Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

バンカー地獄、池ポチャ、3パット。名門コースの罠にハマった(六甲国際GC 東 Front)

「宮里藍 サントリーレディースオープン」が開催される名門、六甲国際ゴルフ倶楽部に初挑戦する。前日は嵐のような雨になり、西コースの IN ハーフだけ回って早々に退散した。今日は曇りのち晴れ。東コースを 18ホール回ることができた。Front ティー(白ティー)で 6416ヤード、コースレート 71.6、スロープレート 135、ボギーレート 96.6 とタフなコースである(ホームコースの入間カントリー倶楽部のボギーレートは 92.2)。

毎ホール、ティーイングショットの落としどころに、フェアウェイバンカーが待ち受けている。そしてグリーンはとても深いガードバンカーに守られている。あるいはグリーンのすぐ近くまで池が食い込んでいるホールもある。グリーンは広くロングパットの距離感が要求されるうえに、アンジュレーションも複雑で、ときどき上りか下りかわからなくなる。

六甲国際GC 東コース 3番(サントリーレディース 3番)

OUT は短いパー4 の 8番でバンカーに入れてしまった。前日の雨もあり、硬く締まった砂。ここから脱出に3回もかかり +4 のダブルパーを叩く。

IN は 15番で50ヤードの地点から、距離を合わせようと緩み、グリーン前の池に入れてしまい、ここも +4 のダブルパーを叩く。

14番ではせっかくバンカーを一発脱出したのに、ファーストパットを打ち過ぎて 3パットのトリプル。

このコースの罠にまんまとハマった 3ホールで大叩き、と言ってもよいだろう。それ以外のホールはまずまず実力通りというところであろうか。16番ではチップイン・パーもあり、パット数は 29パットであった。ドライバーは相変わらず捕まらないし、5W も右に行くミスが多かった。

六甲国際への初挑戦は、OUT 50、IN 47 の 97(29パット)という結果に終わった。90台前半は出したかったなぁ。大叩きの 3ホールが悔やまれる。少なくとも 4打は縮められたはずである。ボギーレート 96.6 なので、97 というスコア(調整後は 95)でまわったということは、ほぼ実力通りのゴルフができたということであろう。ハンディキャップは 19.2 から 18.9 とほんの少し向上した。

ハンディキャップは正直だ。今回、16というハンディの友人と回ったが、彼のスコアは 94。まさにハンディキャップの差が、そのままスコアに表れている。ティーイングショットの安定度、セカンドショットの精度、バンカーショットの精度などの実力差が、ハンディに象徴されている。

六甲国際GC 西コース 11番(サントリーレディース 16番)

サントリーレディースオープンでは、東コースの OUT はそのまま使われ、後半は西コースが中心となる。西コースの 11番から 13番が、上がり 3ホールになる。テレビ中継で映るホールである。サントリーレディースでの 16番、つまり西コースの 11番のパー3、最終日のピンの位置は左奥、池のすぐ近くである。さすがにトーナメントのセッティングは難しいことが、ティーイングエリアの写真からもよくわかる。

六甲国際GC 西コース 13番(サントリーレディース 18番)

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2022.4.30六甲国際GC OUT→IN (71.6/96.6/135)641672975047445229419.3ft、曇りのち晴れ、17度

  1. スコア:97、パット:29(1.61)
  2. ショット(60Y以上):44、ショートゲーム(60Y未満):52、ペナルティ:1
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:44.4%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:28.6%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:11.1%
ゴルフ ラウンド記

切り返しで「間」を作るよう、リズムとテンポを整える

バックスイングは深くなり、だいぶよくなった」と、コーチに言われた。ただ実際のラウンドではミドルアイアン以上になると、ミスショットが多くなる。練習場での僕のミスショットを見たコーチからは「切り返しで『間』がない。振り急いでいる。若干叩きに行っている」との指摘を受ける。

切り返しの「間」を作るために、スイングのリズムやテンポを整えていく必要がある。そのために教わったドリルは

  • 7I のフルスイング(ハーフショットではない)のフォームで、100ヤード打つくらいのリズムとテンポで打つ

というものであった。これは以前、切り返しで叩きに行く癖があった時に習った練習である。切り返しをゆったり行うことになる。

そしてドライバーショットが捕まらないのも同じ原因だと言う。つまり切り返しの後のテンポが速い(急いでいる)。このためフェースターンが間に合わず、右に飛ぶ。そこで切り返しをゆったり行うように「間」を意識すると、右に抜けたりスライスしたりしなくなる。なるほど!

