Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

「クラブを振った」ものの、ショットもアプローチもパットも今一つ。月例競技で 100 を叩く(入間CC AG)

入間カントリー倶楽部は気温が 28度まで上がり、まるで夏ゴルフのような月例競技となった。

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最近は「ラウンド慣れ」して(スコアメイクにこだわって)、クラブが振れていない。まずは「クラブを振れ!」というコーチのアドバイスのもと、バックスイングの捻転に気をつけてフルスイングを心がけた。そのおかげか、ドライバーショットはいい当たりが多く、まずまずの出来。10分ほど待たされた 17番ホールで、ティーショットをチョロって目の前の池ポチャがあったのが残念(打ち直しの第3打が会心の当たりだっただけに悔やまれる)。

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入間カントリー 17番:枝垂桜をのんびり見ながら待っていたら直後に池ポチャ

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一方でウッドやアイアンのミスを多発。ウッド系は左の引っかけやダフり、アイアンは捕まらず。ヘッドの入射角やフェースの向きがバラバラである。ドライバーのようにティーアップしている球はまだしも、地面にある球に対しては、まだフルにバックスイングした時に不安を感じて、素直にダウンスイングでクラブを振れていない気がする。ただうまく当たった時の飛距離は、スイング改造前のレベルに戻ってきつつある。

しかし何と言っても、ショートゲームやパットが不出来で、寄らず入らず。

先週まで 10フィート以上の高速グリーンだったのだが、今日は 8.5フィートと遅い設定になっており、距離感・強弱のタッチが合わず。上りでは球が伸びずに止まってショート。さらにはショートパットのインパクトが緩んで、芯に当てられていなかった。前半は 3パット 4回(!)の19パット、後半はようやくグリーンの遅さに適応して 16パット。

アプローチも 30-40ヤードのバンカー越えなどを打ち過ぎて、グリーンをオーバーさせたりして、スコアを悪くした。ショートゲーム自体も、ライに不安を感じながら打っているので、思い切りのよさがなくなっている気がする。またハンドファースト・インパクトを目指して練習中であり、40-60ヤードの距離感を調整していることも影響している。

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気を引き締め直して「これから」という時に池ポチャ 2回。3パットしたりアプローチをミスしたりして、結局トリプルボギーを 4回。悪い流れを取り戻せず、きっかり 100を叩いてしまった。

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正直、今は 80台を出せる気が全くしない。シャフトクロスを直すスイング改造自体は全く後悔していないが、その迷路の出口が見えない。そのショットの不安定さが、アプローチやパットにも影響している。特に 30-60ヤードのアプローチ。「地面にある球にちゃんと当たらないのでは?」というショットでの不安・恐怖が、この距離の大事なアプローチにも影響している気がする。

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ちょうど1年前の月例競技では 85 のベスグロを出しているのに比べて、今日の悲惨なゲームはどうしたことだろう?調子に取り戻すには、もうしばらくかかりそうだ。今は「産みの苦しみ」の時だと思う。スコアにはこだわらず(と言いながら、こだわってしまうのだが)、練習場でのスイングを本番のラウンドでも、実行することを心がけようと思う。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2022.4.10入間CC OUT→IN(AG) (69.9/92.2/120)6170721005248425635228.5ft、晴れ、27度

  1. スコア:100、パット:35(1.94)
  2. ショット(60Y以上):42、ショートゲーム(60Y未満):56、ペナルティ:2
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:0%、パー率:16.7%、ボギー率:33.3%
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:22.2%
  6. フェアウェイキープ率:50.0%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:11.1%、ガードバンカー率:11.1%
ゴルフ ラウンド記

バックスイングが浅い!「ラウンド慣れ」するな!クラブを振れ!

