Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

ハンドファースト・インパクトを実現するために「左腰を切る」とは、どういうことか?

ゴルフ用語で、腰をターンさせることを「腰を切る」と言う。ボールをきちんとつかまえるためには、腰をしっかり切ってフェースターンさせる必要がある。自分の場合、インパクトからフォローにおいて、左股関節を軸に右腰を飛球線方向に押し込んでいくイメージで、右腰をターンさせてきた。そしてその動きを「右腰を切る」と称してきた。

そして今年の初レッスンで、コーチが新たに持ち出してきたのが「左腰を切る」という表現である。

「左腰を切る」のは、ハンドファーストインパクトを実現するためである。体を正面に向けたアドレスの状態から、ハンドファーストインパクトの形を作った時に、左腰をできるだけターンさせてみる。自分ではかなり腰を左に切っているつもりでも、映像で見るとそうでもない。この左腰を切った状態でインパクトを迎えると、ハンドファーストでロフトが立ち、アイアンで強い球が打てる。

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ハンドファーストインパクトの形を作ってみる

「左腰を切る」という表現は、伝えるのが難しいとコーチは言う。たとえばこの言葉を聞いて、左腰・左尻を後ろに引いてしまう(骨盤を左後ろ・真横に回してしまう)と、下半身が開いてしまう。そして下半身と同時に上半身も回って、体が開いてしまいがちだ。体が開いて振り遅れるのと、下半身主導で上半身との間に捻転差・ラグがあるハンドファーストとは、明らかに異なる。ハンドファーストを実現するために「左腰を切る」という表現を使うには、前提条件があるようなのだ。

今の僕のスイングは、切り返しで左足を踏み込み、ダウンスイングからインパクト・フォローにかけて、左ひざを伸ばしていく中で、上体を回転させている。その際、左腿の内側の筋肉を使っており、左脚と右脚が内側に絞り込まれる感覚がある。この左腿の内側が使えているか、両脚を内側に絞り込む感覚があるかが、「左腰を切る」という表現を適用する時の前提条件である。


2020年1月 アイアン(スローモーション)

映像でもわかるように、左脚は外・飛球線方向に流れない。いわば左脚の横に壁がある状態(横に流れないようロックがかかった状態)であり、この脚の動きがある中で「左腰を切る」と、上体のターンが加速する。この時、上体は前傾しているので、骨盤は真横に「回る」というよりは、左上に「切り上がる」感覚がある。ヨコ回転よりタテ回転の意識の方が強いかもしれない。

「左腰を切る」時に大事なのは、腰をターンさせる稼働量である。腰の回転スピードを上げたとしても、途中で止まってしまっては意味がない。稼働量を多くするために「腰を切る」。僕の場合、体の正面で球を捉えるよりも、体を開くだけ開いた状態で球を捉えるイメージを持ってもいいくらいだという。左腰がしっかり切れたか判断する目安は、フィニッシュで苦しく感じるくらいに上体が回転したかどうかである。正面から見た時に自分の背中が見えるくらいのフィニッシュをとるつもりで、あるいは自分のおへそがターゲットよりも左を向くくらい、左腰を切る。

つまり「左腰を切る」という表現は、左脚の壁を作って両脚を内側に絞り込む中で、上体をしっかりターンさせることを求めている。「左腰を切る」というより、「左わき腹を回す」といった方が、僕にはしっくり来るかもしれない。踏み込んだ左ひざを伸ばしつつ、(骨盤というよりはむしろ)左わき腹を回して、上体をターンさせる(もちろん結果として、骨盤は回転する)。ダウンスイング時、肩と胸郭が分離されていれば、左わき腹を回した結果、腕は後ろに置いて行かれ、ハンドファーストインパクトになる。

冒頭に書いたように、ボールをきちんとつかまえるために、腰をしっかりターンさせる必要があると認識していた。今回「左腰を切る」「左わき腹を回す」というイメージを加えることにより、ハンドファーストインパクトを実現する上体のターンを習得する段階に来たと、前向きに理解している。

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踏み込んだ左脚を伸ばす中で、左腰を切って、上体のターンのスピードを上げていく。「お、これはもしかして『地面反力』の世界に突入したのでは?」… と勝手に、前向きに誤解してみるのもいいかもしれない。

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「左腰を切る」練習中のドライバーショットの映像は次の通り。少なくとも背中が見えるくらいのフィニッシュはとれている気がする。はてさて、実際にハンドファーストインパクトができているだろうか?