この練習を繰り返す中で感じたのは、切り返しはやはり下半身主導だということだ。左足の踏み込みを意識することで「間」を取り易くなる。右足に乗ってバックスイング。左足を踏み込んで切り返し。歩くようにスイングする

ゆったりスイングするこのドリルに、少し自分独自のアレンジを加えてみた。以前習ったハンドファースト・インパクトを身につける練習法、つまり

  • アーリーリリースを抑える(手首のリリースのタイミングを遅らせる)
  • 右手の角度をキープしたままインパクトする

ことを組み合わせている。右手首の角度をキープしている時間を長くして、体の回転でグリップを引っ張ってくるイメージ。これによりフルスイングの形でも、アーリーリリースを抑えて、ハンドファーストインパクトに近づくと期待している。

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遅いグリーンに対応できなかった…(入間CC AG)

入間カントリーの会員になりたての方を含め、気の置けないゴルフ仲間たちとホームコースをまわる。27度まで気温は上がり、まるで夏のようなラウンドとなった。ようやく新しいスイングにも慣れてきたのか、このところ富士クラシック大相模と連続して「90切り」したので、ホームコースでも 80台を出したいところだったが…。

入間カントリー倶楽部:1番ホール

残念ながらいつもより遅いグリーンに対応できず、3パット多発。特にパーオンしながらの 3パットが 2回もある。決めなければいけないショートパットを一筋外すというミスも 2回あって、「90切り」することはできなかった。パッティングを除けば、IN:47(19パット)、OUT:45(14パット)の計 92(33パット)は、19.3 というハンディキャップ通り、実力通りのスコアであったと言えよう。

朝の練習グリーンでは、球の転がりも伸びるし、9.0フィートという数値が妥当に思える設定だと感じた。ところが実際のコースのグリーンでは意外と球が止まる。上りのパットを打ち切れない。そしていつもの 10-11 フィートの速さなら、カップをすり抜けてグリーンの外にまで出るような下りのパットも、カップから 1-2m ほど過ぎたところで止まってしまう(止まってくれる)。

このスピードの違いに、頭がついて行かなかった。いつもの感覚で、慎重に下りのミドルパットを打つ。そうすると何と 1-2m もショートして、再び下りのパットが残る。そのパットを外す。うーむ… という展開が続いた。パット数としては 33パットになっているが、エッジからのパットも含めると 35パット、実質的には 3パットを 5回やっていることになる。1ヶ月前は 11フィートのグリーンで 28パットと頑張ったのと好対照である。

飛距離のない僕にとっては、パットを含むショートゲームが生命線なのに、これでは「90切り」できない。グリーンのスピードの変化への対応力を身につける必要がある。

そして、ピンや自分のパターあるいは自分自身の影が重なった時に、ショートパットを外している。影の動きに惑わされずに、スクエアにインパクトすることも求められる。

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ショットについては、まずまずだっただろうか。今の自分のテーマであるバックスイングの捻転については、やはりコースに来ると不十分だと感じる。というのは「飛ばそう」とした瞬間に、トップの位置に自分の腕が上がるのを感じるからだ。テイクバックの始動から、体を使ってバックスイングをしていれば、こうはならない。シャフトクロス、フライイングエルボーの症状も出ていた可能性もある。

こういった要因もあるのだろう、ドライバーショットはほとんど捕まらずに、右にプッシュアウトしていた。後半の OUT はほとんどフェアウェイを外している。右斜面の途中まで行ってしまった 4番では、その後の脱出にも失敗してトリプルボギーにしてしまった。