ホームコースである入間カントリー倶楽部の12番ホールのティーイング・エリアは、桜が美しい。昨日のラウンドでは、満開の桜を背景に、ドライバーショットの動画を撮影してもらった。左サイドに引っ張ったミスショットの時の映像である。


www.youtube.com

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入間カントリー倶楽部 12番ホールの桜が満開

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このスイング映像を見てまず感じたことは、アドレスが緩い(どっしり感がない)、そしてスイング自体に力強さがない、ということである。この日、よく一緒に行く友人にも「何かいつもと違う。アジャストしている」と言われており、僕自身もこの映像を見るとそう思う。

そして素人目にも一目でわかるのは、ダウンスイング後半(P6)からインパクト(P7)、そしてフォロー(P8)において右足が粘れず、右膝が前に出てしまっている悪い癖だ。右腰を回転させようとする時に、右足が粘れず、右膝が前に出る。「右足ベタ足」の練習を思い出す必要がある。僕の場合、ベタ足のイメージを持っている時の方が、いいスイングができる気がする。GEARS でデータを計測した時も、ちょうどベタ足の練習をしていた頃だった。

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ところが、この動画をコーチに見せた時に最初に言われたのは、この右膝のことではなかった。

バックスイングが浅い!

の一言である。トップで左肩が全然入っていない。

今、練習で最も力を入れている「バックスイングの捻転を深くする」テーマが、少なくともこのスイング動画を見る限り、ラウンド中はできていないという指摘であった。自分では一所懸命、練習テーマをコース上でも実践していたつもりだったのだが…。

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P1:アドレス

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P2:バックスイング前半(テークバック)

確かに、上体(背中や胸)を使ってテークバックを始めていないことが、分解写真でもわかる。テイクアウェイで肩から動き始めている。

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P3:バックスイング後半

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P4:トップ(切り返し)

トップが高く上がっているように見える。しかしこれは「手上げ」で、トップの形を「作って」しまっている。腰・胸・肩をぎりぎりと捻転させていったトップではない。

ハーフウェイバック(P3)で、右股関節の上に左肩が来るくらいのイメージがあっていい。右へスウェイする限界までバックスイングする。

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P5:ダウンスイング前半

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P6:ダウンスイング後半

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P7:インパク

バックスイングの捻転が浅いため、ダウンスイングでは右サイドに力を入れて調整しようとする。右膝の緩みといった症状は、バックスイングの捻転の浅さに起因するものである。

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P7 - P8:フォロースルー前半

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P8:フォロースルー

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P9:フォロースルー後半

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P10:フィニッシュ

そしてバックスイングの捻転の浅さは、アドレスにも起因している。アドレスが緩い。このため回転がしにくくなっている。

  • 腰(尻)の位置を上げて、股関節から曲げる
  • その後、少しだけ膝を緩める(曲げる)
  • 体と腕の距離をとって、少しボールから離れる(ボールから近いと棒立ちになる)

結局、ゴルフの基本はアドレスに戻ってくるのである。

こうやってときどき動画を撮ってもらい、コーチに見てもらうと、ラウンド中に何をしでかしているかがわかる。「ゴルフあるある」だが、練習とコースとで違うスイングをしている。

コーチにもう一つ言われたのは

「ラウンド慣れ」するな! クラブを振れ!

であった。

上手くなるにはコースに行くべきだが、ラウンドする回数が増えると、却って下手になる場合がある。それは「ラウンド慣れ」である。練習で取り組んでいるスイングをきっちり実行せずに、「調整」をしてしまうのだ。今回のようにバックスイングの捻転が浅くても、他のところでカバーをしてしまう。それが癖になって、本来身につけるべきスイングをコースでは実践できなくなる。

慣れたホームコースで競技に出るなど、スコアにこだわるラウンドをしていると、思い切り振らなくなる。「フェアウェイに運びたい」と思うと、ドライバーを振らなくなる。「地面にある球にきっちり当てたい」と思うと、バックスイングも浅くなる。それなのに飛距離は出したいから、手や腕を使ってしまう。右に左にいろんなミスが出る…。

「ラウンド慣れ」をしないためには、

  • ホームコース以外のゴルフ場にも出かける
  • スコアにこだわらない「遊び」のラウンドもする
  • 「パターを含めて 4本 のクラブだけ」で回ってみる
    • 3W or 5W、6I or 7I、PW、パター、という選択になるだろうか
    • フェースを開いたり閉じたり、いろんな打ち方を覚えることになる

といったことも必要だとアドバイスされた。

ゴルフを始めて以来 14年弱、344回の全ラウンドのスコアを記録している僕としては、スコアをつけないラウンドは想像もつかない。「平均スコアを少しでも減らす。ハンディキャップを減らす。」 その一心で、どんなに不調でもあきらめずに、平均スコアにこだわるゴルフをしてきた。その積み重ねが結局は上達につながると信じていたのだが、それがかえってゴルフを下手にしてしまう可能性があろうとは…。

