Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

アドレスに始まり、アドレスに終わる

アドレスに気をつけて、ハーフショット、ハーフスイングでスイングを立て直す練習を続けている。左足の甲を痛めているが、幸い、ハーフショットをしている限りは痛まない。

練習場とラウンドでのアドレスの違いについて指摘を受けていたが、練習場でもアドレスする時に見られる癖を、コーチに指摘された:

  • 前傾して少し膝を緩めてアドレスするのが基本だが、この時、一瞬、上体が起き上がる癖がある
    • このため前傾姿勢が崩れて、椅子に腰かけているようなアドレスになる
    • ボールとの距離も近い
  • この構えだと窮屈で上体の回転が十分に行えない
    • そのためフォローで左肘が引ける

要するに前傾キープができず、ボールに近づき過ぎて、窮屈なまま打っているため、左肘が引けることにつながる、という訳だ。なるほど。

まず構え方。

  • 脚の後ろ側に張りを感じるようにしてから、骨盤を前傾させる
  • この時、母指球に乗るようにすると、少しだけ膝が緩む
  • ヘソの下、丹田に向かって絞り込むような感覚を持つ

アドレスの修正のためのドリルは、ボールを遠目に置いて打つことで、前傾をキープするようにする:

  • 自分では「遠い」と感じるくらいの位置にボールを置く
  • (気持ち悪いかもしれないが)そのままテークバックして、ボールを打つ
    • これにより上体が起き上がる癖を封印する

面白いもので、このアドレスの修正を行うと、ドライバーがちゃんと捕まるようになってきた。へぇー。

球を捕まえようと、ボールの位置を変えたり、バックスイングの深さを気にしたり、左への突っ込みをなくそうと意識したり、いろいろ試行錯誤してきたが、アドレスを変えるだけで、球筋が全然変わるのにはびっくり、「目から鱗」だった。

まさにゴルフは「アドレスに始まり、アドレスに終わる」である。

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何とパーオン率0%!それでも「90切り」した開場記念杯(入間CC AG)

今日はホームコースである入間カントリー倶楽部の開場記念杯。A・Bクラスともに白ティーからのハンディキャップ戦である。同じレギュラーティーから、 2週間前には 861週間前の月例競技では 94 という成績であった。せめて月例競技の敵は討ちたいところである。試合のハンディは 19 を貰ったので、91 のパープレーが目標になる。

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ところが昨日から左足の甲を痛め、歩くのにも違和感がある。行きの電車の中で、今日はキャンセルして途中で引き返すことも一瞬頭によぎったが、「このくらいの怪我の時にラウンドしてみたらどうなるか、経験を積むのも今後何かの役に立つかも」と思いとどまり、ゴルフ場までやってきた。

実際に練習レンジで球を打ってみた感触では、フルスイングして左足をフィニッシュまで粘ることはできないが、80%程度のスイングであれば何とかなりそう。アドレス時に左足を開いて構えて負担を減らすこと、そして大きめの番手選択をしてスリークォーター・スイングをする戦略で臨むこととした。

ショットの調子は相変わらずである。ドライバーは左右に散らばり、フェアウェイキープ率 35.7%。アイアンは捕まらず、右に行く。何とパーオン率は 0%! そんな中、パットを含むショートゲームを頑張って 5つのパーを獲り、結果は IN: 44、OUT: 45。すなわち 89(30パット)、NET 70 と望外の出来であった。月例競技で 3パットを4回した反省を、何とか今日の開場記念杯に活かすことができた。

先週の 94(60Y 以上:41、60Y 未満:53)と今週の 89(60Y 以上:41、60Y 未満:48)の 5 ストロークの差は、60Y 以内のショートゲームの差であり、それはまさにパット数の差でもある。30-50ヤードで大きなミスをせずにグリーンに乗せられたこと、1m 前後のショートパットを沈めていたこと(1回だけ外して 3パットした)、バンカーショットを上手く打てたことが奏功した。パーオンはしなかったもののボギーオン率 72.2% で、ボギーペースのゴルフを展開した。いわゆる「90切りゴルフ」を実行できたことを評価したい。