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ラウンド後は、親睦を深めるべく、久しぶりに小竹向原の長寿庵で反省会。僕自身は反省しなければならないが、上級者である友人は祝勝である。何と後半 OUT で 3バーディーの 38!ドライバーがよく飛び、グリーンを狙うアイアンがよく決まっていた。最後の 9番では残り 60ヤード地点のラフから 58度のウェッジを使って、ピタッと 1m につけていた。見事というしかない。こういうゴルフができたら、楽しいだろうなー。焼酎の蕎麦湯割りがゴルフで疲れた体に沁みて、心地よく酔うことができた。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2022.4.23入間CC IN→OUT(AG) (69.9/92.2/120)617072924745425033209.0ft、晴れ、27度

  1. スコア:92、パット:33(1.83)
  2. ショット(60Y以上):42、ショートゲーム(60Y未満):50、ペナルティ:0
  3. パーオン率:16.7%、ボギーオン率:50.0%
  4. バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:50.0%
  5. ダブルボギー率:22.2%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:42.9%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:11.1%
ゴルフ ラウンド記

フラットなレイドオフ、深いバックスイング。スイング改造により新たに見えてきたことがある(かもしれない)

今年の冬のスイング改造のテーマは、シャフトクロスを抑えてフラットなレイドオフのトップをめざすことであった。その一環で、バックスイングの捻転を深くすることに取り組んでいる。この二つの練習テーマによって、新たな感覚、新たに見えてきたことがあるような気がしているので、メモしておく。

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右肘を下に向ける(右上腕の回外)ことで、シャフトクロスからレイドオフのトップになることをめざしている。この時感じるのは、クラブが自分の体の後ろにあるというものだ。


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そしてこの時バックスイングを深くすると、さらにクラブは後ろにくる。そして背中は飛球線方向を向く(ほぼ後ろ向きの状態である)。ここから左腰リードで切り返して、クラブを引っ張ってくる時に、

  • 堀尾プロ:胸の前屈。一本背負いでアウトサイドインのクラブを立てる感覚で振ると、インサイドからクラブが入る

という感覚が、ほんのうっすらとだがわかる(感じる)ような気がする(堀尾プロのレッスンを受けた時には、この動きはできていると言われた)。

友人のシングルプレーヤーは、3回目の堀尾プロレッスンを受け、切り返し直後の胸の前屈を習ったと言う。そのレッスン動画を見せてもらったら、クラブがインサイドから入り、また切り返しで沈み込むようなカッコいいスイングになっていた。胸の前屈により、インサイドからクラブが入ることについては、下記の動画解説が詳しい:


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一方、僕のコーチは、胸を前屈させるというよりは

  • 深く捻転したところから、腕の力を抜いて、左腰リードで切り返せば、自然とクラブはインサイドからシャローに入る

という教え方をする。意識的にクラブを「右回り」にする腕の使い方、いわゆるシャローイングは教えない。この教えは、三觜プロの教え方(クラブを引っぱれば、パッシブトルクで勝手にクラブは倒れる)と似ている。

そしてこの「インサイドからシャローにクラブが入る」感覚も、「フラットなレイドオフ & 深いバックスイング」によって、うっすらと感じられるようになった気がしている。

コーチによれば、シャフトクロスはだいぶ抑えられている。しかし今の僕のスイングで決定的に不足しているのは、バックスイングの捻転量である。バックスイングが浅いと、クラブはアウトサイドインになる。バックスイングが深いからインサイドにシャローに入る。練習場では OK なのに、ラウンドでは NG なのは、バックスイングの捻転が浅くなっているからである。

思い当たる節はある。深いバックスイングをした際に、球に当たるか不安がある。特にコースでは

ライがよくない → きちんと当てたい → バックスイングが浅くなる → アウトサイドインに入る → それを感じて手で調整する → いろんな球・ミスが出る

という「連鎖」が起こっていると想像される。ヘッドを球にぶつけにいきたくなって、自然とバックスイングが浅くなってしまうのである。

コーチ曰く「ラウンドによく行く人ほど、バックスイングは浅くなる」「歳をとって飛距離が落ちるのは、バックスイングの捻転量が減るから。筋トレも大切だが、ストレッチはもっと大切」とのこと。