2020年1月 ドライバー(スローモーション)

この練習の時、ドライバーショットは芯に当たっていて、ボールの飛び出しも速くなっていた。「220ヤード、いやもっと 230ヤードくらい、キャリーで飛んでいるんじゃない?それくらい飛べば、レギュラーティーからパーを取る機会は増えるよ。」とコーチは言ってくれる。確かに初打ちでは第2打、第3打をショートアイアンで打つケースが多かったかもしれない。もしかして実戦でも飛距離が伸びているのだろうか?それなら嬉しいのだが…。早くホームコースの入間カントリーで試してみたいものである。

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どうすればきちんとボールをつかまえられるのか?

新年初打ちは、ドライバーショットが真っ直ぐ飛んで、好成績を収めることができた。ドライバーが右に行くミスについて、下記のような考察を行い、ボールをつかまえられたからだと考えている。

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ドライバーをはじめとする長いクラブでは、右に行くミスが多い。たとえばホームコースの入間カントリーでは、右へのミスが手痛いホールに限って右に行く(4、6、10、17番)。右に出た球にドロー回転がかからず、そのまま真っ直ぐプッシュアウトしてしまう場合と、真っ直ぐ出た球がスライスして右に行く場合と、大きく2種類のミスがある。こういったミスを避けるにはどうしたらいいか?どうすればきちんとボールをつかまえられるのか?

右へのミスの原因

右へのミスを怖がって「体が早く開く」ことにより、「振り遅れ」たり、ヘッドの軌道(クラブパス)が「アウトサイド・イン」になったりするというのが、一般的にはよくあるミスの原因であろう。しかし自分の場合は、少し事情が異なると考えている。

  • バックスイングが浅くなるか、腕・上体から打ちに行くことにより、クラブパスがアウトサイドインになる
  • 足が使えず上体のターンが不足することによるフェースターン不足

であろうと、要因を分析している。クラブパスに対して、フェースが開くために右へのプッシュアウトになるし、クラブパスがアウトサイドインの時はこすり球のスライスになる。

ドローボールを打つ時の前提

実際には、練習場でうまく打てた時と、右に行った時の違いを感じ取れればいいのだが、まだそこまでは行っていない。そういう意味では、正しく分析できているかわからないが、今のところ、下記のように理解している。

まず僕がドローボールを打つ前提は次の通り:

  • 下半身主導で切り返して(左腰)、捻転差をつくる(胸郭の分離)
  • インサイドからヘッドが下りてくる
  • 足の動きを使って、膝を伸ばしながら、しっかり腰(右腰)と上半身をターンさせる
  • この上体のターンにより、フェースターンさせて、球をつかまえる
  • 足・下半身を使って上体の回転スピードを上げる(腕は意識的に振らない)
右に行くミスでは何が起こっているか

右に行くミスは以下のようなことが単独、ないしは複合して起こっていると考える。特に右に行くことを怖れた時に起こり易い:

  • (右が怖いため)バックスイングが浅くなり、インサイドからヘッドが下りてこない
  • (球に早く当てたくて)切り返しで、上半身が早く動いてしまうか、左に突っ込んでしまう
  • このため上半身と下半身との捻転差が作れず、ヘッドがインサイドから下りてこない
  • 上体の突っ込みにより、腰の回転が不十分となり、球がつかまらず、右へプッシュアウトする
  • (球に早く当てたくて)切り返しで、腕を使って叩きにいってしまい、アウトサイドからヘッドが入り、こすり球のスライスとなる
  • 伸び上がって、足を使った腰の回転が詰まる。同時にボールから離れる分、腕を使って叩きにいく
ボールをきちんとつかまえるために

ボールをきちんとつかまえるには、インパクト時に、クラブパスに対して、フェースが閉じている状態を作り出す必要がある。

  • しっかり腰をターンさせることが大前提になる。右へ行くミスを防ぐには、まずはメンタル、右への怖れを克服して、しっかり腰をターンさせる、振り切ることが重要である。
  • バックスイングをゆっくり、深く行うこと。これによりインサイドからヘッドが出る。