実は最後の 9番ホールのダボを悔やんでいる。ドライバーが絶好の位置に飛び、思わず「パーを獲りたい!」という欲が出てしまった2打目。5W でボールの 10cm 手前の地面を叩いてしまって、50ヤードしか前進しなかった。思わず力んでしまった。まさにゴルフはメンタルである。そこからの第3打もフェアウェイバンカーに入れるなどかなりのピンチであった。何とかダボに収めることはできたものの、危ないところであった。

また 17番のドライバーショットも右に行き、15番のティーイングエリアを防御する金網に捕まり、2打目を出すだけにしてしまったのも悔やまれる。16番でパーを獲り「これから」というところであった。

9番、17番のこういった大きなミスがなく、あと2打でも改善すれば、2位入賞を果たせたのであるが…。タラレバを言っても仕方がない。

ハンディキャップは 18.0 から 17.7 に改善した。このところショットの調子はよくないが、OB・ペナルティーを叩かず、トリプルボギー以上のホールを減らしているのはいい傾向だと思う。ショットに不安は抱えつつも、今日のようにショートゲームで粘る「90切りゴルフ」を継続していけたらと思う。たぶんそれが自分の持ち味であり、僕らしいゴルフだと感じている。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.9.11入間CC IN→OUT(AG) 69.9/120)621672894445414830008.5ft、曇り

  1. スコア:89、パット:30(1.67)
  2. ショット(60Y以上):41、ショートゲーム(60Y未満):48、ペナルティ:0
  3. パーオン率:0.0%、ボギーオン率:72.2%
  4. バーディ率:0.0%、パー率:27.8%、ボギー率:50.0%
  5. ダブルボギー率:22.2%、トリプルボギー以上率:0.0%
  6. フェアウェイキープ率:35.7%、OB 発生率:0.0%、ペナルティ率:0.0%、ガードバンカー率:11.1%

今回のラウンドのミスショットを挙げておく:

  • 10番:第1打 ドライバー、左ラフへ一直線。ボギー。
  • 12番:第3打 130Y 9I、捕まえきれず砲台グリーンに蹴られて右に外す。ボギー。
  • 13番:第2打 10Y 56度、グラスバンカーからピンを 7m オーバーさせてしまう。3パットのダボ。
  • 14番:第2打 140Y 9I、左に曲げてサブグリーンにオン。8I のハーフショットにしてもよかった。ボギー。
  • 15番:第1打 3W 大ダフリ。第2打 210Y 5W 右ラフ。
    • 第3打 50Y 56度、トップしてグリーンオーバー。寄せワンのボギー。
  • 16番:第1打 146Y 8I、左に曲げてグリーン手前エッジ。パー。
  • 17番:第1打 ドライバー、右のネットに捕まる。第2打出すだけ。
    • 第3打 160Y 5I ラフに負けてグリーン手前 30Y へ。ダボ。
  • 1番:第2打 右ラフ・つま先上がり 5W、曲げて左のラフ。第3打 つま先下がりの状況としてしまう。
  • 2番:第1打 170Y 5I、当たり薄くあわや右OB。ドローして事なきを得たが、30Y を残す。
    • 第2打 56度、強く入って 6m オーバー。ボギー。
  • 4番:第1打 ドライバー、捕まえきれず右ラフへ。
    • 第3打 115Y 上り 9I、グリーン左のエッジへ。第4打 5m のパット寄せ切れず。ダボ。
  • 6番:第3打 70Y 56度、ミートせずグリーン左エッジへ。何とかボギー。
  • 7番:第2打 118Y PW、捕まえきれず右のバンカーへ。PW のフルショットよりも、9I のハーフショットを選択すべきだったか?
  • 8番:第1打 150Y 7I、フルショットして捕まえきれず右のバンカーへ。
  • 9番:第2打 5W パーを獲りたい欲でボールの 10cm 手前を大ダフリ。50Y 前進。第3打 5W スライスして右のクロスバンカー。
    • 第4打 110Y 9I バンカーからショート。5オン。最後の 1m パットが外れてダボ。