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まだスイング改造の迷路の出口は見えていないが、思い切ってシャフトクロスを直すスイング改造に取り組んでよかったな、と思っている。なぜなら上述したように

  • クラブがインサイドから入る(シャローアウト、右回り)

がうっすらと感じられるようになってきたからである。

そしてレイドオフのトップならではだが、「右手首の背屈」を感じることができ。その右手首の角度をキープしたままダウンスイングすることで

といった概念が、何となくわかるようになってきたからである。

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まったくの「気のせい」「勘違い」かもしれないが、スイング技術の次の段階のレベルの話が、少し感じられるようになってきた気がするのである。

連続80台は復調の兆し?ショットのミスをアプローチでカバーした(大相模CC 東→中 BG)

友人のホームコースである大相模カントリークラブにて、会社の先輩・後輩たちと楽しくラウンドする。正午からのスループレイはベーグルとコーヒーの軽食付き。練習もなくいきなりスタートホールに立ったが、同じホールで前回のように大叩きするような事件もなく無難に始まった。

ドライバーはまずまず、セカンドショットはミスが多かったが、25-100ヤードのアプローチを何とかグリーンに乗せることでカバーした。 前半(東コース)9ホールは 4パー 5ボギー、ダボフリーの 41(15パット)。8番での 3パットが悔やまれるものの上出来のゴルフであった。

後半(中コース)は 3番での OB や 2回の 3パットがあって悔やまれる。さらにボールはバンカーの外でアドレスの足はバンカーの中という難しい状況からのショットを大ミスして、同じバンカーに入れてしまうなどもあった。それでも 2ダボ 1トリに抑えての 46(17パット)。トータル 87(32パット)はとても嬉しい。

つい1週間前はホームコースで 100 を叩き、もう「90切り」できる気がしないどん底の状態だったが、富士クラシックで 89、ここ大相模で 87 と連続80台で、復調の兆しが見えてきたかもしれない。いずれもホームコース以外での 80台。いつもとは違うコース・メンバーでのラウンドで、よい気分転換になっているのかもしれない。

大相模カントリーは距離がないため、セカンドショットはアイアンでグリーンを狙えるケースが多い。そのため個人的には、ホームコースの入間カントリーよりパーを期待できるコースだと思っている。一方で、フェアウェイが狭くて狙いどころが絞られるコースでもある。できるだけよいライからセカンドショットを打っていきたい。そのためにはティーイングショットが重要になる。

今日は前半のドライバーショットがまずまずよかった。しかし後半の3番で右にスライスする OB を打ってしまってから、おかしくなった。当たりが悪く、左に曲がるような当たりになったり、テンプラになったり。あとから考えると、つかまえたいという気持ちから、上体が左に突っ込んでいた可能性がある。

また 110-130ヤードのグリーンをショットで精度を欠いた。9I でスリークォーター気味のバックスイングから、アーリーリリースを抑えて、ハンドファーストを意識した打ち方を試みたのだが、なかなかうまく行かなかった。今練習しているフルのバックスイングで打った方がよかったかもしれない。地面にあるボールを打つ時は、どうしてもバックスイングが浅くなってしまう。

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今回は上級者と一緒に回ったことで、いい意味で刺激を貰って、彼のプレーに引っ張られる形で「締まった」ゴルフを展開できたように思う。ドライバーは 250ヤード、3W は 240ヤードという飛距離があり(体の可動域を保つためのストレッチは毎日欠かさないと言う)、ボギーゴルファーとは違い、フェアウェイからパーオンを狙ってくるゴルフ。ティーショット、セカンドショットとも精度が高く、アプローチも柔らかい。初めて回るコースと言うことで、いつものフルショットよりも抑えてスイングしていると言っていた。39、43 の 82 と安定したゴルフであった。

