Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

筋トレ不要?! 飛距離を伸ばす技術「地面反力」「床反力」

「飛距離を求めるなら腕立てと腹筋!」コーチにはそう言われるが、そんな「内力」に頼らずに「外力」をうまく利用して飛ばす技術が、「地面反力」「床反力」(Ground Reaction Force)である。最近の練習では、足で地面を踏む感覚が出てきた気がするので、改めて足を使った地面反力について復習してみることにしたい。

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PGAツアー選手が、地面を蹴る反動で飛距離を伸ばしている。タイガー・ウッズも「地面反力」を使う、体に負担の少ないスイングに変えることで、従来よりもヘッドスピードを上げ、見事、復活優勝を遂げた。吉田一尊プロは早くから地面反力を取り上げていて、ツアープロによってその使い方の違いがあることを示していた。

このように最近「地面反力」を使うスイング理論が広く知られている。地面反力とは、足を踏み込む反作用として、地面から受ける力のことである。筋力という体の中の力(内力)だけではなく、地面からの反作用という外力を利用することで、体のターンを加速させ、ヘッドスピードを向上させる。

地面反力の理論的な根拠を示した本が、クォン教授と吉田洋一郎プロの共著『驚異の反力打法』である。吉田洋一郎プロは、反力についていくつか本を著しているが、内容はほぼ同じなので、原点となるこの本をまず読んでおけばいいだろう。

驚異の反力打法~飛ばしたいならバイオメカ

驚異の反力打法~飛ばしたいならバイオメカ

この本は、物理学(力学)、そしてバイオメカニクスの観点から、地面反力の効果を体系的に説明する。著者のクォン博士によると、地面反力はまったく新しい概念ではなく、従来からあるスイング理論を、バイオメカニクスの観点から改めて体系づけたものであるとのこと。筋力を鍛えるのは大変だが、反作用という体にとっての「外力」を使うことで、体に負担をかけずに、飛距離・精度を上げていくことができるという。

体の回転軸は、垂直、前後、飛球線と3つの軸がある。どのようなタイミングで左足と右足を踏み込めば、地面反力の効果を最大化して、3軸の回転のモメンタムを得られるか。その理論的な説明に一章が割かれている。

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前後軸の地面反力(出典『驚異の反力打法』)

上の図は体の前後の軸に対する回転の様子を描いている。左足を右足よりも強く踏むことで、両足からの反力のベクトル F が生まれ、回転モメンタム F x d を生んでいる。このとき頭を右に残すことで、体の重心 CM(Center of Mass)が左に流れるのを防ぎ、d のモーメントアームを長くすることができる。

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垂直軸の地面反力(出典『驚異の反力打法』)

この図は垂直軸での回転を示している。ここでは右足を後ろ(背中側)に、左足を前に、互い違いに蹴ることで、頭上から見て反時計回りの回転力を生んでいる。

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切り返しにおける地面反力(出典『驚異の反力打法』)

切り返しでは前後軸の回転が、正面から見て、時計回りから反時計回りへと方向転換する。これをスムーズに効率的に行うためには、バックスイングでは右足を踏んで右足寄りの地面反力を使い、ダウンスイングでは左足を踏んで左足寄りの地面反力を使う。最も重要なのは左足を踏み込むタイミングで、腕やクラブがトップの位置に到達する前に、左足を踏み込むことで、カウンター動作による反動を使うことができる。

キモになるのは、切り返しでの左足の踏み込みと、そこからの運動連鎖。下から上へ、足→腰→腕→肘→手と正しい順番で体を動かすことができれば、無駄な力を使わずにヘッドスピードを上げることができるし、体への負担も小さくなる。

後半の章は、吉田コーチによる、地面反力を利用するスイングを身に着けるためのドリルやコツの説明となっている。この本はスイングの土台となる物理と運動力学の理論と、そのドリルとの両方をカバーしている。説明のためのモデル化のレベルが高校の物理レベルで、詳細過ぎず、かと言ってシンプル過ぎず、ちょうどいい抽象化レベルで、わかりやすい。「地面反力」は、物理(力学)の観点からも、非常に納得できる理論である。