今日は Aクラス(ハンデ 12)の人と一緒に回った。彼は 10番でいきなり OB を打ったにもかかわらず、ダボに収め、そこから二つのバーディーを獲って、IN を 39 というスコアにまとめていた。73歳という歳だが、僕と同じくらい、あるいはそれ以上に飛ばす。彼我の違いを感じたのは 120-150ヤードからのグリーンを狙うショットの精度である。グリーンを外してボギーにしてしまう僕と、グリーンに乗せてあわよくばバーディーを獲ってしまう彼と…。ハーフ 39 と 44 という 5ストロークの差を如実に感じた。

さて開場記念杯の午前ハーフのスコアを使って、新ぺリア方式の「ハーフコンペ」も同時開催された。44 と言うスコアで新ぺリアのハンディは 2.8 と厳しいものだったが、幸運なことに 10位ごとの順位賞ということで、りんごジュースの賞品をゲットすることができた。

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ハーフコンペの順位賞

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ゴルフ ラウンド記

3パット4回!月例競技ではなかなかいい結果を残せない(入間CC AG)

9月の月例競技は A・B 両クラス同時開催。Aクラスは OUT スタート、Bクラスは IN スタート。19 のハンディキャップを貰い、91 のパープレーを目標としてスタートした。

左 OB、右 池の10番ホール。朝一番のドライバーショットは(池を怖れたのか)何とチーピン!そしてアプローチも寄らず、10m のロングパットを残してしまう。ファーストパットの距離感が合わず、2m ほど残してしまい、結局 3パット。ダボスタートとなった。

ドライバーは練習場では見たこともないチーピンだったので、その後は怖くなって、思い切り振れなくなってしまった。そしていきなり 3パットしたことで、パットも今一つ自信が持てないままのラウンドとなった。

それでも IN は何とかボギーペースで頑張っていたが、18番ロングホールで +4 の大叩きをしてしまう。ドライバーを右の林に入れ、第2打は出すだけ。第3打を左に曲げてラフ。深いラフからは 8I で出すだけ。残り 70ヤードを 50度で乗せられず、結局 6オン。おまけに 50cm の「OK パット」を外して 3パットの 9打。IN:48(19パット)としてしまい、かなりショックを受けたまま昼食となった。

OUT は1番ロングホールで寄せワンのパーを取った後は、3パットしたり、50-80Y を乗せられなかったり、ずるずるとダボを 3つ叩く。最後の 9番ロングホールでパーを取って 46(16パット)。計 94(35パット)、NET 75 という残念な結果で終わった。前週、ショットは不調ながらも 86 でまわっているだけに、月例競技で結果を出せなかったのは悔しい。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.9.5入間CC IN→OUT(AG) 69.9/120)621672944846415335008.5ft、曇り

  1. スコア:94、パット:35(1.94)
  2. ショット(60Y以上):41、ショートゲーム(60Y未満):53、ペナルティ:0
  3. パーオン率:11.1%、ボギーオン率:55.6%
  4. バーディ率:0.0%、パー率:22.2%、ボギー率:44.4%
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:57.1%、OB 発生率:0.0%、ペナルティ率:0.0%、ガードバンカー率:0.0%

前週との差は、60Y 以上のショットでは +3、60Y 以内でのショートゲームの数で +5、内パット数で +4。まずパット数の違いが大きい。前週は 3パットしなかったが、今週は何と 4回。7番ホールでもエッジから 3パットしてパーを逃しており、実質 3 パット 5回も叩いていることになる。50cm の「OK パット」を外したのも痛い。

また前週は 50-60Y、100Y の距離を着実に乗せていたが、今週はうまく行かなかった。競技ならではの緊張感とか欲とか、そういうメンタルも関係しているのだろうか?

