Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

目から鱗。井上透コーチが説く東大ゴルフ部の「無意識スイング」練習

シングルプレーヤーの友人に「目から鱗」だからと勧められた『Choice 最新号(2024年5月号)』の記事が、非常に興味深く、まさに目を開かされた。東大ゴルフ部の学生たちに対する井上透プロコーチの教えが掲載されている記事である。

井上コーチと言えば、データを活用した科学的なアプローチや YouTube でのロジカルで明快な解説が印象的である。2016年から、東大ゴルフ部の監督も務めている。

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その井上コーチが「無意識スイング」を説く。東大生は1球ごとに考えることで練習をしていると誤解する。そういう打ち方では本番では通用しない。「無意識」で球を打ち続けなければならない。

「当てに行く」「ミスへの恐れ」「反省」「飛ばす」…。そういった意識を一切排除させて、ひたすらボールを打つ「無意識」練習。バットで素振りをした後に、1分間で 10球、1時間で 200-300球、打つことを課す。一球一球丁寧に打つことは禁止する。

井上透・東大ゴルフ部監督の5つの教え(『Choice 2024年5月号』P.85 より引用)

「ボールはごみで、ターゲットはごみ箱」と、1球の価値を落として、ポンポン無意識で打ち、反省せずにミスした記憶を消していく。

井上コーチによれば、

  • インパクトゾーンのクラブの動き(入射角や打点)は伝えている
  • 「1分で10球」のハイピッチで打つことで、脱力が生み出され、正しい運動連鎖が発生する
  • それにより「二重振り子」や「軸の形成」という大事なことが知らぬ間にできる潜在意識学習が可能になる
  • ミスをしたという意識を消去して、ただ振る
    • ダフったからダフらないようにしようという考えでは、いつまでも不安が収まらない

と言う。

確かに「目から鱗が落ちる」練習法である。「量」を「質」に変える。ひたすら量をこなすことで潜在意識化する。

僕がスイング練習する際には、必ず気をつけるべきチェック・ポイントがあり、それを意識するようにしていたし、球筋を打ち分けるために「軌道を作る」ようにしていた。「無意識スイング」は、これらの練習とはある意味、真逆の練習法である。

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アプローチは勘と調整力が大事、そのために「ただ打て。とにかく打て」という井上コーチの教えは覚えている。それがショットにもそれが当てはまるとは。

「当て感」を養うには、結局のところ、絶対的な球数を打ちこむしかないという吉本巧プロの教えにも通じる。あるいは「本番に強くなる」ために感性を磨こうという倉本昌弘プロの教えにも通じるかもしれない。

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頭でっかちで、いろいろ考えては反省ばかりしているアマチュアゴルファー(つまり僕のことだ)にとって、貴重な教えである。今、僕が抱えている次の2つの大きな課題に対して、「無意識スイング」は糸口を示してくれそうな気がする。

  1. 本番で、素振りのようなスイングができない
    • 本番で力む
  2. グリーンオン率が低い
    • 「乗せたい!」欲がミスを呼ぶ
    • 「乗ればラッキー!」くらいの気持ちの時の方が成功率が高い

いずれも「当てたい」「乗せたい」という欲・意識が、力みを生み、ミスにつながっていると思う。そういった意識を消して、ひたすら打つ。何かしらヒントになりそうである。

強風の中、ショットとアプローチのミスを取り返せなかった(森永高滝CC)

森永高滝カントリー倶楽部に来るのは、何と 9年ぶり前日にホームコースでプレーしたばかりだが、素敵なゴルフ場への魅力的なお誘いを断り切れず、連日のラウンドとなった。

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天気は晴れ、最高気温も 26度まで上がり、半袖でプレーできる陽気だったのに…。何と 7m/s 超の強風が吹き荒れる。時に真っ直ぐ立っていられないほどの風で、ティーアップしたボールは落ちるし、ショットの距離感は合わないし、パッティングにも影響するし、体力は奪われるし、なかなか大変だった。

OUT:48(16パット)、IN:45(16パット)の 93(32パット)。OUT はショートゲームのミスを連発。IN で粘ったものの 17番パー 3 で池に入れてしまったのが痛い。

スコアメイクできなかったのは、けっして強風のせいではない。ひとえにセカンド以降のショットとアプローチで、ミスを重ねたからである。スタート3ホールのトリ、ダボ、ダボはさすがに意気消沈する。

今年の大きな課題だが、パーオン率が低過ぎる。ティーショットを成功させた後のパー4 の 2打目のミスが多過ぎる。パー3 も全然乗らない。グリーンを狙うショットの成功率は 15% しかない。

今回、グリーンを狙うショットで唯一成功したのは、16番の長いパー 4の 3打目である。75ヤード打ち上げでアゲンストの状況であった。50度で 80ヤード打つスリークォーターショットがピン奥からバックスピンで 1m ほど戻って、ピンハイ 1m につけることができた。