バンカー下手過ぎ、ショットもアプローチも今ひとつ、これではスコアメイクできない(入間CC BG)

先日初めてご一緒した友人のゴルフスクール仲間のご夫婦を、ホームコースにお誘いしてのラウンド。ちょうど桜が見頃を迎えており、入間カントリーの特徴である高速グリーンと共に楽しんでもらえたのではないかと思う。

因みにご主人が持っているのと同じパターを、僕は衝動買いしているのだが、ホームコースの高速グリーンで 39パットしたのに懲りて、エースパターに戻している。

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入間カントリー倶楽部 12番ホール

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入間カントリー倶楽部 17番ホール

現時点の最大のテーマであるバックスイングの捻転に気をつけてラウンドしたが、ショットは今ひとつ。ドライバーはまずまずだが、アイアンはトップしたりダフったり。グリーンを狙っていくショートアイアンやウェッジのミスが多く、メンタル的にもキツかった。

このアイアンのミスからバンカーに 6回も入れて、うち2回は一発で脱出できず。下手過ぎる。グリーンに近づいてからのアプローチも今ひとつ。30-50ヤードの地点から打ち過ぎてグリーンオーバーして、行ったり来たり。今思うに体の回転ではなく、手で打って距離を調節しようとしていた。

IN 50。パーはチップインの一つだけ。OUT 45 と何とか粘りを見せたものの、IN の出遅れをリカバーできなかった。シャフトクロスを修正するスイング改造を始めて以来 2ヶ月半、ずっとこんな感じのスコアで、もう永遠に 80台は出ないのではないだろうか?ちょっと意気消沈気味である。

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とにかくショートアイアンのミスが多かった。IN だけを振り返ってみても、ショットだけでなく、バンカーも含めたアプローチのミスが多過ぎる。

  • 10番 パー4:フェアウェイからのセカンドの 6I をダフり、その後の 9I が乗せられず。
  • 12番 パー5:サードの 8I を右のガードバンカーに入れて一発脱出できず。
  • 13番 パー3:PW がトップ、奥のバンカーに入れる。7Y のチップイン・パーで何とか切り抜ける。
  • 14番 パー4:125Y からの 9I が大きくショート、残り 30Y を打ち過ぎてグリーンオーバー。砲台の下からの返しも止まらずグリーンオーバーと行ったり来たり、トリを叩く。
  • 15番 パー4:セカンドのPWがトップ、右のガードバンカーに入れ、一発脱出できず。
  • 16番 パー3: PW が捕まらず右のバンカーに入れる。
  • 18番 パー5:残り 40Y を打ち過ぎてグリーンオーバー、ボギーオンを逃す。

OUT は 1番で 5.5m のパット、2番で寄せワンを決め、連続パーで発進できたのだが…。

  • 3番 パー4:バンカーをうまく脱出したのだが、傾斜の強いグリーンにて 3パットのダボ。
  • 5番 パー4:残り 15Y のアプローチがトップ、グリーン奥のバンカーに入れてしまってのダボ。アプローチの切り返しでボールが動いたのが見えたのだが、スイングを止められなかった。
  • 7番 パー4:グリーンエッジまで 1.5m ほどある場所からの寄せでパットを使ったのだが、順目で大きく 4m ほどピンをオーバー。そこから 3パットのダボ。
  • 8番 パー3:7I のティーイングショットを大ダフり。残り 85Y 地点からのセカンドの PW もグリーンオーバー。 2.5m のパットを沈めて何とかボギーに留めた。

ラウンド後、アプローチとバンカーを練習。アプローチは打点が安定せずに、球の高さが揃わない。バンカーは足を使うことを意識したが、砂を取る量がバラバラで、練習をやればやるほど下手になる気がした。要するにショットの軌道が安定していないと言うことである。うーむ。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2022.4.2入間CC IN→OUT(BG) (68.5/120)5973729550453956318210.5ft、晴れ

  1. スコア:95、パット:31(1.72)
  2. ショット(60Y以上):39、ショートゲーム(60Y未満):56、ペナルティ:0
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:38.9%
  4. バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:33.3%
  5. ダブルボギー率:38.9%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:78.6%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:22.2%