94 という数字は 90台前半ではあるものの、やはり悔しい。今回のラウンドでハンデは 18.0 まで戻した。僕としてはこのハンデ通り、つまり 90 前後でコンスタントに回れるようになりたい。

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一緒に回った昭和15年生まれ、80歳9ヶ月のシニアプレーヤーが上手かった。シニアティーから IN:45, OUT: 43。フォームも綺麗だし、ショットも安定している。それもそのはず、実は HDCP 5 まで行ったことがある、クラチャン準優勝のレジェンドだった。約40年前の入間カントリー開場の時からの会員であり、入間でのベストスコアは 72 とのこと。距離計などは使わない。目測して、自分の距離感で打って、ちゃんとグリーンに乗せてくる。

シニアティーから打ったドライバーは必ずフェアウェイにある。レギュラーティーから打った僕の球とだいたい同じようなところにある。つまり第2打以降の差が、レジェンドと僕とのスコアの違いである。アイアンショットが安定しており、確実にボギーオンして、ダボを叩かないゴルフを展開していた。目標としたいゴルフである。

同伴者の一人は、僕と同じ昭和36年生まれ(ただし学年は一つ上)で、健康のため山歩きを始めたという。今回、全ホールを歩きで回っていた。レジェンド曰く「昔はこれが当たり前だったんだよ。カートを押しながら歩いて回っていた。」

ゴルフ ラウンド記

練習場とコースで何が違うのか?ラウンド中の映像を分析する

このところドライバーショットは「擦りスライス」となったり、アイアンも捕まらずに右にプッシュアウトしたりする。左肘が引けてフェースターンが不足しているというのが見立てだが、コーチに「ラウンド中のスイング映像を撮ってきてください」と言われる。練習場ではそんなに悪いスイングではないらしいのだが、コースでは何をやらかしているのか?練習場とコースとで何が違うのか?

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先日のホームコースでのラウンドで、友人にカメラマンをお願いして、ドライバーの正面・後方、アイアンの正面・後方の計4回、いずれもティーイングショットで「振った」時の映像を撮影してもらった。わざわざ三脚まで用意してもらって、感謝!である。

撮影に使ったのは Clipstro Golf というアプリで、スイングの軌跡がわかるスロー映像を撮ることができる。

Clipstro Golf

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正直、自分のスイング映像を見ると悲しくなる。自分の内的イメージと、実際の映像とのギャップが大きいからだ。改良点ばかりが目についてしまう。何よりトップがレイドオフではなく、シャフトクロスになっている

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悲しくなるのは我慢して、今回のラウンド中のティーイングショットの映像を見ていこう。


www.youtube.com

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P7(インパクト)

正面からの映像は、11番ホールで、ドライバーを思い切り振ってみたら、右にプッシュ・スライスして林の中に飛び込んでいった時のものである。最近の典型的なエラーが起きている時のスイングであり、まさにコーチに見てもらいたい映像である。


www.youtube.com

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P6(ハーフウェイダウン)から P7(インパクト)

後方からの映像は、12番ホールにおいて、狙った方向に飛び出していった球が、途中からスライスしていった時のものである。

これらの正面・後方からの映像を見て、ドライバーショットについて、僕が課題だと感じることは以下の通り:

  • インパクトからフォローにかけて、左肘が引けている(このためスライスする)。
  • スイングが軽く、力強さがない。
  • インパクトで球を押す体勢になっていない。
    • 右足が粘れず、右ひざが前に出てしまっている。インパクト(P7)において、右足のかかとが大きく浮いている。
    • インパクトにおいて、体が開き気味。胸はもっと正面を向いていいのではないか。
  • インパクトからフォローにかけて、前傾をキープできず、上体が起き上がっている。
  • ハーフウェイダウンにおいて、フェースが開いている(スクエアになっていない)。

一方、同じ映像を何度かコーチに見てもらい、次のような指摘をもらった:

  • スイング軌道はいい。インサイドからヘッドが入っている。
  • 切り返しの動きもいい。
  • 練習場とラウンドで大きく違うのは、アドレス・構え
    • 地面に対して「浮いて」構えている。下半身が「抜けて」いる。地面に対して、下に力が働くように構えていない。
    • 股関節が「抜けて」いるため、下半身の動きが使えない。このため上体で何とかしようとしている。

