで残り 210ヤードが残った。ここで 3U を握ってグリーン手前を狙う作戦をとった。直前の 16番で残り 195ヤードを 3U で手前から転がしてグリーンに乗せていたので、3U でいいショットが打てるイメージがあった。そして結果的にはグリーン手前の花道に残り、そこから残り 2m のバーディチャンスを作ることができた(あと一転がりが足りず、パーに終わったが)。このセカンドショットで、3U ではなく 5W を持つ選択肢はあっただろうか?そこまで4連続パーという流れで来ていたので、強気に2オンを狙ってもよかったのではないだろうか?人生初のイーグルチャンスを作れたのではないだろうか?いやいや、5W だとグリーンオーバーするなどしてパーすら獲れなかったかもしれない。ゴルフで「たらればは禁止」だが、どちらの選択をすべきだったか今でも迷うところである。

最後の18番パー4は、ハーフ30台を狙って、パーを獲りに行き、ダボとなった。残り 147ヤードの砲台グリーンへの第2打。手前に切られたピンをオーバーするよりも、グリーン手前から乗せるつもりで、キャリー 140ヤードの 8I を選択するが(9番での「フロントセオリー」によるパーオン成功のイメージを優先した)、グリーン手前の坂に弾かれて上り切れずに戻ってきてしまう。第3打はピンが手前に切ってあるため、エッジぎりぎりを狙ったアプローチだったがショート。ここからパターを使うが手前の逆目の芝に食われて、これまたショート。そして残り 2m のパットを入れることができなかった。第2打で 7I を選んでいたら?第3打できっちりエッジを越せていれば?そもそもパーを狙うこと自体が身の程知らずだったのでは?この最終ホールも、いろいろと反省材料が残る。

最近のラウンドから「フロントセオリー」を実践して、少しづつ経験値を積み上げている。そこでは次のようなことが重要になると感じ始めている:

  • 180 - 200ヤードの長い距離はウッドのショットの方向性を磨くこと
    • ガードバンカーを避けて、花道から転がせるようになる
  • グリーン手前からのアプローチのミスをなくすこと
    • フロントセオリーで手前に残った場合に、きっちり乗せる(あわよくば寄せる)
  • レイアップするのなら、ショートアイアンやウェッジのフルショットの距離を残すこと
    • グリーン手前にバンカーがあるなど、フロントセオリーが使えない場合

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JGA ハンディキャップは 17.3(GDO は 17.4)と自己最高となった。調子がいいだけか、それとも本物の実力として身についているのか。自分の技術の脆弱さや練習場での芯に当たらなさを考えると、不安材料の方が多いが、このようないいラウンドを続けられるよう練習していきたい。

ゴルフ ラウンド記

最寄りのゴルフ練習場で工事が始まった

ニューウイングゴルフクラブは、僕が 2008年の夏にゴルフを始めて以来、ずっと通い続けている練習場である。数ヶ月後のコンペに参加することになり、慌てて最寄りの練習場であるここのゴルフスクールに通い始めたのがきっかけである。

以来、約13年、週1回のペースで同じコーチの先生に習い続けている。矢部昭プロも個人レッスンで時折お見かけする。僕が習っているコーチも、ときどき矢部プロにアドバイスを求めたり、スイングを見てもらったりしているそうだ。

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習い始めて5年ほどのゴルフスクールの内容は、「ゴルフレッスン・メモ」としてまとめてある。基本は週1回のゴルフスクールのレッスン。スクールが休みの週は、気が向いたら自主練習に出かける。在宅勤務になってから、平日の夜に自主練習に行く時もある。何と言っても、車で10分のところにあるのが、この練習場の魅力である。

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最近はコロナ禍で次々に近隣の練習場が閉じており、その中で生き残っているニューウイングゴルフクラブもだいぶ混むようになった。休日は駐車場待ちになる場合もある。

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ニューウイングゴルフクラブの工事

そのゴルフ練習場で何やら工事が始まっている。奥のポールの点検・修理と塗り替えとのこと。数ヶ月はかかる工事らしい。この間、3階打席はクローズすることになる。

このため練習場がまた一段と混むようになっている。幸いゴルフスクールは打席が確保されているものの、気軽に自主練習に出かけることが難しくなってきた。駐車場で待つこともなく、いつでも空いている打席に入れる藤沢ジャンボゴルフのような優雅さは、この練習場には望むべくもない。はてさて、工事が終わるまで、どうしたものだろうか。