またグリーンには乗らなかったものの、7番では 178ヤードアゲンストで、3U のショットがグリーンエッジに乗る。15番も同じく 178ヤードアゲンストの状況で、3U でグリーンのほぼ直前に運ぶことができた。実質180ヤード以上あるので「乗らなくて十分」という気持ちで打っているのが、奏功したのかもしれない。

たとえショットでミスしても、グリーン周りのショートゲームでカバーするのが僕のスタイルだが、今日のようにアプローチでミスをしているようでは、スコアメイクできない。逆目のラフでダフったり、薄芝のライからトップしたり、40-60ヤードをショートしたり。

前日に引き続き、パッティングはまずまずだったが、残念ながらショットとアプローチのミスを取り戻すことはできなかった。森永高滝のグリーンは、複雑なアンジュレーションがあり、傾斜を注意深く読む必要がある。いつもより深く傾斜を読むことで、難しい下りの曲がるパットを何度か沈めることができた。

ドライバーショットがよくなってきた今、アイアンショットのミスをなくし、グリーンオン率を上げること、アプローチの精度に磨きをかけること、バンカーの距離感を出せるようにすることが、テーマになる。

ハンディキャップは 16.5 に悪化。やはり 85 前後のスコアを出していかないと、ハンディキャップ 15 を切ることはできず、月例競技の A クラス入りは厳しい。一般にスコアをよくするのは、アプローチとパットであるが、僕の場合、ショットの課題が大きい。ペナルティなどの大きなミスショットを撲滅すること、そしてグリーンを狙うショットの精度を高める必要がある。「当てたい」という欲が余分な力をクラブにかけてしまう。「乗せたい」という欲望を抑え、結果を考えず無心で思い切り振り抜いた方が、かえってよい結果を生む気がしている。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2024.3.31森永高滝CC OUT→IN (69.3/92.3/124)618772934845385432119.5t、晴れ、強風

  1. スコア:93、パット:32(1.78)
  2. ショット(60Y以上):38、ショートゲーム(60Y未満):54、ペナルティ:1
  3. パーオン率:0%、ボギーオン率:66.7%
  4. バーディ率:0%、パー率:33.3%、ボギー率:27.8%
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:11.1%
  6. フェアウェイキープ率:71.4%
  7. OB 発生率:0回、ペナルティ率:1回、ガードバンカー率:1回
  8. パー3 計 +4 以下:+5
  9. パー4 パー 4H 以上:3H
  10. パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:8H
  11. パー5 計 +2 以下:+3
  12. トリプルボギー 2H 以内:2H
  13. トリプルボギー直後 +1内:1/2
  14. グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:1/18

森永高滝CC 12番 パー5

久しぶりにラウンドしてみて、「森永高滝は素晴らしいゴルフ場だなぁ」と改めて感じる。コース全体が広々と余裕がある造りになっている。川田太三氏設計のトーナメントコースは、戦略性が高く、面白い。複雑なアンジュレーションのグリーンは、ラインの読みとパットのタッチ両方が要求される。連日プレーとなったが、来てよかった。

森永高滝CC 15番 パー4:川田太三設計のシンボルとなるマウンド

9年ぶりに来て、立派なアカデミーも建てられていたのには驚いた。ティーチングプロだけでなく、飯島茜馬場ゆかり、大江香織といったツアープロだった女子プロのラウンドレッスンが受けられる。アカデミーではないが、三浦桃香笹原優美といった人気女子プロのラウンドレッスンも、不定期に企画されている模様。

レストランの食事も美味しく、ショップのグッズも充実している。キョロちゃんのヘッドカバー、グリーンフォーク、マーカー、パターカバー・ホルダーが人気のようだ。

僕も記念に、キョロちゃんマークの入ったキャップを購入した。森永製菓がスポンサーになっている堀琴音プロのサイン入りキャップ、わがホームコースである入間カントリーのロゴ入りキャップと並べてみた。

ゴルフ ラウンド記

3つのペナルティーがありながら 90 切り。ショットとアプローチのミスを、パットでカバーした(入間CC BG)

菜種梅雨の季節。時に春の嵐のような日もあったが、幸い週末は晴れて気温も上がり 25度を超えた。初夏のような陽気の中、会社のおじさん仲間をホームコースに招いてプレーする。そのうちの一人の歓送ゴルフでもあった。

IN スタート 10番で、いきなりドライバーショットが捕まらずに池ポチャ。前途多難が予想されたが、2.5m のパットが入り、ここをボギーで切り抜ける。

ドライバーがつかまらず右へ行く一方で、ウッドやアイアンは腕が返りがちで、左へ曲がる。14番でも 3W のティーショットが左のホールへ行くペナルティーとなる。しかしここも何とかボギーで切り抜ける。IN:44(15パット)。何とか40台前半で粘れた。

後半 OUT は連続パーでスタートするも、4番でドライバーがテンプラ気味に左のペナルティーゾーンへ。今日 3つ目のペナルティーである。距離のあるこのホールは、残念ながらトリプルボギーとしてしまう。