それに引っ張られて、友人も 44、42 の 86 とホームコースでのベストスコアを出した。

同伴プレーヤーのよいプレー、リズムを参考にしながら、自分のリズム・テンポでスイングし続ける。ミスしても一球一球、集中してやり遂げる。今度はホームコースの入間カントリーで 80台を出したいものである。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2022.4.16大相模CC 東→中(BG)57827287414637483202晴れ、風

  1. スコア:87、パット:32(1.78)
  2. ショット(60Y以上):37、ショートゲーム(60Y未満):48、ペナルティ:2
  3. パーオン率:22.2%、ボギーオン率:50.0%
  4. バーディ率:0%、パー率:38.9%、ボギー率:44.4%
  5. ダブルボギー率:11.1%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:42.9%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:0%

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ゴルフ ラウンド記

美しく戦略的なコースにて 4ヶ月ぶりの「90切り」が嬉しい(富士クラシック)

「もう2度と 80台は出せないのではないか?」そう思うくらいの調子が 3ヶ月ほど続いていたが、美しく戦略的な難コース、富士クラシックにて、何とか「90切り」を果たした。80台は実に4ヶ月ぶりである。素直に嬉しい。そしてちょっとホッとしている。

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富士クラシック:練習場から南アルプスを望む

富士クラシックは、デズモンド・ミュアヘッド葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」を題材として設計したコースであり(ホールにはすべてタイトルがついている)、全てのホールから雄大な富士を望むことができる。卍を配した大きなバンカーのある16番ミドルホールや、17番の《神奈川沖浪裏》をモチーフにしたショートホールが有名である。

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富士クラシック 17番ホール「神奈川浪裏」

富士クラシック 17番ホール「神奈川浪裏」(富士クラシックの Web サイトより)

フェアウェイはうねって平らなところはなく、池やバンカーが戦略的に配置されており、攻略が難しい。グリーンに食い込むようにガードバンカーが配置されているため、左右の精度が求められる。富士山麓を吹き抜ける風も強く、いかにハザードを避けるかマネジメントが要求されるコースである。平地よりも飛距離が伸びるので、縦距離の計算も考えさせられる。グリーンは大きくアンジュレーションがある。富士山からの芝目が効いており、順目・下りのパットは速く、逆目・上りのパットはショートしがちである。

これだけ難しい要素が揃っているコースだが、キャディーさんの的確なアドバイスもあり、またミスしたショットが思いがけずグリーンに乗るとか、いくつかのガードバンカーが修理地になっているといった幸運も重なって、 IN:48(17パット)、 OUT:41(15パット) の 89(32パット)と、ぎりぎり 80台にまでたどり着いた。特に後半、バーディーが来るという幸運もあり、ダボフリーでハーフ 41 というスコアが出せたのは、本当に嬉しい。

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前半 IN はドライバーがまともに当たらず。地面からのショットもダフる。パットも打ち切れずにショートしがち。数日前の「100叩き」の時と同じ症状で、苦しいゴルフであった。

後半 OUT はミスしてもいいから、ドライバーを振り切ることと、体幹を使ってパットをすることを意識した。ミスショットも多かったが、アプローチやパットでカバーして、ダボフリーのゴルフを展開することができた。

長いミドルホールではボギーをキープ。短いショートホールでパー。そして短いロングホールで、残り 60-70ヤードの第3打が 1m に寄り、バーディーをとれたのもラッキーだった。一つのバーディーは、パー2つ分の価値があり、一気に元気になる。

前半 IN と後半 OUT の違いが、80台と90台の差になると考えられる。

  • ドライバー
    • 前半は左に出る球が何回かあったが、後半の出球は真っ直ぐか右。
  • フェアウェイウッド・アイアン
    • 前半はダフるミス多し。後半はどちらかというとトップ。
  • アプローチ
    • 前半は 50-100ヤードでミスあり。後半はほぼノーミス。
  • パット
    • 前半は手で距離感を調整しようとして打ち切れず。後半は体幹を意識してしっかりヘッドを出した。

また「『ラウンド慣れ』するな」というコーチのアドバイスにもあった通り、いつもとは違うコースに挑戦したこともよかったのかもしれない。ホームコースでのラウンドに、少し「マンネリ感」があったのは否めない。毎ホール毎ホール、フレッシュな気持ちでコース戦略を考え、それを実行に移すことができた気がする。