要するに、多くの課題は、アドレスの問題に集約されるというのだ。なるほど。「ゴルフはアドレスに始まり、アドレスに終わる」である。

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P1(アドレス)

コーチからは、アドレスにおいて、次のようなアドバイスがあった。

  • 股関節をしっかり入れて前傾を作る。
    • 僕の場合、お尻を持ち上げるくらいの感覚があっていい。
  • その状態で地面に対して、下に力が働くように、下半身に力を入れる。

その上で、フォローにおいて左肘を下に向けることで、左肘が引けるエラーをなくしていく。そのためにはショートアイアンや PW のハーフショットで、左肘の位置・向きを確認しながら、徹底的にそれを練習する。ドライバーのフルショットはしばらく封印、である。

コーチ自身は、ハーフショットばかりの練習は嫌いだそうだが(きっと若いころに死ぬほど練習したのだろう)、幸い僕はそんなに嫌いな方ではない。ハーフショットの繰り返しだけだったら単調でつまらないが、9I やウェッジでハーフショットの練習をすることで、100ヤード以内のショットに磨きをかけられるからである。

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ラウンド中のアイアンの映像も掲載しておく。


www.youtube.com

2番ホールの 6I でのショットは球を捕まえきれずに、目標より右側に飛んで行った。


www.youtube.com

7番ホールの 7I のショットはまずまずのショットで、ピンの右サイドにワンオンした。自分では 80% くらいの「スリークォーターショット」のつもりだったが、実際の映像では「フルショット」になっている。自分の内的な感覚と、実際とのギャップである。

自分のスイング映像を見ると悲しくなるばかりだが、アイアンについては、朗報がある。ちゃんとハンドファーストインパクトできていることが確認できた。これは嬉しい。

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7番アイアン:ハンドファーストインパク

1週間前は黒ティーにやられたが、白ティーでリベンジを果たす(入間CC AG)

気の置けない友人たちと猛暑の中、ホームコースをまわる。ちょうど一週間前に、黒ティー(フルバック)に挑戦して 100 叩きしたばかり。ショットも不調で、コーチには「ラウンド中のスイング映像を撮ってきてください」と言われており、友人にカメラマンをお願いした。今日は平和に、白ティー(レギュラーティー)からまわる。

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入間CC 11番 Par 4:ドライバー 正面

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入間CC 12番 Par 5:ドライバー 後方

IN スタート、15番までの6ホールは、パーが獲れず、ボギーとダボが3個づつ。ドライバーもアイアンも右に行く調子は相変わらず。夏ラフがきつく、フェアウェイを外すと脱出するだけで精一杯になる。8.5ft と入間カントリーにしてはグリーンが遅く、芝目が効いている感じで、ショートパットを2回カップに蹴られて、ボギーやダボにしてしまう。パーが獲れない。「うーん、このままだとハーフで 48-49 になってしまう。90台前半も難しい。なかなか不調を脱し切れないなー」そんな感じのゲーム展開であった。

ところが 16番、144ヤードの パー3、20ヤードほど打ち下ろすので、125ヤード打つつもりで、9I のスリークォータースイングを行う。これがピンを刺して、右手前 1.2m のところに落ちて止まる。このバーディーパットを決めてから、流れが変わった。17番は 1.5m を沈めてパー。18番はガードバンカーに入れてしまったが、これもショートパットを入れてボギーでしのぐ。結果 IN:45(15パット)とボギーペースに戻すことができたのである。

後半 OUT はさらに暑くなり、37度近くまで気温が上がる。暑さで全員がバテる中、何とノーダボ、4つのパーを獲って 41(16パット)でまわれた。トータル 86(31パット)と、1週間前の黒ティーにやられたリベンジを、白ティーで果たすことができた。

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3ヶ月ぶりの 80台は嬉しい。16番のバーディーから、ゲーム展開ががらっと変わった。バーディー一つで元気になる。不調だと思っていたのに、そして猛暑でバテ気味だったのに、80台のスコアが出たりするのだから、ゴルフは面白い。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.8.28入間CC IN→OUT(AG) 69.9/120)621672864541384831408.5ft、晴れ、気温36.6度