  1. テークバック:右足で地面を押す。
  2. バックスイングからトップ:右足はかかと側に、左足はつま先側に踏むことで、地面反力は右のお尻側に抜けていく。
  3. 切り返し:下半身が先に動き始める。左足で左斜め下方向に地面を踏み込む。
  4. ダウンスイング:左足は真ん中からかかと側に、右足はつま先側に踏み込むことで、前後軸の回転を加速する。切り返しで踏み込んだ左足は、ダウンスイングで左ひざを伸ばしていくスクワットのような動きになる。
  5. インパクトからフォロー:左足側で地面反力が抜けていく。

「地面反力」の理論から導かれるスイングは、何のことはない、従来から言われてきたことである。最近の計測技術の進歩から、バイオメカニクスの観点で理論が整理されてきたと見るべきだろう。大事なのは、運動連鎖とタイミング。あまり積極的にやると上下動が大きくなって当たらなくなるが、徐々に地面反力を使う足の動きを取り入れていきたい。

因みに「うねりスイング」の三觜喜一プロは著書の中で、地面反力について、下記のようなポイントを指摘している:

  • 胸郭でリードして引き上げたクラブが、再び胸郭で戻る時に、一瞬深く沈み込んでからジャンプすることによって、よりクラブが加速する。スクワットジャンプ的な使い方。
  • マチュアがジャンプの動作を入れるには、相当の練習量が必要になるし、タイミングが狂うと全く当たらなくなる。
  • ジャンプの動作、地面に対して強いエネルギーが出るほど、反作用で足は強く切りあがる。
  • 切り返しで右の股関節がしっかり入り、そこに上体が乗ることによって、はじめて地面反力は使える。

さて、本エントリーのタイトルには「筋トレ不要」と書いたが、一応、「みんなで筋肉体操」は何とか続けている。

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ゴルフスクールで習ってきたことが、「うねりスイング」とつながりつつある

ドロー打ちをめざしているので、ボールは真っ直ぐ、ないしは右に出すことが前提。ボールがつかまらずにプッシュアウトするのは仕方ないとあきらめる。そういう右に一定して出る球筋のゴルフをめざしたいし、練習場ではほぼボールは右に出る。ところがコースでは左に行くミスが連発して、右にも左にも行きそうなドライバーショットに関する「不安」が、頭の中につきまとっている状態である。

どうしたら、ドライバーを安定させられるか?練習場の球筋を見る限り、コーチには「スイングの状態は悪くない」と言われている。しかし「練習場で、一球でもミスが出たら、そのミスは必ずコースでも出る」とも警告されている(そういえば練習場でも、ときどき左に出たり、テンプラになったりする)。だからこそ「練習中に出たミスショットの原因を、自分なりに感じ取るように。今どういうスイングをしたか、なぜ左に出たのかを反芻するように。」と言われている。ミスショットの原因を感じて、フィードバックをかける。これを繰り返すことでミスを減らしていければ、もう少し安定したドライバーショットが打てるようになるのかもしれない。

今の僕のスイングにおいて、ボールが左に出るミスの典型的な要因は二つ考えられる:

  • 切り返しで頭が突っ込むこと:上半身から打ちに行っている
  • 腕を使って振ってしまうこと:ダウンスイングでボールを叩きに行っている

いずれも下半身主導のスイングになっておらず、アウトサイドから入るスイング軌道になってしまう。

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スイングの状態は悪くないせいか、今は新たなテーマに取り組まずに、とにかく「頭を突っ込まないこと」をコーチにはアドバイスされ、練習でもそれにフォーカスしている。コーチと話しながら、気をつけるべきポイントを明確にしていくと…

  • 切り返しの際、頭の位置をキープ
  • そのまま、左サイド・左腰を先に回して、腕・肩を右に置いてくる。腕・肩が勝手に遅れるのに任せる。
  • 腕を意識的に振らなければ、クラブシャフトはインサイドから寝て下りてくる。その極端な例が、池田勇太やマシュー・ウルフのような「右回り」にループするスイング。上からではなく、シャローにヘッドが入る。
  • そうすると球は高く上がる。ドライバーの球が低い時は叩きに行っている証拠。
  • ダウンスイングで腕を速く振ろうとしない。叩かない。シャフトを上から立てて、下ろそうとしない。
  • 上半身と下半身が一体になってまわるのではなく、捻転差を作る。

ん?これって、どこかで聞いたようなお話ではないだろうか?