とは言え、どうしても身体が反応してしまうのがゴルフである。右へのミスが出ることを念頭に置いて、最初から保険をかけるのも一法であろう。狙うターゲット、打ち出す方向を左に変えてアドレスすることも考えられる。ホームコースの場合、4番、6番はこのマネジメントで行ける可能性がある。ただしどちらも距離が残るので、はじめからボギーオン狙いのマネジメントになる。一方、10番、17番は難しそうだ。10番は左の OB が浅い。17番は真っ直ぐ打ち出した場合、奥の OB ゾーンにまで届いてしまう可能性がある。

初打ちの大相模カントリーでは、少なくとも前半はドライバーを真っ直ぐ打ち出せていた。ホームコースの入間カントリーで、それができるか?ホームコースでの初打ちが、今から楽しみである。

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2020年の初打ちはバーディ発進、「90切り」で幕開けした(大相模CC:東→中)

2020年の初打ちは友人のホームコースである大相模カントリークラブにて、気のおけないライバルたちと。新年最初のホール、東コース1番 Par 5 では、ドライバーを気持ちよく打てただけでなく、2m のパットを沈めて、いきなりバーディ!さらに 9番 Par 4 でも 10ヤード強のチップイン・バーディがあり、42(16パット)と好スタートを切ることができた。後半の中コースでは、ショット・アプローチ共に苦しみ、4つのダボ。しかし最後の 2ホールをパーで収めるという粘りを見せて 47(14パット)。2バーディ、3パー、トータル 89(30パット)と、10ヶ月ぶりの「80台」「90切り」で、2020年は幸先よく幕開けした。1ラウンドで2つのバーディは、人生初の経験である。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2020.1.12大相模CC 東→中(BG) (68.6/127)626372894247384930129.0ft、曇り、気温8度

  1. スコア:89、パット:30(1.67)
  2. ショット:38、ショートゲーム:49、ペナルティ:2
  3. パーオン率:22.2%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:11.1%、パー率:16.7%、ボギー率:38.9%
  5. ダブルボギー率:33.3%、トリプルボギー以上率:0%
  6. フェアウェイキープ率:28.6%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:5.6%

2つのバーディにもかかわらず、ぎりぎり 80台というのは、ダボを叩き過ぎたからである。東コースはアプローチとパットのミスでのダボが2ホール、中コースでは OB 一発 + ショットのミスが続いてのダボが計 4ホールある。同じホールでのミスを重ねないマネジメントが必要とされる。

ショットに関しては、まず冬休み中の調子がそのままに、ドライバーが好調であった。わずかにラフに行ったホールが数回あったため、フェアウェイキープ率は低いが、東コースでは球によくミートし、真っ直ぐ飛び出していた。しかし後半の中コースではつかまらなくなり、右へのミスが多くなり、OB が一つ。バックスイングの深さ、テンポに課題があったように思う。

一方、アイアンショットは今一つミートせず、ショートしていた。傾斜・冬芝などのライを考えると、1番手上げて、少し抑え目にラインを出すようなショットを多用する方がよかったかもしれない。また傾斜地では、身体が伸びあがらないよう、右足ベタ足で打つことを思い出すべきであった。

たまたまかもしれないが、今回 120-130ヤードからグリーンを狙うショットが多かった。PW、9I の精度を上げたい。フルスイングすると引っかけるイメージがあるのを払拭して行きたい。

ショートゲームについては、1m のパットを外しての 3パットが 2回(それぞれボギー、ダボ)があったり、アプローチのミスが続いてのダボがあったりした一方で、チップイン・バーディを含め、ピン近くにうまく寄せられたアプローチもいくつかあり、まずまずだったと言えるだろう。60ヤード以内のショートゲーム数 49 と、50未満に抑えることができた。

去年はショットの質向上が成績に結びつかなかったが、今年は何とか成果を出したい。

今日はもともと曇り・小雨の天気予報だったこと、3連休の中日ということもあり、ゴルフ場は非常に空いていて、ハーフ2時間でテンポよく回ることができた。心配された天気も、午前中は太陽が顔を覗かせ、コースからは横浜市街までよく見えた。

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大相模CC 東コース 4番

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2020年、初練習

今年は珍しく正月休みにゴルフのラウンドを入れていない。そのせいか、年末の練習もサボってしまった。1月3日になってようやく初練習。カラーボールが出て 500ポイント付与された。今年はゴルフで何かいいことがあるかもしれない。