とにかくショットが右に左に不安定。フェアウェイの絶好の位置から、遠くサブグリーン側のガードバンカーに入れるようなミスショットもあり、ガックリである。アプローチも思ったように寄らない。それをパッティングでカバーするゲームとなった。結局、OUT:44(12パット)。

3つのペナルティーがありながらも、何とか 80台に辿り着けたのは、ひとえに好調なパッティングにあったと言えよう。 4m のパットが2回決められたし、長いパットの距離感も合っていた。27パットは今年ベストである。

けっしてAI 設計のパターの貢献だけではなく、自分の調子もよかったと思いたい。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2024.3.30入間CC(BG) IN→OUT (69.0/92.0/124)5973728844443847272310.5t、晴れ

  1. スコア:88、パット:27(1.50)
  2. ショット(60Y以上):38、ショートゲーム(60Y未満):47、ペナルティ:3
  3. パーオン率:16.7%、ボギーオン率:33.3%
  4. バーディ率:0%、パー率:38.9%、ボギー率:38.9%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:5.6%
  6. フェアウェイキープ率:42.9%
  7. OB 発生率:0回、ペナルティ率:3回、ガードバンカー率:2回
  8. パー3 計 +4 以下:+2
  9. パー4 パー 4H 以上:2H
  10. パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:7H
  11. パー5 計 +2 以下:+1
  12. トリプルボギー 2H 以内:1H
  13. トリプルボギー直後 +1内:1/1
  14. グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:3/18

88 と「90切り」したものの、ハンディキャップは 15.9 に悪化。ハンディキャップ 15 の壁を越えるには、85-86 のスコアが求められる。このラウンドについて言えば、3つのペナルティーが悔やまれる。

10番の池ポチャは久しぶり。朝一番、まだ身体が動かずに球を捉まえられなかった。「池に届かないクラブを選ぶべき」という意見もあるが、3W / 5W を選択してもあまりいい思い出はないし、今は「左右のミスを怖れて番手を落とすな」というコーチのアドバイスにしたがって、ドライバーを使っている。コーチの先生でもある矢部昭プロに言わせると「10番はティーを低くしてトップを打てばいい」ということになるらしいのだが…。

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まずまずだったドライバーの調子に、黄信号が灯ったホールがいくつかある。18番ではテンプラ。同じく 4番でもテンプラ気味に左のペナルティーエリアへ。これらのミスは、上から叩きに行っていることを示している。5番、7番は身体の回転が止まったか、左に曲がる打ち損ね。

ここで胸郭主導で背中をターゲットに向けるバックスイングを意識した。それにより、ヘッドがインサイドから入るようになり、最終 9番パー 5ではドライバー、5W、7I、すべてがナイスショットとなり、パーで締めくくることができた。

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いつもの小竹向原蕎麦屋長寿庵で歓送会も兼ねた反省会。僕が反省するべきは、特に親しい仲間たちとのラウンドの時に、ミスが出るとそれを思わず声にしてしまうことである。僕の技量であれば、ミスは当たり前。静かに何事もなかったかのように、心をフラットな状態に維持して、淡々と次のショットに集中できるようになりたい。

そうそう、クラブバスが発着する坂戸駅には、新入生に向けた微笑ましい看板があった。

ゴルフ ラウンド記

「地面反力」を使う左足の踏み込みを勧められたが、まだ早い。その前に取り組むべきテーマがある

昨日一緒にラウンドしたシングルプレーヤーの友人は、切り返しでの左足の踏み込みにハマっている。左足の「地面反力」を使うことで飛距離が伸びるとのこと。僕にもしきりに勧めてくる。確かにホームコースのバックティーからは、ドライバーの飛距離が求められる。

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友人がハマっているのは、「ひぐけんゴルフ TV」の「左足踏み込み」の解説動画である。正直「ひぐけんゴルフ」は、今まで見たことがなかった:


www.youtube.com

また「タカサックゴルフチャンネル」の「下半身リードの鍵は左膝」という動画も、同じように左足の使い方を扱っている:


www.youtube.com

これら 2本の動画を見て(あれだけ勧められると見ざるを得ない)、自分なりの解釈をしていこう。

まず「ひぐけんゴルフ」の「左足踏み込み」の動きは、次の3つのステップのドリルを行うことを提唱している。各ステップを明確に分けて行うことで、一つ一つの基本的な動きを身につける。ふだんの練習の中で、20-30球くらいをこのドリルに当てることを推奨している。

  1. クラブをトップまで上げて止まる
  2. 右に向いた胸をキープしたまま、左足を踏み込む
  3. 地面を蹴って左下半身を使う意識で、ダウンスイングする

「ひぐけんゴルフ」より

ステップ 2 が上半身と下半身の捻転差を生む。

ステップ 3 はいわゆる左足の「地面反力」である。左足を踏み込んだ際の地面からの力を利用して、左サイドの尻を後ろに引くことで、回転の推進力を得ると同時に、クラブの通り道を作る。

