Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

2021年初打ちは残念な結果…。ショートゲームとメンタルが課題(ファイブハンドレッドC AG)

2021年の初打ちは友人のホームコース、ファイブハンドレッドクラブにて。コーチには「入間カントリーに比べて、そんなに難しくないはず」と言われるのだが、スコアメイクが難しく、もちろん「90切り」できたことがない。今回も OUT:48(17パット)、IN:50(16パット)、98(33パット)と残念な結果に終わった。まずまずのゴルフ日和で、気心の知れた仲間とのラウンドにもかかわらず、である。

ファイブハンドレッドクラブ:14番ロングホール

ゴルフ場に着くのが遅れて、朝のショット練習なしにラウンドしたが、ドライバーショットはまずまずの出来であった。途中テンプラ気味の球が3回連続して出たものの、腰の回転量を増やすことで当たりを取り戻した。フェアウェイキープ率 64.3%。

一方、ショートホールでは一つもワンオンせず。4番では 7I を左に引っかけて OB にしてしまった。「右に出球を出す」という練習テーマを、全然体現することができなかった。

酷かったのは 100ヤード以内のゲームである。ドライバーや 5W が飛んでいたせいか、80-120ヤードの距離からグリーンを狙う機会が多かった。PW でのフルショットは、左右にぶれ、グリーンに乗らない。挙句の果てには木の枝にぶつけてしまう。80ヤード前後の AW(50度)のアプローチは距離感が合わず、グリーンヒットしても奥にこぼれてしまう。一方、50-60ヤードの SW(56度)はショートさせてしまう。

さらにグリーン周りからの寄せが、輪をかけて酷かった。ほぼすべての寄せがトップして、ピンをオーバーしたり、挙句にはグリーンを行ったり来たりしたり。バンカーから一発で脱出できないこともあった。

グリーンも難しかった。下り傾斜は速いし、ピン横につけると曲がる。微妙なアンギュレーションを読み切れず、また距離感が合わなかった。

今年の目標は、平均スコア 93。そのためにショット(60Y以上):40、ショートゲーム(60Y以内):51、ペナルティー:2 が目標である。今回のラウンドは、ショット数 40 はまずまずだが、ショートゲーム数 57 がダメダメと、数字にも明確に表れている。

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DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2021.1.4500C OUT→IN(AG) (-/-)63517298485040573331晴れ、微風

  1. スコア:98、パット:33(1.83)
  2. ショット(60Y以上):40、ショートゲーム(60Y未満):57、ペナルティ:1
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:0%、パー率:11.1%、ボギー率:50.0%
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:11.1%
  6. フェアウェイキープ率:64.3%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:16.7%

コーチには「冬のゴルフにスコアを求めてはいけない。着ぶくれしてショットの精度は下がるし、飛ばない。薄芝など難しいライからのアプローチになる。冬は転がすアプローチに限る。ラウンド中にパターやユーティリティーでの転がしを練習して、距離感を養うなど、スコアではなく経験を積むことを主眼にすべき。」と言われている。僕も頭の中では「その通り」と思うのだが、実際にラウンドすると、スコアを求めてしまう自分がいる。

パーが来る前にトリプルやダブルパーを叩いてしまう。その後パーが来ないために取り戻せない。耐え凌げずダボが来て…。そういう流れのゴルフであった。そういう面では、相変わらずのメンタルの弱さが露呈したとも言える。パーが先に来ればいいのだが、それよりも先にトリプルが来ると流れに乗れない。

2020年最後のラウンドがワーストスコアであったという呪縛もあったかもしれない。そこから数週間、ラウンド勘も失われていたと思う。傾斜からのショットなのに、スタンスを調整するのを忘れてしまっていたのが、そのよい例である。また木の枝に 4-5回ぶつけていた。コースの罠に引っかかったとも言えるが、弾道(球の高さ)が予測できていなかった証拠でもある。

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ゴルフ ラウンド記

2020年にハマったスイング技術論

2020年、ゴルフスクールが休みになった間、YouTube の動画を見たり、本を読んだり、スイング技術論について少し「頭でっかち」になった時期があった。

理系ゴルファーの性であろうか、最新のセンシング技術によりグリップにかかる力が明らかになり、それを物理学で分析した「ジェイコブス 3D(Jacobs 3D)」にハマった。僕がスイングの参照モデルとしている三觜喜一プロの「うねりスイング」の科学的な裏付けとして、Jacobs 3D が推奨されていたことも、拍車をかけた。