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ゴルフ ラウンド記

右手首の角度をキープして、ハンドファースト・インパクトをめざす

いつも通っているゴルフ練習場からも桜が見られる季節になった。レイドオフへのスイング改造に加えて、ハンドファーストインパクトについて学び始めたので、備忘のためにメモしておく。

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僕のアイアンのスイングを GEARS で分析すると、手がクラブより先行するハンドファーストインパクトの「形」はできている。ただしヘッドの入射角がプラスであり、若干アッパーに当たっている。ダウンブローに当たっていない。これはインパクトにおいて、手首がフリップしていると考えられる。本当の意味でのハンドファーストインパクトはできていない。

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一方、50ヤードのアプローチショット(少しコックが入る腕が 9時の位置のハーフショット)について、コーチに以下の指摘を受けた:

  • 若干アーリーリリースになっている(手首が解けるのが早い)
  • インパクトまで右手首の角度をキープインパクトにてリリースするように

ラウンドに行く回数が多い人にありがちで、手首を意外と器用に使ってしまうらしい。

このアーリーリリースを抑えて、右手首の角度をキープする動きがハンドファーストへつながっていく。

コーチに教わったドリルは、

  • 腕を8時から9時の位置に上げるくらいの振り幅でテークバック
  • バックスイングで入ったコック、右手首の角度をキープしたまま、インパクトする
  • 慣れてきたら、バックスイングの振り幅を徐々に大きくしていく

というものである。これと以前習った右手による片手打ちと組み合わせて、インパクトの時の手首の曲がった感覚を覚えさせていく。

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改めてコーチ曰く、ハンドファーストインパクトとは:

  • (アイアンでは)インパクト直後も右手首の角度をキープ
  • するとフォローではシャフトが立つ手首の使い方になる

へぇー。インパクトでも手首をリリースしないんだ。これは新鮮な学びである。

右手首の角度をキープしたままインパクトすると、分厚い当たりになる。ロフトが立つからだろう、ハーフショットでも、球は結構飛ぶ。

何だか実戦でも使えそうなショットである。阿河徹プロが著書で勧めていた「9時・4時スイング」「圧力系インパクト」とは、きっとこういう当て方を指したものだったのだろう。阿河プロによれば、アマチュアの ほとんど(9割超)はこのインパクトができておらず(「80台でまわる」という人はノーチャンス)、できているのはハンディキャップ 1-2 レベルの人だと言う(阿河徹『「9時・4時スイング」でゴルフはすべて上手くいく』)。

ボールに圧をかけられる、本当の意味でのハンドファーストインパクトは、上級者向けの技術であり、身につけるのにはかなり時間がかかると思われる。地道に「9時・4時スイング」、ハーフショットを繰り返すしかないらしい。

アイアンのハーフショットでは、右手首の角度をキープすることにより分厚いインパクトは感じられたが、長いウッド系のクラブや、アイアンでもバックスイングでの腕の位置が11時くらいのフルショットになると、インパクトまで右手首の角度がキープできないことがわかる。ヘッドを振り出す勢い・スピードに負けてしまうのか、アーリーリリースになってしまう。

特に今はシャフトクロスからレイドオフへのスイング改造の迷路の中で、バックスイングの捻転を限界まで深く行うフルショットの練習をしているので、なおさらである。

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バックスイングの捻転と、右手首の角度キープ(ハンドファースト)。両方いっぺんに取り組むのは「二兎を追う者は一兎をも得ず」、どちらも身につかない気がする。まずはバックスイングの捻転にフォーカスして、それを身につけたら、徐々にハンドファーストインパクトを目指していくのがよさそうである。

この「右手首の角度キープ」の時に気をつけるべきは、アーリーリリースを抑えようとすると、フェースが開いたままインパクトしがちなことである。球が捕まりにくいだけでなく、シャンクが起こり易い(シャンクと紙一重)。体の回転をきっちり行って、フェースターンさせる必要がある。