ステップ 2. について「タカサックゴルフチャンネル」では、「左膝を割る」という表現を使っている。胸を右に向けた状態で、左膝だけを壁につける(ぶつける)。その時、左股関節が外旋する。これにより、胸(肩)と腰の捻転差、いわゆる X ファクターを最大にする。

「タカサックゴルフチャンネル」:左膝を割る

「タカサックゴルフチャンネル」:捻転差

要するに、切り返し時に胸を右に向けたまま、左足を踏み込む(左膝を割る)ことが鍵である。「ひぐけんゴルフ」では、さらにその後の地面反力まで言及していることになる。

この 2本の動画を見て、僕は自分がよく見ている三觜喜一プロの「MITSUHASHI TV」の教えを思い出した。胸郭の動きを使う「うねりスイング」である。

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まず「ひぐけん」のステップ 2、そして「タカサック」の動画の動きは、三觜プロの言う「肩と胸郭の分離」に通じる。胸を右に向けたまま左足を踏み込むには、「肩と胸郭の分離」ができないと難しい。三觜プロはその動きを身につけるために、「うねりドリル」を勧めている:


www.youtube.com

そのうえで三觜プロは、クラブを上げているうちに左足を踏み込む「プロのような」切り返しを身につけるドリルとして、「ステップドリル」を提唱している:


www.youtube.com

この動きにより、下半身は左下へ、上半身は右上へ、引っ張り合う。上半身と下半身の捻転差・引っ張り合いが、飛距離の源泉となる。

「うねりドリル」「ステップドリル」はずいぶん前に取り組んで、苦労の末にある程度できるようになったと、自分では勝手に思っている。

実際のスイングにおいて、クラブを上げている間に、胸が右を向いた状態で、左足の踏み込みができているかについては、まったく自信はないけれども。

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一方、「ひぐけん」のステップ 2 から 3 の左足の踏み込みについては、ゴルフスクールのコーチに習った(矢部昭プロ直伝の)右足荷重せずに打つドリルが当てはまると思う。「ひぐけん」ではトップの状態から踏み込むが、この「昭和」のドリルでは左足荷重の状態から、バックスイングを行うと同時に、左足を踏み込んでいく。つまり左足踏み込みとバックスイングの順番は違うが、トップからダウンスイング以降の動きは同じである。このドリルにより、左サイドの動き、左足を踏み込んでその反動でターンさせる動きが身につくと思う。

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友人はさらにその先のステップ 3、 地面反力をさかんに勧めてくるが、地面反力を積極的に使おうとすると、スクワットをするような動きになり、頭が上下するし、地面を蹴るタイミングが難しい。上級者の彼だからできるのだろう。せっかくのアドバイスではあるが、僕はそれに惑わされることなく、自分のスキルレベルに合わせて、自分のペースで段階的に取り組んでいくつもり。

下半身・脚の使い方については、現在取り組んでいる右足の使い方を身につけるところから始め、左足の使い方についたは矢部昭プロ流のドリルを行う。上半身と下半身の捻転差については、「うねりドリル」と「ステップドリル」の継続である。すなわち、以下が僕の練習メニューになる:

  1. まず右足の使い方に取り組む。
  2. 左サイド・左足の使い方については、右足荷重せずに左足を踏み込むドリルを行う。
  3. この二つで両脚の使い方を学びつつ、切り返しのタイミングについては、三觜プロの左足を踏み込みながらの「ステップドリル」を行う。

この3つの動きがある程度できるようになったその先に、地面反力というテーマがあると考えている。

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バックティーから「90切り」をめざす。前半はよかったが、バンカーショットのミスをきっかけに後半崩れた(入間CC Back AG)

上級者の友人とホームコースのバックティーから回る。暖かく風も弱いゴルフ日和。直前のゴルフスクールで「バックスイング時に左肩が下がっている」と指摘を受け、その修正がまだできていない状態でのラウンドとなった。

バックティーからの「90 切り」に向けて、連続パーとまたとないスタートを切った前半 OUT。しかし 8番パー3 のバンカー脱出に失敗してトリプルを叩き、45(14パット)としてしまう。

目標達成に望みを残しての IN も、11番パー4 でバンカー脱出に失敗してダボ。その後は林に入れたり(14番)、パー3 でアプローチのミスが続いたり(13番、16番)で、何と 52(17パット)と崩れ、97(31パット)と不甲斐ない結果に終わってしまった。ハンディキャップは 15.2 から 15.5 に逆戻りである。

先週の月例競技と同じように後半 IN で大叩きするゲーム展開。技術的な課題も変わらない。グリーンを狙うショットの精度、フェアウェイウッドの精度、バンカーショット、薄芝のライからのアプローチミス