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クラブを引っ張り続けること。切り返しでも飛球線と反対方向に引っ張ること。そういう教えであった。

そして2020年のキーワードだったと感じるのは「シャローイング」である。「GGスイング」により、シャローイングという概念がフィーチャーされ、さまざまなプロがそれに言及した。

三觜プロは「パッシブトルク」板橋プロは「裏面ダウン」森守洋プロは「右回り」のクラブの動きであると言っていた概念が「シャローイング」につながると思うが、その微妙な違いについて、本当はよくわからなかったというのが正直なところである。

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シャローイングでは、切り返しの時にキャスティングする動きが大事らしいが、井上透プロは「大概のアマチュアはキャスティングの動きができない」と断言しているし、自分のコーチにも「僕にキャスティングの動きを教えると、ボールを叩きに行くので教えない」と言われたし、僕自身にとって「シャローイング」は身につけるべき技術ではなく、頭の片隅に置いておくだけの概念として昇華された。

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結局のところ、意識しているのは「入射角をシャローにする」ということである。そのためにはインサイドからヘッドを出すことになる。そこで「クラブを倒す」というシャローイングの意識は捨て、よりシンプルに「バックスイングよりもダウンスイングでは体に近いところをヘッドが通る」くらいの意識に、自分の中では留めている。

あまり難しいことは考えずに、インサイド・アウトのシンプルな「ドロー打ち」のためのスイングに回帰したとも言える。そのシンプルなスイング論が、菅原大地プロの「サイコー(最大効率)スイング」であった。非常にオーソドックスなスイングだが、170cm、62kg という体でも効率的に使えば、300ヤード飛ばせるというのが魅力的である。

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そうそう、2020年最後は「4スタンス理論、再び」でもあった。A2 パラレルの僕には、うねる動きやタメる動き、地面反力などを身につけるのは難しいことを改めて思い出したのだった。

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2020年の成績を振り返り、2021年の目標を立てる

46歳でゴルフを始めて12年、2020年のゴルフの成績・スタッツを振り返り、2021年の目標を立ててみよう。

2020年、まず何と言っても、コロナウィルスの影響が大きかった。4月からほぼリモートワークになり、また週1回のゴルフスクールが 2ヶ月お休みになった。この間、運動不足解消のためにウォーキングを始めゴルフの練習に行く回数も増やした

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ウォーキングで下半身がしっかりして、振れるようになったからだろう。飛距離が伸びた。ドライバーのキャリーが 220ヤード、ランも入れると 230-240ヤードくらいになった。アイアンも 7I のキャリーが 150ヤードと、5ヤードほど伸びた。ミート率も向上している。

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ここ最近は 90台前半のゴルフができるようになったと感じている。「90切り」はなかなか難しかったが、それでも 2020年は後半になって 80台を出せるようになってきている。そして 2020年、何よりも特筆すべきは、「ハーフ30台」、39 を 2回出したことである。パーやバーディーを獲る回数が増えたのが要因だと思う。もしかしたら「70台」を出すことも全くの夢ではないかもしれない。平均「80台」のゴルフへ向かって、希望を抱くことができる。

パーやバーディー数が増えたのは、スタッツからもわかる。パーオン率が 12.9% と向上し、バーディー 2.2%、パー 21.8%となっている。

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成績:2018年 - 2020年

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成績:2008年 - 2020年

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成績:2008年 - 2020年

2020年の目標は、平均ストロークを 2打縮めること、すなわち

であった。これに対して

と、どちらの目標も達成することができた。悔やまれるのは、最後のラウンドでワーストスコア 108 を叩いてしまい、平均ストローク 「95切り」を逃したことである。

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2021年の目標は、平均ストロークを 2.5打縮めることとする(なぜ 2.5打なのかは、後で詳述する):