堀川未来夢プロ絶賛のショートパット練習器「パッティングレール」が高騰している

ショートパットの練習器としては、The Rail(ザ・レール)が有名である。幅 3cm-4cm 、長さ 1m ほど金属製の平たい板で、馬の背のように凸型になっている。ボールをセットする小さな穴が開いており、ここにボールを置いて、ジャストタッチの感覚でストロークして、レールの上を転がす。フェースをスクエアに当てて、ボールを順回転させることで、レールから外れることなく真っ直ぐ転がる。だが芯を外したり、少しでもフェースが開いたり閉じたりすると、右か左にボールが落ちてしまう。

パターマットよりシビアな練習で、非常にストレスが溜まるものの、格段に上達するらしい。プロや上級者御用達の練習器具である。

堀川未来夢プロも、このレール型の練習具をYouTube で絶賛している。そこでは寺西明プロが一日中この練習をしているのを見かけたと紹介している。


www.youtube.com

その「パッティングレール」が、こちらである:

昨年末に堀川プロが絶賛して以来、在庫不足となり、値段が倍以上に高騰している。もともとは 5,000円くらいの値段だったものが、今は 12,000円前後!いやはや、恐るべし YouTube

しばらくはこの状態が続きそうである。そこで僕は別のレール型の練習器を試してみることにした。こちらは 4,500円とリーズナブルである:

こちらは The Rail や堀川プロが紹介した「パッティングレール」と違って、レールに溝が入っている。堀川プロは「溝が入っているものは簡単だからダメ」と言っていたが、果たしてどうだろうか?

確かに易しい。順回転から少し球がよれても、溝から外れない限りはレールの上を最後まで通過する。溝のないレールに比べるとシビアではないので、ストレスは溜まらない。だが練習としての意味は少ないのかもしれない。

とは言え、僕のレベルだと溝があってもレールから外れる場合がある。まずは溝付きレールで「百発百中」(十発十中)を目指そうと思う。それができるようになったら、溝なしレールにステップアップしよう。その頃には、堀川プロが絶賛していた「パッティングレール」も元の値段に落ち着いていることだろう。

正しいストロークを身につける「トゥループレーン」と併用したり、ペルツ博士の「パッティングチューター」と比べたりするのも面白そうだ。

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ショットの精度が低く、パーオン率・ボギーオン率が低い僕にとって、パッティングは頼みの綱である。室内用の練習器具を組み合わせて、飽きないように練習を続けていこうと思う。

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追記(2023年8月19日):「溝なし」パッティングレールで練習開始!

高騰していた価格も元の値段に落ち着いたので、堀川プロ絶賛の「溝なし」パッティングレールを購入して、練習を開始しました。

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ショットもアプローチも今ひとつだったが、エースパターに戻して正解(入間CC BG)

共通の友人(後輩)がいることをきっかけに知り合い、入間カントリー倶楽部の会員になった方と、一緒にラウンドする。会員同士であれば、前日に予約できるのが嬉しい。

2週間前の月例競技新しいパターを使って 39パットしたのに懲りて、今日はエースパターに戻した。月例競技の時と同じ 11フィートの高速グリーンである。11番ホールで 15m近い下りのロングパットを大きくオーバーさせて 3パットしたものの、それ以外は 1.5m - 3m のパットがよく決まり、何と 28パット!溜飲を下げた。

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これだけパットが冴えていたのに、80台に到達できないのは残念。というか、パットがダメだったら、もっと叩いていた内容だった。ショットもアプローチもミスが多かった。パーオン率 0%、ボギーオン率 55.6% という数字がそれを物語っている。

まず朝イチのドライバーがいきなり右 OB。打ち直して何とかダボに収められたのは幸運だったが…。以降、ドライバーは捕まらないし、アイアンはダフるし。確かにライもあまりよくなかったが、ピンまで 50ヤードの地点からダフると悲しくなる。

またグリーンが硬く速いのだから、手前から手前から攻めるべきなのに、ピンハイまで打って、グリーン奥にこぼしたり、奥からの下りのパットを残したりした。この辺りの攻略も間違えていた。

グリーン周りのアプローチも、薄芝からのやり方を習ったにもかかわらず、怖がりながら打つので、思い切って右肩を回せなかった。ピンに全然寄らずに、大きくショートする。

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ハンディキャップは 19.5 まで後退した。やはり 80台を出す必要がある。「90を切るゴルフ」の実践が鍵である。