  • 腰は左に切るが胸は開かない(肩と胸郭を分離)。
  • 右回りにループしながら(パッシブトルク)、シャローにヘッドが入る。

そう、ようやく自分のコーチの教えと、三觜喜一プロの「うねりスイング」とがつながってきたのである。

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ゴルフスクールでは、僕の上達のレベルに合わせて、コーチが随時テーマを与えて、それを一つづつ、時には後戻りしながらクリアしてきた。コーチは僕の習得具合・知識レベルに合わせて、さまざまな言い方でアドバイスをしてくれた。ただ「目標とすべき理想のスイングとは何か?」については、あまり多くを語ってはくれなかった。ゴルフの技術について、言葉で語るのは難しい。コーチの立場にたってみると、コーチの頭の中には「(その生徒の)理想のスイング」があるのかもしれないが、それを言葉で表現するのは難しいことなのかもしれない。彼の頭の中にある理想の姿に向けて、一つ一つテーマを与えて修正を積み重ねていくしか、有効なレッスンのやり方はないのかもしれない。

一方、教わる側の立場にたつと、僕の場合、「あるべき姿」と現状のギャップを認識して、それを解決していくアプローチが好きなので(あるべき姿や目標を先に描くという思考法は、ビジネスマンとして習い性のようなものだ)、「あるべき理想のスイング」がコーチから示されないのは、少々もどかしいところがあった。そこで自分なりに多くの本を読み、目標とすべきスイングの形の一つとして、目をつけたのが三觜喜一プロの「うねりスイング」である。それを頭の中に置きながら、ゴルフスクールのレッスンを受けてきた。ショット練習の合間に、「うねり棒」で素振りをしてみたり、「うねりドリル」で胸郭を分離する動きをリハーサルしたりもしている。今回のコーチとの会話で、自分の参照モデルとして「うねりスイング」を思い描いていたのは、あながち的外れでもなかったのだと認識できた。その意味で、非常に嬉しいレッスン日となった。

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ゴルフは直線運動(スイング)で上手くなる!

ゴルフは直線運動(スイング)で上手くなる!

そう言えばまだ 100 も切れない頃、コーチには「芹澤信雄プロの教えを参考にするといい」と言われたのを今さらながら思い出した。これが「あるべき姿」だったのかもしれない。チーム芹澤の教えは、シンプルだし、今でも参考にしている。

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ドライバーの新調には、つい保守的になってしまう

ドライバーを新調した。…と書くと かねてより気になっていた Mグローレ(M GLOIRE)を買ったと思われるかもしれないが、そうではない。「消費税が上がる前に」と思って、念のために覗いてみたテーラーメイドのオンラインショップで、グローレF2(GLOIRE F2)がマークダウンしていたので、ポチってしまったのである。3年前に購入した時と比べて、半額以下の値段になっていた。

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グローレ F2 ヘッド

ドライバーは高価な買い物でもあり、シャフトが自分に合うのか、センシティブにもなる買い物である。そのため事前に試打を繰り返して、納得感を持って買うことになる。Mグローレは、テーラーメイドの Mシリーズの技術を取り入れており、興味津々ではあったのだが、試打に行くのが何となく億劫になってしまっていた。自分に合うか未知数の Mグローレよりも、「プレミアム・アスリート」というコンセプトで、シニアプロや女子プロに愛用された名器であり、今の僕のスイングにも合っているグローレ F2 を、お得感のある価格で手に入れた方がよいだろう、という「保守的な」判断をした次第である。新旧どちらか1本をホームコースに置いておけば、往復の電車でドライバーを持ち歩かなくても済むようにもなる。

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新旧グローレ F2

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新旧グローレ F2 ヘッドカバー

当然のことだが、全く違和感なくスイングできる。3年前に購入したものより、心持ちしなりが強く、心なしか力強い球が打てるように感じるのは、たぶん気のせいだろう。

3年も経つと、シャフトは多少ヘタってきたりするのだろうか?少なくともヘッドは少し傷つき、塗装が剥がれたところが数ヶ所ある。

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ホームコースを持つということ:入間カントリー倶楽部の場合