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練習メモを読み返してみると、去年は1月2日、3日と連続して練習していた。要するに球にミートせず、スイングに悩んでいたということだ。それに比べたら今年は平和だ。深い悩みを抱えずに年越しをすることができた。今日もドライバーとフェアウェイウッドは、うまくミートできていた。シャフトのしなり戻りを感じる力感とスピードで振ると、ミートし易い。一方、アイアンはミスショットが多かった。上半身の力を抜くことが必要である。

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2019年については、いろいろ反省点が多かった:

活字好きが高じて「情報入力過多」となり、流行のテーマに取り組み、かえってスコアを伸ばせなかったと感じている。

2020年は、スイングについて大きくいじることなく、このフォームのまま、地道に精度を上げていく練習をしていきたい。特に100ヤード以内のショットの精度である。アイアンでのハーフショット、スリークォーターショットの練習をして、より精度を高く、距離を打ち分けるようにしていきたい。

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2019年のホームコースである入間カントリー倶楽部での成績を振り返る

スイングの質は向上したと思うのに、結果にはつながらなかった2019年だった。その中にあって、ホームコースである入間カントリー倶楽部での今年の成績を振り返ってみる。

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入間CC 通算成績

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入間CC ホールごとの成績

ところどころ、2桁も叩いているホールがあり、ホールごとの平均スコアの足を引っ張っているが(1番、6番、9番)、シャンク病に襲われての OB であったり、突然脱出できなくなったバンカー地獄であったり、思い出すのも悲しいラウンドである。

平均してボギー以内で収まっているのは、2番、8番、13番、16番のショートホール、そして15番の短いミドルホールである。7番ミドル、12番ロングも何とかボギーでまとめている。

それに対して苦手にしているのは、1番、9番、18番のロングホールと、4番、6番、10番、17番のミドルホールである。これらはほとんどパーを取ることができていないホールである。そして、これらのホールはすべて、ハンディキャップが一桁の難しいホールである。つまり入間カントリーの持つ罠にすっかりハマってしまっているということになる。まずこれらの苦手ホールで、どうやってボギーに収めるかがテーマである。

大きな傾向としてみると、まずティーイングショットで右へのミスが許されないホールに対して、苦手意識がある(4番、6番、10番、17番)。右に打ち出したボールにドロー回転がかからずに、そのまま右にプッシュアウトするミス(あるいはスライスするミス)が、ペナルティーになったり、2打目が打ちにくくなったりするホールにおいて、ティーイングショットのミスが多い。逆に右へのミスが許される 3番、12番は、いずれもハンディキャップが一桁ではあるものの、まずまずの成績である。これはティーイングショットを気楽に打って、右に行っても2打目以降にリカバーできるからであろう。最近はティーイングショットのターゲットを、いつも同じように狙って、同じミスしている気がするので、狙い方を変えてみるのも一つの手かもしれない。

ティーイングショットと同様、2打目で右へのミスが許されないホールも苦手である。Par 5 でいうと 1番と 9番が相当する。短い Par 4 なのに 14番のスコアがよくないのも、1打目も 2打目も、右へのミスがペナルティーになるからであろう。

そして、グリーンを狙うショットが急な打ち上げになるホールで、ミスが多い。4番、6番のアプローチ、10番の 2打目、18番の 3-4打目が相当する。球を上げようとしてトップする、グリーン面が見えなくて距離感が出しにくい、左足上がりから左右にブレる…。さまざまなミスが出る。こういったミスの傾向と確率を頭に置いて、ショットすることが求められる。

苦手としているホールについて、課題と対策を考えてみる。

10番は1打目を右の池に入れないこと(左のOBも浅い)、2打目の打ち上げで大きなミスをしないことが鍵。1打目については、池に入らないよう、3W、5Wを選択したこともあるが、かえってミスしたイメージがあるので、これを払拭していく必要がある。2打目は20Yもの打ち上げになる。球を上げようとしてトップするミスが多い。傾斜をしっかり踏みしめ、ロフトを信じて、きっちりミートさせることに専念したい。

10番以外のホールは、いずれのホールも距離が長い。ドライバーショットを2打目が打てるところにちゃんと打つこと。1番、9番、18番のロングホールでは、2打目のウッドを大きくミスしないことが求められる。そして3打目を確実にグリーン周辺に運ぶことである。4番、6番の長いミドルホールは、ドライバーをミスしないこと。そして 2打目をガードバンカーの手前にきっちり刻み、3打目の砲台グリーンへのアプローチをしっかり乗せたい。17番はドライバーのティーイングショットを成功させること、距離の残る打ち上げの 2打目をグリーン周辺にきっちり運ぶことがテーマとなるだろう。