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バンカー脱出失敗からの大叩きがいただけない。朝のバンカー練習場ではちゃんと一発脱出できるのに、本番ではきちんと振り切れずに失敗してしまう。ラウンド後もバンカー練習に向かうが、ちゃんと脱出できていた。ときどきバンスが使えず深く入ってしまったり、距離感を出せなかったりするものの、僕のレベルであれば、とにかく一発で脱出させること、あわよくばグリーンに乗せることが先決である。本番で失敗するということは、やはり「心がざわつく」メンタルの問題もあるのだろう。自信がないものだから、怖がって合わせに行き、振り切れていないということだろう。

グリーンを狙うショットのミスも相変わらず多い。パーオン率 0 % はひどい。これもメンタルに起因すると思っている。「乗せたい」欲からの力みである。

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そしてマネジメント的にも少しリスキーな選択をしてしまい、それがミスにつながっていた。たとえば 6番は第2打をグリーンに近づけるべく 4U を選択して、チョロってフェアウェイバンカーに入れてしまった。ライが難しいところだったので、無難にショートアイアンを使うべきであった。14番もティーショットのミスを取り返すべく、サブグリーンまで届く 4U を選択したが、ボールは右の林に突入してしまった。こういったマネジメントのミスでも 3打は損している。

バンカーショットにしろ、グリーンを狙うショットにしろ、「成功体験」を増やすしかないと思っている。「卵が先か、鶏が先か」という話ではあるのだが、失敗体験ばかり多くて、かえって力むミスにつながっている。成功体験が増えれば、徐々に改善に向かうと信じたい。そのためには、過去にも未来にも思いを馳せず、目の前の一打への集中することである。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2024.3.16入間CC OUT→IN (71.8/93.6/126)6573729745524057315010.5t、晴れ

  1. スコア:97、パット:31(1.72)
  2. ショット(60Y以上):40、ショートゲーム(60Y未満):57、ペナルティ:0
  3. パーオン率:0%、ボギーオン率:55.6%
  4. バーディ率:0%、パー率:16.7%、ボギー率:44.4%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:64.3%
  7. OB 発生率:0回、ペナルティ率:0回、ガードバンカー率:5回
  8. パー3 計 +4 以下:+8
  9. パー4 パー 4H 以上:1H
  10. パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:6H
  11. パー5 計 +2 以下:+3
  12. トリプルボギー 2H 以内:3H
  13. トリプルボギー直後 +1内:2/3
  14. グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:3/19

唯一よかったのは、ドライバーショットだろうか。口の悪い友人には「素振りだけはハンディキャッパー」とからかわれていたが、今日は「(素振りだけでなく)実際のショットも横振りになっておらず、よかった。5番と10番のドライバーショットは、今年一番では?」と褒められた。

最近の練習テーマである右足の使い方が身について、足が暴れずにフィニッシュを決められるようになってきたということだろう。上半身が力まずにスイングできると、いいショットになる。バックティーからだと力みがちだったが、先週同様、いい力感でドライバーを振れて、真っ直ぐな球筋で 220 ヤードほど飛んでいたように思う。

後半の大叩きが悔しいが、友人には「前半はシングルプレーヤーみたいだった。それだけのポテンシャルはあるということ」と慰められた。そうだ、うなだれる必要はない。頭を上げて前を向こう!

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そのシングルプレーヤーである友人は、今「ひぐけんゴルフ」の左足踏み込みによる地面反力にハマっていて、僕にもさかんに勧めてくる。これについては稿を改めたい

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ゴルフ ラウンド記

4ヶ月連続のベストグロスがかかった B クラス月例杯。80台をめざすも、ショートゲームのミスが多く撃沈…(入間CC AG)

気温は 11度まで上がったものの、先週に引き続き、6m/s の強風が吹くホームコース。4ヶ月連続のベストグロスがかかった B クラス月例杯(ハンディ 15以上)に参加する。試合開始前から「自分で自分にプレッシャーをかけてどうする?」とも思うが、ベストグロスをいやがうえにも意識してしまう。

この日のコースハンディキャップは 14(僕のハンディキャップは 15.2)。パープレーには 86 というスコアが必要になる。腰に不安も抱えており、80台にたどり着くこと、つまり 89(OUT:45、IN:44) を目標として臨んだ。

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ドライバーを含めてショットはまずまずであったが、ショートゲームのミスが多く、前半 OUT は3連続ダボ、後半 IN はトリプルボギー 2回を叩く。それでも OUT はパーを取り返し、目標通りの 45(15パット)と粘ってはいたのだが、風が強くなってからの IN はパーが取れず、2つのトリプルボギーを最後まで取り戻すことができなかった。

OUT:45(15パット)、IN:49(17パット)。短い IN コースで叩いたのは悔しい。

因みに本日のベスグロは 89、ただ一人であった。つまり 89という目標設定自体は妥当なものであった。そして計画通りには行かないのが、ゴルフである。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2024.3.10入間CC OUT→IN (70.2/93.6/126)6216729445493856323010.5t、晴れ、風速 6m/s