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そういう意味では、今回、最も反省すべきは 12番である。ドライバーが右に行き、傾斜から 3U で打ってチョロ、目の前の RPA にボールを落としてしまった。そこからの打球は急な傾斜に跳ね返されてペナルティーエリアへ。第5打をグリーン近くまで運び、 2.5m のパットが決まったので、何とかダボに収めることができたものの、ミスの後の傾斜地からは、きっちりアイアンでフェアウェイに戻すべきであった。つい距離を稼ごうとして ユーティリティーを持ってしまった。

コースにおいて、練習場と同じスイングができていないと感じる。練習場ではアイアンも分厚い当たりが出るようになっているのだが、コースでは当てに行っている。おそらくフリップしているため、ダフる。アーリーリリースを抑えたスイングを、もっと練習する必要がある。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2022.3.26入間CC OUT→IN(BG) (68.5/120)5973729247453951282211.0ft、曇り

  1. スコア:92、パット:28(1.56)
  2. ショット(60Y以上):39、ショートゲーム(60Y未満):51、ペナルティ:2
  3. パーオン率:0%、ボギーオン率:55.6%
  4. バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:44.4%
  5. ダブルボギー率:33.3%、トリプルボギー以上率:0%
  6. フェアウェイキープ率:64.3%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:5.6%、ガードバンカー率:11.1%

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ゴルフ ラウンド記

前日の好調はどこへやら。シャンク連発で久しぶりの「100叩き」。ゴルフは怖い(大相模CC 東→中 AG)

前日の練習は絶好調。ドライバーは捕まるし、アイアンもハンドファーストで分厚く当たる。100ヤード以内もまずまず思った距離が打てる。コーチにも「よくなっている」とお墨付きをもらい、2ヶ月かけて取り組んできた「スイング改造が無事終わった」と思って迎えた大相模カントリーでのラウンドだったのだが…。

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朝イチのドライバーがいきなりシャンクして林の中へ。フェアウェイに出しての第3打、5W もシャンクして、またしても林の中へ。再びフェアウェイに戻したら、今度はアイアンもウェッジもダフりまくる。いきなり 10打(+5)の大叩きである。

その後もシャンク連発、ダフり連発。ようやく当たったと思ったら、右に左に練習場では見ない球が出る。100ヤード以内のウェッジのショットも、トップしたりダフったり、左右に散ったり。練習のポイントに気をつけながら、昨日と同じように振っているつもりなのに、何かがおかしい。頭の中は「?マーク」でいっぱいである。

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前日の好調なショットはどこへやら。何が悪いのか、全くわからないまま、ラウンドは続いていく。前日の練習が好調過ぎて、本番で入れ込んで力んでいるのだろうか?近くに立ち過ぎているんだろうか?

「こういう日もある」「リセット、リセット」と声に出して、平静を装おうとしても、嵐のように動揺している心の中は隠せない。こんな心理状態でショットをすれば、当然ミスになる。ミスショットが連鎖して、OB も出て、+3、+4 といった大叩きのホールを重ねて、ますます気分は沈んでいく。

当然「100叩き」である。5ヶ月ぶりになるだろうか。「もう 100 は叩かない。」そう心に決めていたのに…。こんな日が突然やってくるのだ。だからゴルフは怖い。

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最後の 2ホールで少しだけ光明が見えた。どうやら昔のスイングに戻っていたのではないか?「トップで右肘を下に向ける。」今冬のスイング改造テーマを改めて意識してスイングした。ショートホールは 8I でワンオン。最後のミドルホールでは、ドライバーがうまくミートした。球が右に出てフェアウェイバンカーに入ったものの、そこから 160ヤードを 6I でジャストミート。パーオンさせて、何とか2パットのパーで、この最悪の日を終えることができた。

やはりスイング改造は終わっていなかったのだ。新しいスイングが無意識にできるようになってはいない。練習場で当たるからといって慢心せず、仕切り直しである。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2022.3.21大相模CC 東→中(AG) (69.8/131)6018721035449465530328.5ft、曇り

  1. スコア:103、パット:30(1.67)
  2. ショット(60Y以上):46、ショートゲーム(60Y未満):55、ペナルティ:2
  3. パーオン率:16.7%、ボギーオン率:66.7%
  4. バーディ率:0%、パー率:11.1%、ボギー率:38.9%
  5. ダブルボギー率:33.3%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:57.1%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:5.6%