入間カントリーの攻略方法をしっかり頭に入れ、ミスの傾向を掴み、目の前の一打に集中して、少しづつでも苦手ホールをなくしていくようにしたい。

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スイングの質は向上しているはずだが… 結果に結びつかなかった2019年

今年は、スイングの質自体は上がっていると思う。それが結果に結びつかなかった残念な一年であった。ゴルフスクールのコーチには「ゴルフとはそういうものです」と言われた。結局のところ「スコアを決めるのはアプローチとパッティング」という真実がそこにある。

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2019年9月ドライバー(スローモーション、正面)

自分にとっての「あるべきスイングの姿」を模索して、さまざまなスイング技術・理論を勉強してきた。そして僕にとってリファレンス・モデルの一つとなるのが三觜喜一プロの「うねりスイング」である。そしてこれを補完・補強する形で「シャフトのしなり戻り」「地面反力」を学んだ。2019年もさまざまな本を読んだが、ゴルフについては、この3冊が僕にとっては非常に参考になるものであった。

驚異の反力打法~飛ばしたいならバイオメカ

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こういった技術を自分のものとするには、かなり時間がかかりそうだが、ゴルフスクールでコーチから与えられる練習テーマを確実にこなす中で、その技術の一部については、取り入れられてきたと思う。理論と練習が相まって、今年はスイングの質を向上できたと考えている。

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スイングの質が上がったと思うのは、次のような点である:

アドレスからバックスイング
  • しっかり股関節を入れ、ヒップターンできるアドレスを作る。
  • 伸び上がらないよう、沈み込むイメージでバックスイングする。
切り返し
  • トップで止まらず「動きながら」切り返す。クラブが上がり切る直前で、下半身から切り返す。
  • 左足の踏み込みをきっかけに、左腰主導で切り返す。
ダウンスイング
  • 肩と胸郭を分離することで、上半身と下半身のねじれを作る。
  • 下半身は左に動きつつ、上半身は右に残る。
インパク
  • 右足ベタ足によるヘッド・ビハインド・ザ・ボールを実現する(左に突っ込まない)。ハンマー投げのイメージを持つ。
  • 両足を使ったヒップターンを行う。両足を絞り込むような感覚が生まれる。
フォロスルーからフィニッシュ
  • フィニッシュまできちんと振り切る。
シャフトのしなり戻り
  • 切り返しでのしなり、インパクトでのしなり戻りを感じる。

ここまでの道程は決して平坦ではない。「開眼」したり、実は「開眼」していなかったことに気づいたり、行きつ戻りつしながら、上記のテーマを身につけてきている。

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コーチによれば「切り返しでの左足踏み込みはできている」とのこと。そしてダウンスイングからインパクト、フォローにかけて、下半身の粘りが出てきた。右ベタ足を意識することで、膝を伸ばすと同時に、左足が外に流れず、左腿の内側を使って、左足と右足が内側に絞り込まれる感覚も出てきた。このように下半身、特に両足の力を使えると、上体のターンのスピードが上がっていく。そして上体がきちんとターンできると、球がつかまり、ドローボールとなる。アイアンだとある程度うまくできているようだが、ドライバーだと「回転が詰まる」そうだ。このあたりの感覚については、まだ自分ではよくわかっていない。

一方、コースでは練習通りに実行できていないことも多く、切り返しで伸び上がって腕でボールを叩きに行ったり、インパクトで合わせに行ったり(振り切れていない)、左に突っ込んだり、といったエラーが起きている。こういった症状をラウンド・レッスンでコーチに指摘してもらったので、コースでは下記のことに留意するようにしている:

  • バックスイングをゆったり、深く
  • バックスイングでの沈み込み
  • 右ベタ足
  • 左に突っ込まない
  • 腕を使わない、腕を速く振ろうとしない
  • 振り切る

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球にミートするようになると「もっと飛ばしたい」と言う欲が無意識に出るのだろう。切り返し直後に、腕や上半身の力を使って振りに行くようになる。下半身主導のよいスイングと、そうでない叩きに行ったスイングとの違いを、自分で感じ取れるようになる必要がある。自分では「物足りない」くらいの力感が、実はちょうどいい。