ハンディが 16 というと、Aクラス目前ということになり、かなりハードルの高い目標になる。平均ストローク 93 だと届かないかもしれない。

もう一つの目標である平均ストロークを 93 もかなり難易度は高いが、もしかしたら達成可能だと考えている。なぜなら、2020年最後のワーストスコアを除けば、直近10回の平均ストローク 91.4(直近 5回:90.8)、ワーストスコアを含めたとしても、直近10回で 93.6(直近 5回:94.2)だったからである。2020年後半のゴルフの内容を、1年通して続けることができれば、つまり 「80台」をもっと出せるようになれば、この目標は達成できると信じたい。

尾林弘太郎プロが書いた『ロジカルゴルフ』という本の中で、スコアをショットとショートゲーム、ペナルティーの3つに分けてつける「3分割スコア表」という勧めがあり、これを僕はずっと実践してきている。「ロジカルゴルフ」の視点から、スコアを分解してみると、改善ポイントが見えてくる。

まず「3分割スコア」について説明すると、次のようにカウントする:

  • ペナルティー数:実際に打っていないストローク
    • OB、ロストボール:+1、前進4打の時は +2
    • ウォーターハザード、アンプレヤブル:+1
  • ショートゲーム数:フルショットでない短い距離、およびパット数
    • フルショットではないウェッジからカウント
    • 60ヤード以内が一つの目安
  • ショット数 = 合計スコア ー ペナルティ数 ー ショートゲーム数
    • 通常のショット
    • 林などトラブルからの脱出
    • フェアウェイバンカー

ショートゲーム数において、「フルショットではない短い距離」をどのくらいに設定するかは、個人差がある。僕の場合、ウェッジでのハーフショットの距離として、60ヤード以内をショートゲーム数にカウントしている。

2020年と2019年の「3分割スコア」を比較してみよう:

2020年 平均ストローク:95.4 = ショット(60Y 以上): 40.9 + ショートG(60Y 未満):52.2(パット 32.0) + ペナルティ:2.4

2019年 平均ストローク:97.5 = ショット(60Y 以上): 41.5 + ショートG(60Y 未満):53.6(パット 34.5) + ペナルティ:2.4

2019年から2020年の平均ストロークが 2.1打縮まった内訳は、ショット(60ヤード以上)で 0.6、ショートゲーム(60ヤード未満)で 1.4 である。そしてショートゲームではパット数で 2.5、縮まっている。

パット数が改善して 32.0 となっているのは上出来だろう。パッティングそのものがよくなっていることと、グリーン周りからの寄せ(10数ヤード以内)がうまく行っていることを示している。

一方、ショートゲームの中でも、60ヤード未満からグリーンを狙うウェッジのショットの精度は、もっと磨く必要がある。パーオン・ボギーオン率が 58.2% から 55.4% に下がっていることからも、それは見て取れる。

ショットについては、飛距離も伸びているし、最近はスイングの質も着実によくなっていると感じてはいるが、1年を通してのスコアへの貢献は 0.6 しかない。ここで改善すべきは、ペナルティーが全然減っていないことだろう。OB率、ペナルティー率については、2019年よりも悪化している。18ホールにつき、1回の OB、1回弱のペナルティーがある。これらを減らすには、大きく曲げない・ミスしないショットが求められる。

『書斎のゴルフ Vol.24』(2014年10月)に「3分割スコア」のレベル別の目標値が示されている:

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3分割スコア( Ⓒ尾林弘太郎 2008.1.1)

今の僕は、ショット数:40.9、ショートゲーム数:52.2、ペナルティ:2.4 、合計スコア:95.4 だから、この表のちょうど「レベル7」に相当する。パット数:32 のみ「レベル10」相当だが、逆に言えば、パット以外のショートゲーム、すなわちウェッジの出来は水準以下ということになる。

次にめざすべきは「レベル8」の段階であり、ショット数:39、ショートゲーム数:48-49、ペナルティー:2.5、合計スコア:88-91。ショットで 2打、ショートゲームで 3-4打、合計で 5-6打の改善が必要である。一足飛びに 5打縮めて、この段階に行くのは難しい。まずはその半分の 2.5打を減らすことを、2021年の目標としたい。これが 93 という目標値になる。

2021年の目標をまとめておこう(カッコ内は対2020年):

  • ハンディキャップ:16 (-2)
  • 平均ストローク: 93 (-2.5)
    • 60Y以上: 40(-1.0)
    • 60Y以内: 51(-1.5)
    • ペナルティー:2(-0.5)