  1. スコア:86、パット:31(1.72)
  2. ショット(60Y以上):38、ショートゲーム(60Y未満):48、ペナルティ:0
  3. パーオン率:22.2%、ボギーオン率:50.0%
  4. バーディ率:5.6%、パー率:27.8%、ボギー率:50.0%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:0.0%
  6. フェアウェイキープ率:64.3%、OB 発生率:0.0%、ペナルティ率:0.0%、ガードバンカー率:16.7%

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入間CC 8番 Par 3:7番アイアン 正面

後半 OUT は 1番パー5でパーが獲れ、そのあと 5番までをボギー。6番で 4m の上りのパットが入ってパー、7番は 140Y を 7I のスリークォーターショット(本人はそう思っているが、映像で見るとフルスイングと判明)で乗せてパー、8番パー3 は 7I でワンオン、9m のロングパットを寄せてパー。最後 9番は残り 160Y を 6I のフルショットではなく 5I のスリークォーターを選択、ひっかけてしまい左のバンカーに入れてしまう。ここから上手く出せて残り 1m強のパットが残ったのだが、わずかに右に逸れてボギー。

要するにボギーペースで頑張っていたら、後半でパーが来たという展開である。ダボを打たなかったのが大きい。いくつかの成功要因をまとめておく:

  • ドライバーショットをフルショットするよりも、フェアウェイに置くことを心がけた。
  • ボールが捕まらず、右ラフに入ってしまった時は、無理をせずショートアイアンでの脱出を優先。
  • 残り 100Y を PW で、残り 40-50Y を 56度のウェッジで確実にグリーンオンさせた。
    • 無理にグリーン周りまでボールを運ぼうとしなかったのが正解。
    • グリーン周りの厳しいラフからのアプローチをせずに、ウェッジのフルショットないしハーフショットの距離を残した。
  • アイアンもフルショットすると右に行くので、時には番手を上げて、自分の力感としては 80% 程度のショット(スリークォーターショット)を心がけた。

ショットが不調のため、スイングを取り戻すべく、ハーフショットやスリークォーターショットの練習をしていたのだが、その怪我の功名というべきだろうか、結果的に 100ヤード以内のショットがうまく打てたのが大きい。

グリーンに無理に近づかず、ウェッジのフルショットの距離(得意の距離)を残す。100ヤード以内を練習する。これは奇しくも倉本昌弘プロの説く「90を切るゴルフ」の考え方そのものである。

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結果、OUT はショットがあちこちに乱れなかったので、心がざわつくこともなく、猛暑の中で「省エネ」ゴルフができたように思う。それにしても暑かった。一緒に回った友人たちは、インドやタイへの赴任歴があり、暑さには慣れているはずだが、日本の猛暑は全然違うらしい。凍らせたペットボトルや氷嚢が大活躍した。

帰りのバスで、Bクラスの月例競技でよくご一緒する方(Hさん)にお会いした。ハンディキャップが 15.9 となり、Aクラス(16未満)に昇格とのこと。今日も黒ティーからまわって、僕と同じ 86 というスコアを出したそうだ。素晴らしい。100 を叩いてしまう僕とは実力が違う。

今日の 86 という結果を受けて、18.9 まで落ちていた僕のハンディキャップは 18.2 まで戻すことになるが、Aクラスをめざすのなら、80台をもっと出していかないといけない。それには地道な練習である。今日の結果に満足することなく、精進していこう。

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ゴルフ ラウンド記

ハーフショットでスイングを立て直す

先日のラウンドでは、ドライバーショットで球を捕まえられず、右に出てスライスする「擦り球」が出ていた。他のクラブでも同じように右に出てスライスする。

自分なりに分析すると「フォローで左肘が引ける」という昔の悪い癖が出ていたように思う。このところ腕の振りと腰の回転を同期させるために、より「腕を振る」「右サイドで振る」ことを意識していたのだが、却ってそれが左肘が引ける結果につながっていたと思う。