2017年7月に入間カントリー倶楽部の会員となって以来、2年が過ぎた。気心の知れた友人たちと一緒にラウンドするのがほとんどだが、初対面の会員の方と回ったり、たった2回だが月例競技にも出場したりと、会員ライフを楽しんでいる。友人の中には一緒に来る回数が多くて、僕よりもコースに熟知している者もいる。彼が、とあるコースの会員になることを考え始めたようなので、これを機に「ホームコースを持つということ」について考えてみたい。

iruma-cc.co.jp

ホームコースを持つ主なメリットを挙げてみよう:

  • JGA 公式ハンディキャップが取得できる。
  • 前日に一人参加の予約ができるので、いつでも思いついた時にラウンドできる。その際は初めての人と回ったり、上手な人のゴルフを見たり、いろいろな人とプレイできる。
  • 月例競技に出られる。(入間の場合、HDCP 15.9 以下は A クラス、16以上は B クラス)
  • レンジに加えて、バンカー練習、天然芝からのアプローチ練習ができる。

気心の知れた友人どうしで切磋琢磨するのもいいが、競技ゴルフの世界は、ゴルフの上達に向けてモチベーションになる。月例に出ているような上手な人と回るのは、さまざまな点で参考になるだろう。

競技ゴルフの世界を知ったのは、クラブチャンピオンがシニアプロに、ホームコースで戦いを挑む「ゴルフ侍」というテレビ番組がきっかけだった。そして入間カントリー倶楽部に興味を持ったのは、ゴルフ侍をめざすシングルプレーヤーが、友人にいたからだ。彼と何度か入間でプレーし、どんなコースかわかっていたし、2時間はかかるが電車で通えることも知っていた。彼から開場40周年で新規会員を募集していることを教えてもらい、名義書き換えよりもかなり安く会員権が取得できることがわかり、俄然、興味が湧いてきたのである。紹介状を書いてもらい、社長と支配人の面接を受けて、無事、入会することができた。

さて入間カントリー倶楽部とは、どんなクラブか?2017年の検討当時は次のような認識であった:

  • 6,572 ヤード(BACKティーJGA コースレート:71.4、スロープレート 124)、6,215 ヤード(REGティー:69.9、120)
  • OUT は距離があり、IN は方向性重視と、性格が異なるハーフを持つ丘陵コース。狭いトリッキーなコースではなく、攻略しがいがあるコース。100 を切ったり切らなかったり、自分の実力通りのスコアが出る。
  • コーチに聞くと「名門コース」と言われるけど、そんなに高級感はない。「歴史がある」という意味かもしれない。
  • キャディーさんをはじめ、明るくカジュアルな接客・ホスピタリティ。
  • 経営母体がクラレクラレの歴代総務部長が社長になっているとのこと。
  • 年会費: 54,000円。ロッカー(10,000円)もあるが、共同のクラブバッグ庫が安く使える。
  • 土日の会員のプレー代は 10,000円弱(キャディー付き)。基本はキャディーがつくが、セルフプレーだと 2,000円安くなる。

入会を検討するにあたり、支配人とのラウンドレポートや、会員のコメントGDO の口コミなども参考にした。

交通アクセスは入会の重要な判断ポイントになる。横浜の自宅からは、車だと1時間半から2時間と、千葉のゴルフ場に行くよりは遠い。しかし何といっても電車で行けるというのが、僕にとって魅力であった。東急東横線東京メトロ副都心線東武東上線と直通電車で 1時間半、坂戸駅からクラブバスに乗って20分(予約不要)、家からは 2時間前後で行くことができる。座っていけるので、本を読んだり眠ったりできる。帰りに飲み会(祝勝会 or 反省会)を開催することもできる。環八や関越の渋滞にハマることもない。

一方、電車で行くことの問題は、往復のゴルフバッグの宅急便代だ。週末ゴルフスクールで練習するので、ゴルフバッグを預けっ放しにはできない。往復の電車代と合わせると約 5,000円。車で往復した時の高速代とガソリン代とあまり変わらない感じだ。件のシングルプレーヤーは、クラブバッグ庫に預けて、練習する数本だけを持ち帰っているそうだ。僕の場合、ゴルフスクールが日曜日の午前中であり、土曜日にラウンドすると、宅急便ではゴルフスクールに間に合わないという問題もあった。僕も 1年ほどはクラブを数本、練習用に持ち帰るようにしていたが、結局のところ、ドライバー以外、ほぼ同じクラブを2セット持ち、一つはホームコースに、もう一つは家に置くことによって、問題を解決した。