この数値目標を実現するために、

  • ティーイングショットでの大曲がりをなくし、OB にせずにラフにとどめること
  • セカンドショット、サードショットの精度を上げて、パーオン率を上げること(これによりウェッジでのアプローチが減る)
  • パー3のショートホールでは、半分の 2ホールでパーオンさせること
  • 60ヤード以内に入ってきたら、必ずグリーンに乗せること

がめざすべきゴルフの内容になる。

ゴルフ 通算成績

尾林弘太郎プロ「ロジカルゴルフ」

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ちょっとしたことで崩壊する脆弱なスイングだが、幸い重症ではなかった

今日はゴルフスクールの振替日。昨日の悲惨な月例競技について、コーチに報告し、スイングを見てもらった。

  • バックスイングが浅くなったのかと思ったが、そうではない。
  • ごくわずかだが、スピンアウトしている。腰が後ろに引けるように回転している。
  • その原因は、切り返しで左足を踏み込めていないこと。左足のつま先方向への踏み込みが足りないまま、回転してしまっている。
  • ほんの少しだけ、踏み込みが足りない。ほんの 1-2cm の世界。
  • 腰を回転させる意識が強過ぎたのではないか?
  • 切り返しで踏み込んでから回転する練習をする。クラブパスはスクエアというより右への球出しを意識する。
    • まずはピッチングウェッジやショートアイアンで、スイングを整える。
    • ミート率が上がってきたら、長いクラブで練習する。
  • 切り返しの時に、腰を左にスライドさせる意識があっていい。
  • あるいは、身体で「8の字」を描くイメージがあってもいい。
  • もっと下半身・足を使え。叩くな。

コーチは親指と人差し指で 1cm ほどの空間を示して、そのくらいわずかな差だと教えてくれた。

そのわずかの差を生んでいるのが、切り返しでの左足の踏み込みである。もともと左足の踏み込みができているという前提で、「腰を切る」「左股関節を後ろに引く」「腰を開くだけ開く」といった教えを受けてきた。その前提条件が満たされなくなった途端、スイングは崩れてしまう。

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コーチに言われた通りに練習したら、瞬く間に症状は治って、当たりが戻ってきた。さすがコーチである。普段の僕のスイングを見てくれているので、すぐに気づいて修正してくれた。ありがたい。自分だけで修正しようとしていたら、そのまま深い闇に包まれたままだったであろう。

ちょっとしたことで崩壊する脆弱なスイングではあるが、幸い、今回は重症ではなかった。

  • 切り返しでの踏み込み。下半身を使うこと
  • バックスイングを深く

こういったエラーの傾向を、頭に刻んでおこう。

ドライバーだと、どうしても球を叩きに行ってしまうので、さらに荒療法を教えてもらった:

  • バックスイングを速く。こうすれば「叩きに行く」暇がない
  • 本来、バックスイングのテンポは人それぞれ。これを速く行うことで、物理的に叩けなくする。

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ドライバーショットとパットが崩壊!今年最後の月例競技で今年のワースト・スコア!

最近は80台もでるようになり、ここ数回のラウンドのスコア平均は 90、JGAハンディキャップも 18.1 と自己最高(GDO ハンディは 15.9)、まずまずの調子で臨んだ月例競技であったが…。ドライバーショットとパットが「崩壊」し、パー0。今年最後のラウンドで、今年のワースト・スコアを出してしまうと言う大反省の試合となってしまった。呆然自失、意気消沈して帰路についた。

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まずはドライバー。3番までは球を右に出せていたのだが、4番でいきなり左に曲げて、崖下に落としてしまう。ロストボールを考えて暫定球を打つ。テンプラ。誰もボールがどこに行ったかわからない。もう一度、暫定球を打つ。1球目と同じく左に引っかけて、崖下に。今まで一度も落としたことのない崖下に、連続して落としてしまうなんて。何だ、どうしたんだ?