つまり、ダウンスイングでの右腕の振りが強過ぎて、フォローで左肘が引け、フェースターンができていなかったという認識である。

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翌日、コーチにも「左肘が引けるとの分析は当たっていると思う」と言われた。その上で「インパクトからフォローにかけて、前傾キープができていない時がある。上半身の起き上がりと同時に、肘が引けている可能性もある」とのことで、ハーフショットからもう一度スイングを立て直す(悪癖を修正する)練習を行うことになった。

僕は左肘をピンと伸ばしたまま、スイングすることができない。すぐに肘が痛くなってしまうからだ。フォローでは左肘を伸ばす代わりに、左肘を地面(下)に向ける動きを使う。

  • バックスイングでは、右肘が下を向く。
  • フォロースイングでは、左肘が下を向く。

この「左右対称」(厳密には対称ではないが)の動きを、ハーフスイング(腕の振り幅が、腰から腰のイメージ)を繰り返すことで取り戻していく。その際、

  • フォローで前傾し続けられるよう、頭を残すイメージを持つ。
    • とはいえ、頭を残し過ぎると、腰の回転が疎かになって、手打ちになる。

短いクラブは、ハーフスイングにより、きちんとボールにミートして捕まえられる。長いクラブになると、それが難しくなる。コツとしては:

  • 腕と体の同期と言いつつも、切り返しは左腰主導。下半身先行。
    • そうしないと腕で振りに行ってしまう。
  • 長いウッド、特にドライバーは、心持ち、腕を振るタイミングを早くすることで、振り遅れないようにする。
    • ヘッドが遅れると右に出る。
    • 左肘が引けると球を擦ってスライスする。

フルショットはしばらく我慢!ハーフショットで、上記がきちんとできているか、ちゃんと球にミートできているかをチェックする。ハーフショット、そしてその延長戦としてスリークォーターショット(肩から肩のイメージ)だと、球にミートする確率も高くなる。フルショットにすると、切り返しで力が入るのか、ミート率が悪くなる。アイアンなどは、ラウンド中でもスリークォーターショットのイメージ、トップの位置を少しコンパクトに収めることで、精度を上げていく方法もありかもしれない。

一方、ドライバーのハーフショット、スリークォーターショットは難しい。バックスイングの捻転が不十分な気がして、気持ちが悪いのだ。フルショットの振り幅のまま、スイングスピードを落としていく方が、スイングのチェックをしやすい気がしないでもない。

また怪我の功名というのだろうか。ウェッジで上記の練習をしていたら、PW、50度、56度、それぞれのウェッジでのハーフショットやスリークォーターショットの距離が少し掴めてきたような気がする。ついボールの行方を追いかけてしまいがちだが、ウェッジでも頭を残すイメージが必要である。

ホームコースの黒ティーに再挑戦!またも高い壁に跳ね返される(入間CC AG Full Back)

上級者の友人に誘われ、理事長杯予選でパーが一つも取れなかったホームコースの黒ティー Aグリーンに再挑戦!しかしあえなく、その高い壁に跳ね返された。OUT:49、IN:51 の 100。これまで黒ティー Aグリーン(コースレート:72.0、スロープレート:125)に何度か挑戦してきたが、9498、100 と悪化している。悔しいが、これが今の僕の実力と謙虚に受け止めよう。

ティーからだと短い IN が、黒ティーだと 3,300ヤードといきなり難しくなる。まずショートホールが 200ヤード前後となる。そして 12番、18番のロングホールはパーオンが難しく、上級者でもパーが獲れたら嬉しいというホールになる。14番、15番の短いミドルホールで着実にパーをとりたいところだが、短くても簡単とは言い難い。このためなかなかパーを獲ることができない。

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正直、調子はよくない。ドライバーショットが捕まらない、擦りスライスが出る。OB や池ポチャになる。ドライバーだけではない。ウッドもアイアンも捕まらない。アイアンに至ってはシャンクが出る(ワンペナ)。