久しぶりの 80台のスコアが、スイング改造の迷路から抜け出す光明となればいいのだが…。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2022.4.13富士クラシック IN→OUT64237289484140483241晴れ、風、27度

  1. スコア:89、パット:32(1.78)
  2. ショット(60Y以上):40、ショートゲーム(60Y未満):48、ペナルティ:1
  3. パーオン率:16.7%、ボギーオン率:50.0%
  4. バーディ率:5.6%、パー率:22.2%、ボギー率:50.0%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:42.9%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:16.7%
ゴルフ ラウンド記

ワールドハンディキャップシステムが施行されたものの、ハンディキャップを管理する J-sys から認証メールが届かない

2022年4月から日本もワールドハンディキャップシステム WHS が施行された。JGA のコースレート検索システム では、各コースのボギーレーティングも表示され、入間カントリー倶楽部の場合、Aグリーン(レギュラー)は 92.2、Bグリーンは 90.8 となっている。

このボギーレートは、ハンデ 20 前後の僕のようなレベルのゴルファーにとって、コースの難易度がダイレクトにわかって使い勝手がいい。スロープレーティング(ボギーレーティングを含む)で想定されている「ボギーゴルファー」とは

  • ハンデ 20 前後(女子:24 前後)
  • ティーショット飛距離 200ヤード(女子:150ヤード)
  • 2オン可能な距離 370ヤード(女子:280ヤード)」

ということであるから、まさに今の僕が当てはまる。因みに「スクラッチプレーヤー」は男子:ティーショット飛距離 250ヤード(女子:210ヤード)、2オン可能な距離 450ヤード(女子:400ヤード)」である。

また月例競技に使われるコースレートの計算方法も変わったらしく、ほぼ自分のハンディキャップ 19.5 と同じ、19 で設定されていた。

jga-handicap.com

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4月7日にスコアを登録してハンディキャップを管理する JGA の J-sys も刷新された。今度はメールアドレスで ID 管理がされる。メールアドレスを登録したいのだが、そのメールアドレスへ認証コードが全く送られてこない状態が、4月9日から 10日にかけて続いている。僕の友人もそうだし、今日、ホームコースで同じことをマスター室で質問している人がいた。J-Sys への登録が混んでいて、トラブっているのではないだろうか?

ラウンド当日の深夜までに、スコアを登録すべきであると聞いており、早くトラブルが解決することを願う。

追記:2022年4月11日 認証メールが届き、J-sys が使えるようになった

週明けに JGA に電話して問い合わせてみたが、電話が混みあってなかなかつながらない。

www.jga.or.jp

夕刻、JGA のウェブサイトに【J-sysアカウント登録時の認証コードについて】というアナウンスが掲載されたのに気づく。同様の問い合わせを多数受けたのであろう、下記のようにアナウンスされている:

平素はJ-sysをご利用いただきありがとうございます。 4月1日よりJ-sysはセキュリティー強化のためログイン方法が変更になりました。

アカウントに使用するメールアドレスをご入力された後、 メールアドレスに認証コードが届かない場合は、以下をご確認ください。

① ご入力されたメールアドレスに間違いがないかご確認ください。

② 迷惑メールフォルダに自動振分されてしまっている可能性があります。    迷惑メールフォルダを一度ご確認下さい。

③ お使いのメールサービスで特定ドメインからのメールがブロックされている可能性がございますので、   「automail@jga-jsys.jp」からのメールを受信できるように許可設定を行った上で再度お手続きをお試し下さい。

※2022年4月8日(金)22:51~4月11日(月)13:13まで、 システム障害により、認証コードのメールが配信されておりませんでした。  この期間にお手続きをされてメールを受信できなかった方は、再度お試しいただくようにお願いいたします。

ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

システムの改修も行われたようだ。特にこちら側で(迷惑メールを含めて)何の設定も変更することもなく、Gmail のアドレスに認証コードが届き、無事、新しい J-sys が使えるようになった。