ホームコースを持つことで、いろいろなゴルフ場に行くことが少なくなったかというと、そうでもない。2セット持つことの機動力を活かして、友人のホームコースに行ったり、夏のゴルフ旅を満喫したりしている。2019年は、2回に1回は入間というペースである。

紹介してくれた件のシングルプレーヤーには「もっと月例競技に出るように!」と言われ、僕もそう思っているのだが、なかなかできていない。競技という緊張感はそれなりに楽しいのだが、ついつい友人たちとの気楽なラウンドを選んでしまう自分がいる。

入間カントリー倶楽部の写真をいくつか紹介しておく:

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2018年4月:1番ホール(Par 5)の藤棚

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2014年10月:8番ホール(Par 3)

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2018年5月:10番ホール(Par 4)

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2018年6月:10番ホール(Par 4)

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2019年4月:12番ホールの桜

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2017年12月:アプローチ練習グリーンとバンカー練習場

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2017年ごろ、6番ホールに出没していたタヌキ

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2018年1月:入間でベストスコアを出した時のスコアカード

OB 4発!不安定なドライバーショットが課題である(おおむらさきGC 東→西)

おおむらさきゴルフ倶楽部にて、職場のコンペ。東武東上線森林公園駅から予約したクラブバスで、ゴルフ場に行く。ショット練習なしでの東コース1番パー5。ドライバーはまぁまぁの当たりだったが右にブッシュアウト、残念ながら OB ラインを越えてしまっていた。前4から5Wで花道方向へ。50Y のアプローチが 1m に寄って、幸いボギー発進とすることができた。

しかしその後もドライバーがダメ。右に出て林の中だったり、左に出てフックしてのOBだったり。左右両方に散る苦しい展開のゴルフになった。ついに6番右ドッグレッグのパー4 では、ドライバーではなくスプーンを握るが、これも右にに吹かしてのOB。前半だけでOB 3発、パーなし、50(18パット)という冴えないゴルフになった。

ランチの後の西コースでは、ようやくドライバーがフェアウェイ近辺に飛び、パーが取れるようになった。アンダーボギーのペースだったが、最後9番で右にプッシュアウトして 本日4発目のOB、後半は 44(15パット)、計 94(33パット)に終わる。何とか90台前半のスコアに辿り着いたという感じである。

幸い、コンペとしてはベスグロの名誉をいただいたが、決めるべき1m前後のパットを4-5回外して 3パットが3回もあり、不安定なドライバーと共にパッティングに課題の残ったラウンドとなった。ドライバーが左に出る時には、頭が突っ込むか、上半身が早かったか(タメができない)、ボールを叩きに行っていたか、いずれか(あるいはその全部)の症状が考えられる。

一方、リカバリーのアイアンショットや 50Y 前後のウェッジはまぁまぁで、OB を叩いたわりには、トリプルボギーがなく、大叩きしなかったのはよかった。

最近、40台前半のスコアを2つ並べることができず、80台から遠ざかっている。コーチいわく「最近のスコアカードで気になるのは、ロングホールとショートホールでダボを叩いていること。ここをボギーに収めるゴルフを」なるほど。

東4番パー5、8番パー3、西1番パー5はいずれも3パットでダボにしている。西4番のパー3はアプローチミスと 0.8mのパットを外してのダボである。いずれも 1m 前後のパットを決められていないのが、ダボの原因であった。西9番パー5は、ドライバーの OB。東5番パー4、6番パー4もティーイングショット OB によるダボであった。こうしてダボの原因を反省して、そのミスを減らしていくことが大切なのかもしれない。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2019.10.4おおむらさきGC 東→西) (70.0/120)62167294504436503318曇りのち晴れ

  1. スコア:94、パット:33(2.11)
  2. ショット:36、ショートゲーム:50、ペナルティ:8
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:55.6%
  4. バーディ率:0%、パー率:22.2%、ボギー率:33.3%
  5. ダブルボギー率:44.4%、トリプルボギー以上率:0%
  6. フェアウェイキープ率:21.4%、OB 発生率:22.2%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:5.6%