調子のいい時は、何も考えずにスイングすれば、球にミートしてくれた。今はミートしないがために、球に当てに行って、却ってスイングを悪化させている気がする。ショットに自信が持てていない状態でのラウンドは、ネガティブにならざるを得ない。

一時期、スイングの調子はよかったのに、どうしてまたこうなるんだろう。ゴルフの調子は、ホントに水物である。

自分なりに分析すると「左肘が引ける」という悪癖が出ていたように思う。このところ腕の振りと腰の回転を同期させるために、より「腕を振る」「右サイドで振る」ことを意識していたのだが、それが左肘が引けることにつながっていたと思う。

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9番のロングホールだけはよかった。ドライバー、5W としっかりミート、残り 130ヤードほどを 8I のスリークォーターショットで乗せて、パーを獲ることが出きた。9I のフルショットを選んでいたら、おそらく捕まらず右に行ったか、手前のバンカーに捕まっていたことだろう。

ショットだけではない。グリーン周りのアプローチも寄らない。練習では寄せられても、いざ本番となると大きくショートする。「寄せたい」という欲と「オーバーさせたくない」という気持ちが一緒に働くのか、緩んでしまっている。メンタルの問題が大きい。

ファースト・パットも大きくショートする場合が多かった。要因の一つは、8フィートという遅さにある。このところ雨が多かったせいか、グリーンが重い。それにアダプトすることができなかった。上級者たちは遅いグリーンにもしっかりアダプトしていたのだから、これも言い訳である。ラウンド後、友人と一緒にパットの練習である。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.8.21入間CC OUT→IN(AG Full Back) 72.0/125)6654721004951445335138.0ft、晴れ

  1. スコア:100、パット:35(1.89)
  2. ショット(60Y以上):44、ショートゲーム(60Y未満):53、ペナルティ:3
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:0.0%、パー率:11.1%、ボギー率:33.3%
  5. ダブルボギー率:44.4%、トリプルボギー以上率:11.1%
  6. フェアウェイキープ率:42.9%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:11.1%、ガードバンカー率:5.6%

ティーからは、やはりパーが獲れない。ロングホールもショートホールも易しくない。フェアウェイを外すと、夏ラフからの脱出するだけになる。実はフェアウェイの芝も元気がよく、ボールが沈んでセミラフに捕まったくらいの感覚があったりする。

今日一緒に回ったのは、Aクラスの競技で活躍している上級者二人である。シングルプレーヤーである友人は堀尾プロの GEARS レッスンを受け、コンパクトなレイドオフのトップのスイングとなった。コンパクトなスイングの印象になったのだが飛距離は伸びており、250ヤード飛ばすこともあった。より芯に当たるようになったと言うことだろう。それに加えて、持ち前のアイアンのショット力で、2バーディ、5パー、10ボギー、1ダボ。42、40 の 82 というスコアであった。

もう一人の上級者は、73歳。年間ラウンド数も多く、競技でも上位にしばしば名を連ねている方である。友人とは対照的なゴルフであった。ドライバーは 180ヤードと、僕よりも飛ばない。それでも黒ティーから 7つのパーを獲って、46、40 の 86 というスコアである(前半の 46 はダボとトリが一つづつあり、不本意なスコアであっただろう)。

とにかく寄せとパットが上手い。30-40ヤードくらい残っていても、ピンまでの距離をしっかり打って、スピンで止める。そして残ったワンピン以内のパーパットを必ず決めてくる。グリーン周りから、チップインのパーもあった。寄せの打ち方はシンプルで、あまり難しいことはしていない。ただしっかりスピンがかかるので、ピンまで突っ込んでくることができる。

理事長杯予選の時と同様、シングル前後の上級者たちとの実力差をまざまざと感じさせられた黒ティーからのラウンドであった。ハンディキャップの数字以上の差があるように感じる。超えるべき壁の高さを知る意味でも、黒ティーからまわったのはよい機会であった。100叩きは悔しいが、この悔しさをバネに練習をしていこう。

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