  1. スコア:94、パット:32(1.78)
  2. ショット(60Y以上):38、ショートゲーム(60Y未満):56、ペナルティ:0
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:50.0%
  4. バーディ率:0%、パー率:16.7%、ボギー率:55.6%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:11.1%
  6. フェアウェイキープ率:71.4%
  7. OB 発生率:0回、ペナルティ率:0回、ガードバンカー率:3回
  8. パー3 計 +4 以下:+5
  9. パー4 パー 4H 以上:1H
  10. パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:8H
  11. パー5 計 +2 以下:+3
  12. トリプルボギー 2H 以内:2H
  13. トリプルボギー直後 +1内:2/2
  14. グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:1/17

悔しい結果に終わったが、ある意味、自分の弱点、強化すべき課題が明確になったという点では、有意義なゲームであった。

ドライバーショットはまずまず。腰に不安があるものだから、マン振りしない。したがってフィニッシュが取れる。力まずに振ることでミート率がよく、キャリー 200ヤードがほぼコンスタントに出ていた。17番では右ドッグレッグのフェアウェイを突き抜けており、ランも含めると 240ヤード飛んでいた。

要するに、フィニッシュが取れる力感、すなわち素振りの力感、リズムとテンポで振ればよいこと、上半身の力みを抑えて脚を使うべきであることを、改めて確認することができた。

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問題はセカンドショット以降である。グリーンを狙うショットの精度が、1/17(6%)と低過ぎる!パー4 でグリーンを狙えるのが 8ホールあるのに、パーオン率 5.6% はひどい。

アイアンショット自体は、もっとパーオンできてもおかしくない出来だった。今日は番手選択のミスが多かったと思う:

  • 8番パー3:
    • 150ヤード+アゲンストで、170ヤード打つところを 4U まであげてグリーンオーバーした。
    • 5I を選択すべきだった。
  • 10番パー4:
    • 第3打、110ヤード+10ヤード打ち上げ。9I でグリーンヒットするも、右奥にこぼれた。
    • さすがに PW では届かなかったろう。9I の左右の精度向上!
  • 12番パー5:
    • 第3打、75ヤード+フォロー。56度のハーフショットの当たりが薄く、わずかにグリーンに届かず。
    • フォローを怖れ過ぎた。56度のスリークォーターショットか、50度のハーフショットを選択すべきだったのではないか?
  • 14番パー4:
    • 第2打、150ヤード+フォロー。手前から速いグリーンなので、8I ではなく 9I を選択。ナイスショットだったが、わずかに届かず。
    • 8I を選択すべきだったかも。いや、その後のアプローチのショートが痛い。
  • 16番パー3:
    • 163ヤード+20ヤード打ち下ろし+フォロー。9I がわずかにダフり、手前のバンカーに捕まる。
    • 8I を選択すべきだった。あるいは 9I の左右の精度の問題。グリーンとグリーンの間を狙ったはずなのに、左に捕まった。
  • 17番パー4:
    • 第2打、133ヤード+10ヤード打ち上げ+アゲンスト。グリーンヒットするとオーバーすると思い、8I を選択。いい当たりなのにわずかに届かず、砲台を下ってきてしまう。
    • 7I を選択すべきだった。

ドライバーが真っ直ぐ飛んでいたのとは対照的に、フェアウェイウッドはうまくミートしないミスもあったし、横風でだいぶ流される場面が多かった。ちょっとドロー回転がかかった球が、大きく左に曲がったり、スライス回転のかかった球が、アゲンストで戻されたり。

さらにグリーンを外した後の、残り70ヤード以内の精度も低過ぎた。薄いベアグラウンドのようなライ、上り傾斜、風の影響などもあって、ショートさせるミス多発。

  • 4番パー4:
    • 第3打、残り 50ヤード打ち上げ。56度をショートさせ、ボギーオンならず。
    • 上り傾斜を考慮して、強く打つべきだった。
  • 5番パー4:
    • 第3打、残り 46ヤードだが、ベアグラウンドのようなライ。56度を大ダフり。
    • その後同じようなライの50ヤードから、2m にオンさせると言うチグハグ。
  • 6番パー4:
    • 第3打、右サイドから残り 50ヤード。4番・5番のミスが頭によぎったか、切り返しの間に余裕がなく、シャンク。

50ヤード前後のミスから、4番から6番の難しいパー4を 3連続ダボとするようでは、ゲームを作れない。

  • 10番パー4:
    • 第3打がグリーン右奥にこぼれ、そこからのアプローチが下り傾斜を怖れて寄らず。
    • 下りの 6m のファーストパットも大きくショートさせて、3パットのトリプル。
  • 13番パー3:
    • 直前の 12番で1.5m のパーパットを外して、流れを作れず。
    • 直後の13番は 7I が捕まって左バンカーへ。左足下がりのライからダフって脱出できず。3打目はトップしてグリーンオーバー!
    • ここから1.5mに寄せるも、パットを決め切れずトリプル。