そしてミート率を上げるためには、上下動を抑えるスイング・フォームの安定化も大事だが、タイミングの安定化も大切であると改めて強く認識しつつある。テンポ、リズムを安定化させるために、「ぐにゃぐにゃアイアン」、軟らかシャフトのアイアンを使った練習を始めた。シャフトのしなり戻りが感じられるタイミングを身につけるためである。この練習が奏功してきたのか、ドライバー、ウッド系の長いクラブで、切り返しでのしなりを感じられるようになってきた。インパクトでのしなり戻りはまだまだ感じ取れていないが、「なんかインパクト時にシャフトが戻っている気がする」という感触はある。

手打ちになったり、切り返しでボールを叩きに行き力が入ったりすると、このしなり戻りは感じ取れない。しなり戻りを感じ取れるかが、スイングがうまくできているかの一つのバロメーターになるかもしれない。

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飛距離はミート率で決まる。その際のヘッドスピードが速いに越したことはないが、スイング・フォームを安定させる体幹が必要である。体幹、そして筋力を鍛えるために、2020年は筋トレをもっと頑張ってみようと思う。

みんなで筋肉体操

みんなで筋肉体操

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ショットの質の向上について、あれこれと書いてきたが、結局スコアを決めるのは、アプローチとパッティングであることは間違いのない事実である。まず100ヤード以内のショットの精度を高めて、パーオン率・ボギーオン率を向上させること。そしてグリーン周りのショートゲームのミスを減らすべく練習を重ねたい。パッティングについては、毎日少しづつでも転がすようにしたい。

2019年の反省と2020年の目標

46歳でゴルフを始めて11年、2019年のゴルフを振り返ると同時に、2020年の目標を設定する。

まず最初に、ゴルフを始めてから今日までの通算成績の推移をグラフに示す:

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2008-2019 通算成績

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2008-2019 通算成績

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2019年の 30回のラウンドの一覧は、以下のようになるが、こちらにもまとめている:

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2019年前半のラウンド

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2019年後半のラウンド

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2019年の通算成績は以下の通り:

  1. ハンディキャップ(JGA / GDO):20.7 / 23.2
  2. ベスト・ハンディキャップ(JGA / GDO):19.4 / 20.7
  3. 平均スコア: 97.5
  4. 平均パット数: 34.5(1.92 / ホール)
  5. 平均ショット数(60Y-):41.5
  6. 平均ショートゲーム数(-60Y):53.5
  7. 平均ペナルティ数:2.4
  8. ベストスコア: 89
  9. ベストパット数: 27
  10. ベストハーフ: 42
  11. パーオン率:11.7%、ボギーオン率:46.5%
  12. バーディ率:0.93%、パー率:17.8%、ボギー率:41.1%
  13. ダブルボギー率:27.2%、トリプルボギー以上率:12.3%
  14. フェアウェイキープ率:44.3%、OB 発生率:5.2%、ペナルティ率:4.4%、バンカー率:12.6%

そして直近3年間の推移を表に示す(赤字は通算でのベスト):

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2017-2019 成績

平均スコアで 4 近く縮めた 2018年と比べると、2019年は平均スコアでも年末のハンディキャップでも 0.8 悪化、年初に設定した目標を達成できない残念な1年となってしまった。60歳までにAクラス入り(ハンデ 16未満)をめざして、2019年は背伸びした目標を設定したが、見通しが甘かった。

2020年はもっと現実的な目標を設定する。それは

である。

しかしながらこの目標も、今年と比較してそれぞれ 2ストローク縮めるというもので、アグレッシブな設定になっている。何はともあれ、「90切り」する必要がある。2019年はたった1回しか「90切り」ができなかった。2020年は「90切り」「80台」で回るラウンドを増やすことにより、ハンディキャップ 18台 が見えてくる。まずは 90台前半、90-94 のゴルフを展開することをめざす。それと同時にワーストスコアを 108 以内には収めたい。その先に自然と「90切り」するラウンドが増えてくると思っている。

ロングショットのスイング技術の質自体は向上していると信じており、それをきちんと結果に結びつける2020年にしたい。そして 100ヤード以内のショットの精度を高めて、パーオン率・ボギーオン率を向上させると同時に、グリーン周りのショートゲームのミスを減らすべく練習を重ねたい。パッティングについては、毎日少しづつでも転がすようにしたい。

また(何となくハードルが高くて)年に1回しか出ていない月例競技に出る回数を増やし、上手な人たちのプレーを参考にしたいものである。

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