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前半は「五里霧中」、後半は晴れ。リシャフトしたドライバーが活躍した(ファイブハンドレッドC BG)

今年は梅雨入りが早いが、幸い天気は持ちそうだ。そう思って、富士の山裾にある友人のホームコース、ファイブハンドレッドクラブに出かけるが、何と霧。30ヤード先からは全く見えない。どこに向かって打っていいか、グリーンがどこにあるのか、さっぱりわからない。まさに「五里霧中」の状態のゴルフであった。目の前にあるシニアティーを頼りにティーイングショットを放ち、セカンド以降はキャディーさんの指示に従って打つものの、方向性も距離感も全然つかむことができず、集中力を欠いた。前半 IN の14番パー5 で、痛恨のサードショットの OB(ロストボール)。それでも何とか 49(16パット)で折り返す。

後半 OUT は晴れ上がり、気持ちよくラウンドすることができた。距離が長く、なかなかパーはとれないもののボギーペースをキープして 44(17パット)。4番パー3 でバンカーを一発脱出できずにダボにしてしまったのが悔やまれるが、それ以外はパーとボギーに収めることができた。前半の霧の中のゴルフを考えれば、パーオン・ボギーオン率 72.2%、パー+ボギー 77.8% は上出来だし、93(33パット)はまずまずのスコアと言えるだろう。

とは言え、常に 90 を切るゴルフをするには、もう一皮剥ける必要がありそうだ。

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この日、コース初デビューとなるリシャフトしたドライバーは、まずまずの感触。SIM2 MAX-D の直進性と、PLATINUM SPEEDER 3SR によるヘッドスピードがかけ合わさり、フェアウェイキープ率 71.4% を達成した。

最近グリーンオーバー(特に砲台グリーン)が多いので、フロントエッジへの距離を意識し、その辺りにキャリーする飛距離の番手選択をするようにした。5番パー5 ではピンまで残り 195ヤードのサードショットを U3 にて、グリーン手前から乗せて、3m のバーディーチャンスにつけることができた。これは自分でも奇跡のような出来のショットで、すごく嬉しかった。砲台グリーンの手前にキャリーしてそこから 2-3回バウンドしていったので、遠目にはグリーンのフロントエッジにようやく乗ったくらいに見えたが、実際には奥に切ってあるピンの近くまで転がっていた。なるほど、グリーンの手前から狙う「フロントセオリー」とはこういうことか。

一方、ピンまで 120ヤードの距離が残った時が2度あった。18番では 9I のスリークォーターショットを選択、直接グリーンをヒットした球は止まらず奥のバンカーへ。この失敗の反省もあって、2番では PW のフルショットでフロントエッジまでの距離 115ヤードを打ったつもりだったが、右に出てガードバンカーに捕まった。距離はあっていたかもしれないが、方向がずれてしまった。うーむ、なかなか難しい。しばらくこの「フロントセオリー」のラウンドを続けて、経験値を上げていきたい。ミスの傾向もわかってくるだろう。

今日は全体にショットが右に出ることが多かった。前半は真っ直ぐ出ていたドライバーショットも、後半は右に出ていた。7番ではあわや OB というところであったが、辛うじて残っており、そこからのリカバリーもあって事なきを得た。ドローボールの球筋を意識して、球を右に出し過ぎる感がある。ゴルフスクールでは、インサイドアウトではなく、ターゲットに対してよりスクエアにラインを出していくようなクラブパスへ変えるよう、コーチに言われているが、実戦ではそれができていない。一方、キャディーさんには「右を向いていて、その方向に真っ直ぐ球が出ていた」と言われた。もう一度、アドレスを要チェックである。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.5.18500 C IN→OUT(BG) (-/-)656172934944375533619.0ft、霧 のち晴れ、弱風、25度

  1. スコア:93、パット:33(1.83)
  2. ショット(60Y以上):37、ショートゲーム(60Y未満):55、ペナルティ:1
  3. パーオン率:11.1%、ボギーオン率:61.1%
  4. バーディ率:0%、パー率:16.7%、ボギー率:61.1%
  5. ダブルボギー率:11.1%、トリプルボギー以上率:11.1%
  6. フェアウェイキープ率:71.4%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:27.8%
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