おおむらさきGC は、広そうに見えるが、左右 OB のホールが多く、特に今日のようにドライバーが散っている時には厳しいコースだった。東→西のコースレートは 70.0、スロープレートが 134 というから、HDCP 20 のプレーヤーには難しかったということになる(ちなみに入間カントリーは、それぞれ 69.9、120)。もともと 2グリーンのコースだったらしいが、1グリーンに改装されていて、グリーンはほぼすべて 2段グリーンとなっていた。ただ入間カントリーに比べると、打ち下ろしていくホールがあって見通しがよかったし、何よりグリーン面が見えるので、距離感が出しやすい。50Y 前後が 1-2m に寄ったのがスコアメイクに貢献した。入間カントリーの難しさは、セカンド以降打ち上げていくことと、砲台グリーンであることを、改めて感じた。

ゴルフ ラウンド記

ショートゲームがダメだと、スコアメイクできない(入間CC)

バンカー地獄にハマって玉砕した先週に引き続き、ホームコースの入間カントリーにて、気の置けないゴルフ仲間と。先週の反省から、バンカー練習場で、ちゃんとバンスから打って球が出ることを確認して、スタート。前半 OUT はアプローチの距離感・方向性が出ず、寄らない。そしてパットが全然入らない。何と 3パット 3回、4パット 1回、計 24パット!53 で終える。

自分でも手首を使って打っているのがわかる。頭も左に動いて、「ボールを突っつく」ような打ち方になっていた。パッティングもヘッド・ビハインド・ザ・ボールでフォローで頭が右に動くくらいでもよい。そして手首を動かさずに、肩を回転させるように上体で打つ。昼休みにパッティングの練習を行っての後半 IN は、1m-2m のパットがしっかり決まり、寄せワンでの3連続パーを取るなど、14パット。寄せワンのパーを3つ取り 44 でまわることができて、何とか 97(38パット)と「100叩き」に至らないで済んだ。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2019.9.28入間CC OUT→IN AG) (69.9/120)621672975344425638109.5ft、曇り

  1. スコア:97、パット:38(2.11)
  2. ショット:42、ショートゲーム:55、ペナルティ:0
  3. パーオン率:11.1%(2 ホール)、ボギーオン率:50.0%(9 ホール)
  4. バーディ率:0%(0 ホール)、パー率:27.8%(5 ホール)、ボギー率:27.8%(5 ホール)
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:57.1%、OB 発生率:0%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:5.6%

前半 53(24パット)・後半 44(14パット)で、ショットそのものの質はそんなに変わらない。パッティングとアプローチの出来の違いである。パット数にして 9打 の差、またパットを含む 60Y 以内のショートゲームでは 7打の差(フルショットの差は 2打)であった。

なぜパットやアプローチの距離感が合わなかったのか?一つには前夜3時間と睡眠不足だったことが考えられる。TVドラマ「これは経費で落ちません!」の最終回を見て、さらにその前の回まで遡って見てしまったのがよくなかった。

www.nhk.or.jp

ちなみに前週、地獄を見たバンカーだが、13番で一度捕まった。ピンまでかなり距離があり、砂も締まっていたので、AW でのエクスプロージョンで一発脱出できた。トラウマにならずに済んだのではないかと思う。

後半、距離の短い IN を 44 でまわり、何とか溜飲を下げることができたが、しかし本当に「90切り」ができない体質になってしまった。40台前半でハーフを回れても、それを二つ続けることができない。ダボを取り返すパーを取る力が足りない。トリプル以上を叩き過ぎる。平均スコアも伸び悩むどころか、昨年に比べて悪化している。

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ショットについては、練習場では質が上がっていると思うのだが、ラウンド本番となると、バラつく。もちろん傾斜やライの状況に対応できずミスをすることも多いが、たとえ平地であっても練習場では考えられないようなミスが出る。それにはメンタルの影響が大きいと考えている。その証拠に、素振りや練習場ではフィニッシュが決まっても、本番ではよろけることが多い。飛ばそうと余計な力が入っているのが明白である。素振りの力感で振るためには、やはりラウンド中の心の揺れを抑え、平静な気持ちで打つことだと思う。中部銀次郎の言葉を、何度も心に刻もう。