10番と13番のトリプルボギー2つで、メンタル的にはだいぶやられた。14番以降で、パーを取ろうと焦るが、結局一つも取れず仕舞いに終わる。

まぁこういう日もある。番手選択も含めてショットのミス、そしてショートゲームのミスが重なった。自分なりには精神面で切れそうになるのを耐えて、最後まであきらめずに頑張ったゲームであった。スイングの内容的には、80台にたどり着けたラウンドであっただろう。

今日の PCC は 2.0 と難しい状況であった。ハンディキャップは 15.2 と変わらず。しかし次回以降、80台を出していかないと下がってしまい、Aクラス入りがまた遠のいてしまう。ハンディ 15 の壁を改めて感じている。

ドライバーショットの力感、セカンド以降の精度(長いクラブのミス、風を考慮したアイアンの番手選択)、バンカーショット、アプローチの精度など、課題が明確になったのだから、また練習に励もう。

朝のバンカー練習ではまずまずだったんだけどなぁ。左足下がりなどさまざまなライを含め、まだまだ練習が足りない!

そして風が強い中、あれこれ考え、試行錯誤しながらゲームを組み立てようとしているうちに、スイング技術の向上だけではないゴルフの面白さが、ほんの少しわかってきたような気がする。今の自分の技術の範囲で、今置かれている状況の中でできることを考え、それをつなげていく妙味。精神的にきつい中で、そういう新たな感覚があったような気がする。

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先日の積雪で、練習場(レンジ)が当面使えなくなってしまっている。最近、僕は朝のショット練習をしないのだが、早く復旧されることを望んでいる。

冬の間は、東武東上線坂戸駅からゴルフ場に向かうクラブバスから、富士山がよく見える。今日は忘れずに写真に収めることができた。

衝動買いした Ai-ONE 2-Ball パターは、なかなかよい感じ。ロングパットは多少芯を外しても転がってくれる。その一方で 10.5ft の高速グリーンの急な下りで「触るだけ」の微妙なタッチも出せる。7年ぶりに、エースパターに昇格しそうである。

ところが何と「AI 設計のフェース Ai-ONE と、三角ネック TRI-BEAM を合体」させた究極の 2-Ball パターが 4月に発売されるらしい。どうする、俺?

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ゴルフ ラウンド記

吉本巧プロが説く「85 を切るマネジメント術」

半年ほど前、「吉本巧の YouTube ゴルフ大学」で話された「85 を切るための 10ヶ条」を紹介した。85 は「90台の世界」と「70台の世界」という全く違う世界の境目のスコアであり、90台の世界の技術・スキル・考え方では、70台の世界に行けないと、吉本プロは熱く語る。

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「90 切り」=「90台の世界」ではボギーを取ればよかったが、「85 切り」=「70台の世界」ではパーを取らなければいけない。「泥臭いパー」をどうやって取っていくか?「85 を切るマネジメント術」(正、続)という動画で、その基本的な考え方・マネジメントが示されており、「85 を切るための 10ヶ条」の内容がさらに掘り下げられている。


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  1. パーの数の目標 8個(ハーフ 4個)
  2. 一つのアプローチのやり方(ピッチ&ラン)のマスターになる
  3. 「グリーンオン率」 50%
    • アイアンを磨いて、グリーンを狙う時には 50% 乗せる
    • 外した時の 1/3 は死に物狂いで「寄せワン」のパー

これが基本的な考え方である。ではグリーンを狙うアイアンショットはどうするか?パーパットをねじ込むにはどうするか?

  • グリーンを狙う時は、ピンの位置で狙う場所を決める
    • ロングサイド、その中心を狙う
    • ショートサイドに残すと「寄せワン」が難しくなる
  • 例:135 ヤード、右手前のピン位置
    • ロングサイドの中心は 145ヤード → 1番手上げる
    • ピッタリ打てたら 2パットのパー
    • ショートしたら、ピンハイのバーディーチャンス
    • オーバーしたら、易しめのアプローチが残る

僕は、グリーンオン率が低過ぎる。特に「乗せたい」という欲が強いと力む。グリーンが直接見えず、「乗らなくてもいい」くらいの気持ちの方がいい結果につながっている。ふだんのショット練習でミート率・精度を向上させるとともに、本番でのメンタルマネジメントが求められる。

グリーンオンの成功体験を増やしていくことが必要だと思う。

  • パーパットをねじ込むためのラインを作り、作ったラインに打つ
  • ラインを作る時には「ジャストタッチ」よりも弱い「コロコロ コトン」の距離感で曲がりをイメージする
    • プロライン、必ず「高いサイド」から狙う
    • 「ジャストタッチ」よりも「コロコロ コトン」だとより大きな曲がりをイメージできる。カップインの確率が上がる
  • 怖いから皆できない。恐怖心に打ち勝ってふくらませるべし!