結局、崖下に落ちた1球目が見つかり、そこからのリカバリーに2打かかり…。同伴競技者を待たせてしまって、気も焦る。9打(+4)を叩く。

続く5番。ここでもボールはテンプラ気味に、左のOBゾーンに消えていった。この2ホールで完全に自分のスイングを見失ってしまった。ここからはもう振り切ることができなくなり、自分でも「手打ち」になっているのがわかる。その後のドライバーはまともな当たりはなくなり、右に球を出すこともできなくなり、左に曲がるし、どこに行くかわからない状態。自分に何が起こっているのか、まったくわからない。

そしてパットも酷かった。1番で 50cm のパットを外して3パットしたのが響いた。「寄せなきゃ」という思いが強くなったのか、ロングパットを思い切り打てなくなってしまう。ずいぶんとショートしたり、意図せずパンチが入ってオーバーしたり。これも「手打ち」になっていたように思う。いつもの腕の力感が失われていた。何と 4パット 2回、3パット 4回。42パットは自分でも開いた口が塞がらない。せっかくパーオンしたのにボギー(2オン3パット)にしたり、ダボ(1オン4パット)にしたり。パーを逃しているようでは、流れも作れないし、スコアメイクできない。

なぜこういう事態になったのか?久しぶりの月例で、ちょっと緊張していたのだろうか、地に足がつかない感じがない訳ではなかった。月例なのにセルフでまわることになり、一緒に回るのはいずれもハンディ 16台の Aクラス目前の方たち。「この人たちについていけば、90前後で回れるだろう」と思っていたつもりなのだが、1番のパー5でミスショット連発、ショートパットを外して 9打といきなり叩いてしまい、精神的に少し追い詰められてしまった。さらに4番では、暫定球を2回打ち、崖下トラブルからのリカバリーでずいぶんと時間を要し、「同伴競技者に迷惑をかけている」という気の焦りも増長した。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2020.12.13入間CC OUT→IN(AG) (69.9/120)6216721085850436442519.7ft、晴れ、微風

  1. スコア:108、パット:42(2.33)
  2. ショット(60Y以上):43、ショートゲーム(60Y未満):64、ペナルティ:1
  3. パーオン率:11.1%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:0%、パー率:0%、ボギー率:44.4%
  5. ダブルボギー率:33.3%、トリプルボギー以上率:22.2%
  6. フェアウェイキープ率:35.7%、OB 発生率:5.6%、ペナルティ率:0%、ガードバンカー率:22.2%
ゴルフ ラウンド記

タメを作らない。腕をほどく。ひじを伸ばす。右サイドで振る。シャフトをしならせる。

ヘッドをインサイドから低く入れて、右に球を出す練習を続けている。その一方で、コーチは他のスクール生と「タメをつくらない」ことについて話していた。ダウンスイングで腕を引きつけてタメを作ろうとするのは間違い。むしろ腕をほどいていく。それによりダウンスイングのアークが大きくなり、低く長いインパクトゾーンとなる。腕をほどくとダフりそうに感じるかもしれないが、腰が回転しているのでダフらない。

「右腕をほどいていくのと、アーリーリリースとはどう違うのか?」と聞いてみると、リリースと言った時には、手首を完全に解放してしまうことで、ダウンスイングで手首はリリースしない。右ひじを伸ばしていく。シャローイングのための切り返しでのキャスティングの動きと、アーリーリリースとの違いが、素人には、なかなか区別がつきにくいが、その違いがわかるヒントをもらった気がした。

いずれにせよ、この「腕をほどく」「ひじを伸ばす」のは教えるのは簡単ではないらしく、その感覚を身につけるドリルとして「右手一本で、体に腕を引きつけずに、インパクトする」練習を勧めていた。僕もやってみたが、右腕だけのスイングでちゃんと球をつかまえられており「できている」とのこと。これは嬉しい。

三觜TVに、「腕をほどく」ことを紹介した動画が掲載されていた。ダウンスイングで右肘を伸ばしてインパクトする。右肘の角度は、ダウンスイングにおいて広がっていく。まさにコーチに習っていたこと、そのものである。


ドライバーの突っ込みスライスをなおす!

このように大きなアークで、体の右サイドで振る(と同時に腰は回転している)のは、クラブのシャフトのしなりを最大限に使うためである。そのことを解説しているどうががこちら:


シャフトのしなりを使ってドライバーを打ってみよう!【100切りへの道】

この動画と同じ「シャフトをしならせる」ドリルについては、以下の本でも紹介されている:

この本はシャフトをしならせる身体の動きを詳しく解説している。「うねりスイング」の動作を、より細かく分解して説明していると、個人的には理解しており、共通するドリルも紹介されていて、参考になる本である。

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「激芯ゴルフ」にて「4スタンス理論」、再び。A2 の自分に「うねりスイング」は合わない?!