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いつものように、小竹向原蕎麦屋長寿庵で反省会。ここはアジのフライ、白海老、鶏ハラミといった美味い料理で、焼酎の蕎麦湯割りが進む。

tabelog.com

ドライバーの飛距離 250ヤード以上を誇る友人は、ドライバーの飛距離を伸ばすことと、コンペでドラコンを取ることに燃えている。5番ホール、僕は会心の当たりで 220ヤードを打ったのだが、彼の球はそれよりはるか 50ヤードも先にあった。つくづく飛距離は武器だと思う。こういう同伴者がいると、ついつい力が入って、自分のスイングを見失いかねない。彼がスコアメイクに目覚めたら、あっという間に置いて行かれると思うが、「ドライバー命」でどんなホールでもドライバーを握っている彼を見ると、しばらくそのままでいて欲しいと思う。どこかの会員になって競技ゴルフに目覚めたりしませんように…。

そんな話をしながら、店内で放映されていたテレビをふと見ると、何とラグビーワールドカップで、日本がアイルランドをリードしている。歴史的勝利の瞬間をリアルタイムで味わえて、今日のゴルフの反省など、どこかに吹っ飛んでしまっていた。

www3.nhk.or.jp

ゴルフ ラウンド記

2019年9月のスイング映像:取り組んできたテーマが少しづつ結実してきている

すっかり意気消沈したので、気分転換も兼ねて、前向きで嬉しいことを書いておこう。最近の自分のスイング映像を見ると、かなり改善してきている(Clipstro Golf アプリを使って、友人に撮影してもらった)。コーチにも「よいフォーム」であると太鼓判を押された。もちろんまだまだ改良の余地はあるが、スイングの大枠は出来上がってきている、と考えている。特にここ数ヶ月から半年にわたって取り組んできたテーマが、少しづつ結実してきている。それは今年4月のスイング映像と比較すると、よくわかる。

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2019年9月ドライバー(正面)


2019年9月ドライバー(スローモーション、正面)

まず下半身主導の切り返し。トップにクラブが上がり切るとほぼ同時に(ほんの一瞬早く)、左足を踏み込み、左腰・左胸郭からの切り返しができている(ほんの少しだが、「うねりスイング」の要素が入ってきている)。4月の時点では上半身と下半身の捻転差が作れていなかったが、トップを意識的に作ろうとせず、常に動き続けることで、切り返しで捻転差が作れるようになった。今後はより大きな捻転差、X ファクターが作れるようにしていきたいし、またより力強く下半身を使いたい。左足の踏み込みのタイミングを改善すると同時に、地面反力を使うことができるようになると嬉しい。

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次に「ヘッド・ビハインド・ザ・ボール」を実行できている。トップ・切り返しの位置から頭の位置が左に突っ込まず、インパクトからフォローにかけて、クラブと身体との引っ張り合いが生まれている。この時、右足ベタ足をキープすることで、右サイドに体を残したままインパクトを迎えることができている。

また下の写真にあるように、改良の余地はあるものの、インパクトについてもハンドファーストになりつつある。ドライバーショットでもハンドファーストインパクトができるようになることが求められる。

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ドライバーショットのハンドファーストインパク

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ドライバーショットのハンドファーストインパク

フォロースイングで左肘が引ける癖も、4月に比べれば改善されてきている。左腕の外旋、スピネーションをもっと取り入れることで、左腕の動きを改良するとともに、しっかりハンドファーストインパクトができるようになりたい。


2019年9月ドライバー(後方)


2019年9月ドライバー(後方、スローモーション)

後方からの映像を見ると、トップにおいて若干シャフトクロス気味になっている(真後ろからではなく、右後方からの映像であることで、そう見えている側面もある)。シャフトクロスは必ずしも悪いとは限らないが、「うねりスイング」の観点からすると、バックスイングでの「左ハンドル」をもう少し強めて、パッシブトルクを利用して、よりインサイドからシャローにダウンスイングをしてもいいような気がする。

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ドライバーショットのトップ(後方)

さて問題は、ここで取り上げたスイング映像は、すべて素振りであるということだ。実際に球を打ったショットで、同じようにスイングができているかどうか。球を打ちに行って、上半身が動くのが早かったり、アーリーリリースになっていたりするかもしれない。一方、素振りのスイングが、自分にとってナチュラルなスイングであるとするならば、素振りでよいスイングができるようになったことは、前向きに評価してよいと思う。問題は、素振りと同じようなリズム・タイミング・力感で、実際のショットを打てるかどうかである。

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