「ジャストタッチ」よりも弱めの「コロコロ コトン」で、より大きな曲がり幅をイメージした方が、入口が大きくなり、カップインの確率が上がる。説得力のあるロジックだが、カップ回りをきちんと読んでおく必要があるし、微妙なタッチを出すストロークも、より難しいものになりそうな気がする。

下りのパットはこの考え方がよいのだろうと思う。上りのパットはもっと強めに、たとえばペルツ博士の 43cm オーバーさせる距離感とラインでストロークしてもよいと思うのだが、どうなんだろう?


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続編では、パー3、パー4 のグリーンを狙う攻略法が具体的に紹介されている

パー3 は罠が凝縮されており、4ホールすべて「ボギーでよし」、しかし「絶対ダボは叩かない」と考える。

その際に最も重要なのは、ティーグランド(ティー・マーク)の向きを確認すること。たとえば 2グリーンの場合、グリーンとグリーンの間を向いている時が多い。

  • 必ず飛球線後方から、しかもティーグラウンドの外から向きを確認する。

ダボになり易いケースとして、右斜めになったグリーンを例に、その攻略法を紹介する。こういうグリーンでは、右手前にバンカーや池などのハザードがあることが多い。

  • ピンハイの位置からフロントエッジまでの距離が一番長い方向(動画だと③)から攻める
    • 1バウンド目のエリアが広い
    • ②は距離が短い時、調子がいい時は自己判断で狙ってよい
  • パー3 の 1打目は「負けない」狙いをする
    • フェード、ドローが打ち分けられるのなら、右斜めのグリーンはフェード、③を狙うと負けない(左斜めグリーンはドロー)

パー4 の 2打目、グリーンに向かって打てるショットのマネジメントを、残りの距離別の考え方をまとめている。これはパー3、パー5 でグリーンを狙うショットにもあてはまる。

  • 200ヤード以上:オンしなくていい。目標:ボギー、ダボ以上にしない
    • ハザード、ペナルティなど「絶対打ってはいけないエリア」を避ける
    • 避けられないなら、その手前に刻んで「計画的ボギー」をとる
  • 150-200ヤード:オンしなくてもいい。目標:ボギー・パー、悪くてもボギーで抑える
    • 「次にアプローチしやすいエリア」を狙う
    • もしなければ、グリーン手前に刻んで「計画的ボギー」をとる
  • 100-150ヤード:半分以上オンさせたい。目標:ボギー・パー、確実にボギーで上がる
    • 「グリーンの入り口」を見つけて、そこから入っていく・通していく
    • 1バウンド目の着弾するグリーン上のエリアが広い場所を狙う
  • 100ヤード以内:ほとんどオンさせたい。目標:パー、できればパーで上がる
    • 上からボールを落とすイメージで打つ
    • キャリーとランを把握し、「キャリーの落とし場所」を絞って攻める

グリーンの読み方で、やることは二つ:

  1. カップとボールを結んだ線の延長線(飛球線後方)からラインを読む:左右の曲がりを読む
    • なるべくボールから離れる(打つ距離の半分が目安)
    • なるべく低い位置から
    • なるべく正面で(両目の高さが同じで)
    • カップの向こう側の情報(景色など)を消す
  2. カップとボールを結んだ線を一辺とした正三角形を作り、低いサイドから読む:上下の傾斜を読む

慣れてくると、それぞれ 5秒づつ、10秒でできるようになる。スタート前の練習グリーンで、この二つを実行し、曲がり幅や転がりのスピードをチェックしておきたい。

「飛球線後方から読む」と吉本プロは言うが、僕のコーチは「ラインは必ず低い位置から読め。」と教える。カップとボールを結んだ時、低い方から読むのが鉄則と言われている。

最後の 1枚は、ラウンド中のチェックポイントである。ラウンド中に悪くなった時の原因と対策を、いくつか取り上げている。

  1. ドライバーの方向性が悪い
    • 毎ショット、飛球線後方からチェックしているか?「真実は飛球線後方にある!」
    • 「飛ばす」意識を捨て、「運ぶ」「フェアウェイに乗せる」に変える
  2. ドライバーの飛距離が落ちる
    • バックスイングでしっかり回転しているか?
    • ダウンスイングで頭がターゲット方向に突っ込んでいないか?
  3. フルスイングの打点が安定しない
    • 胸の面、ヘソの下向き(前傾)をキープできているか?
  4. アプローチがちゃんと当たらない
    • 手首を使い過ぎていないか?
    • 右下半身が動き過ぎていないか?右足の内側面を地面につけ、面で支える
  5. パターが入らない
    • 先に足の位置を決めていないか?
    • フェース面 → グリップ → 腕 → 上半身 → 腰 → 両足の順番で!
  6. よい流れを作れない・流れが悪い
    • ショット前の歩くスピードが速くなっていないか?
  7. 自信がなくなってきた
    • 無理やりでもいいので自信を持つ。自分で自分を信じなければ誰が信じるのか!

僕のフルスイングの打点はまだ不安定である。スイングについては、僕なりのチェックポイントがあるので、それを応用したい。

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