11月末から12月初めにかけて、このブログの「4スタンス理論」へ言及したエントリーへのアクセスが増えた。BSフジ「激芯ゴルフ」で紹介されたからだろう。身体の特性を4つのタイプに分け、それぞれに合った身体の使い方をしよう、という理論だ。ゴルファーの間では、ちょっとした「血液型談義」みたいに流行ったこともあったと思う。

www.bsfuji.tv

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ゴルフ 4スタンス理論 (池田書店)

ゴルフ 4スタンス理論 (池田書店)

「4スタンス理論」については、上の二つの本に詳しい解説がある。今回の「激芯ゴルフ」はそのエッセンスの紹介である:

  • Aタイプ:膝とみぞおちが一直線で力が入る。つま先重心
  • Bタイプ:膝が動いて、かかと・股関節・首の付け根が一直線になると力が入る。かかと重心
  • 1タイプ:上腕と太腿が内旋する。内側体重
  • 2タイプ:外旋する。外側体重

この組み合わせで A1、A2、B1、B2 の4つのタイプに分かれ、A2/B1 は身体をパラレルに使うし、A1/B2 は身体をクロスに使う。パラレルは左右対称に動き、クロスは身体を交差させるように動く。僕は A2 パラレル型なので、切り返しが速く、タメを作りにくい。パッシブトルクに代表されるシャローイングの動きは合わない、と認識している。

今回の「激芯ゴルフ」にて、A2 タイプ、パラレルタイプに参考になる話をいくつか聞けたので、メモしておこう:

  • Aタイプは、軸足は左、みぞおちと膝を中心にスタンスをとる(お尻を動かす)。膝とみぞおちが一直線になった時に力が入る。
  • 体をほぐす時は、股関節・肩周りを動かす。A2 タイプは肩を後ろ回しに動かす。
  • A2 タイプは、どちらかの肩が下がったら、もう一方の肩が上がる。肩を直線的に入れ替えることでスイングする(代表:タイガー・ウッズ)。右肩を上げてバックスイング、左肩を上げてダウンスイング、その場でクルっと回る。
  • 切返しが速く、タメがない
  • ボールの後ろからターゲットを見た後、回り込まずに、直線的にアドレスの位置に入ることができる
  • 傾斜のライ:Aタイプは軸足の左足を中心にして立つと、スイングし易い。
  • 左足下がり:Aタイプはクローズドスタンスをとる。
  • A2/B1 パラレルは、斜面なりに立つ。
  • 左足上がり・つま先上がり:A2は左足に体重を乗せて立つ。

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僕は三觜プロの「うねりスイング」を参考にしているが、A2 パラレル型にとって、肩と胸郭を分離して右回りにヘッドを動かす「うねりスイング」は、なかなか身につけるのが難しい動きである。とはいえ、三觜プロが参照すべきスイングとして挙げているのは、アスリートゴルファーであればタイガー・ウッズ、アベレージゴルファーであれば申ジエ。実は二人とも A2 タイプのプレーヤーである(『Golf Today 2020年12月号』)。その矛盾に悩みつつも、時間をかけて何とか「うねりスイング」の要素を自分のスイングに取り入れてきたような気がする。

『Golf Today 2020年12月号』で三觜プロは、二人の A2 タイプのトッププレーヤーのスイングについて、次のように解説している:

  • タイガー・ウッズ

    • クラブの挙動がスムーズで途絶えることがなく、素振りの途中で打ってしまう印象
    • クラブを常に引きながら回し続けることで、長いインパクトゾーンを実現
    • ダウンスイングで手が低い位置に保たれるのは、クラブを引っ張り続けている証。手元が低いほどヘッドは上がり、大回りかつ遅れてくる
    • このように動くには、ヒジから先が左に回り続けているスピネーションの動作が入っている
  • 申ジエ:

    • 素振りの延長で球を打つ。つまりクラブの重心を感じて、クラブが動きたいようにしている
    • 「右回りさせる」のではなく「右回りしてしまう」究極のスイング
    • クラブの回転力でボールを飛ばすので、クラブが動き続けて、再現性が高く、インパクトで止まらない